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詩 と 詞

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藤野櫻子の世界。
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僕たちが見た世界

僕たちが見た世界はまだ 色もなくて透き通った世界 切り取られたように 真四角な街 どこにも行けないから 今日もひとり 寂しくなんかないって 強がりなんかじゃない 確かなものなんて 誰もくれやしない 僕たちが見た世界はまだ 色もなくて透き通った世界 僕たちはまだ知らないから 生まれ堕ちた本当の意味を ボロボロになって ちぎれた羽根 何かを信じるたび 傷つくだけ 痛くなんかないって 強がりなんかじゃない 声をあげ泣いたって 誰も気づきやしない 真っ白く生まれてきたのに 羽根はいつか黒く染まって 僕たちが今見ているのは 嘘偽り哀しい世界 ひとりくらい消えたって すぐに忘れ去られる 涙を流したって ただ苦しくなるだけ 僕たちがいた世界はただ 色もなくて透き通った世界 僕たちが今夢見るのは 愛に満ちた優しい世界 僕たちが見た世界はまだ 色もなくて透き通った世界 Word & Music by Sakurako Touno 3rd album 『That Day 』収録曲 【僕たちが見た世界】

拭えない虚しさを抱えながら どこまで歩き続けるだろう 掴めない真昼の月追いかけて 辿り着いたこの湖 悲しみを優しさに変えられるように 小舟に願いを託すけど 静かに寄せて返す波間に漂うだけ 言葉に出来ない孤独は増してゆくばかり Word & Music by Sakurako Touno 4th album 『Green-eyed doll』収録曲 【湖】より抜粋

その先にしか見えないもの

苦しくして逃げたくなる。 現実を見て吐きそうになる。 やめてしまうのは簡単だ。 この足を止めてしまえばいい。 これが自分だから仕方ないと開き直ってしまえばいい。 そうやって何度、自分から逃げてきたのだろう。 そうやって何度、心を殺してきたのだろう。 欲しいものは 簡単に手に入らない。 欲しいものはそんな簡単に手に入るようなものじゃないんだ。 この 苦しい の 先にしかないものがあることを知っている。 そこを越えなくちゃ見れない景色があることを知っている。

永遠の雪

あなたがくれたものは終わりを知らない愛 あなたが残したのは灼けた胸の傷痕 明日は来ない 何度目を開けても 雪暗れていく この街は寂しいだけだから あなたに逢えない切なさが 永遠の雪を降らせます あなたに二度と逢えないなら このまま静かに埋もれたい Word & Music by Karen Tachibana 2nd album 『Eternal Blue 』収録曲 【永遠の雪】より抜粋

雲母

憧れたちは夢を探して 風吹く丘をひとり彷徨う 生まれた瞬間 失くしてしまった 遠い記憶 約束の場所 憧れたちは夢を見ている 流れた星が燃え尽きるまで 消えない命と 忘れた時代の 青い記憶 懐かしい場所 憧れたちは夢の彼方に 風吹く丘の永遠を見た 憧れたちは夢を見ている 流れた星が燃え尽きるまで Word & Music by Karen Tachibana 2nd album 『Eternal Blue 』収録曲 【雲母】より

失恋

言葉なんてきっと意味をもたない あまい声で抱き寄せたりしないで あなたに忘れらたなら どんなに楽だろう 止まった時計の針を ひとりもとに戻すだけ Word & Music by Karen Tachibana 2nd album 『Eternal Blue 』収録曲 【失恋】より抜粋

another sky

雨に濡れてるRainbow 遠回りの未来 雲の切れ間にHeaven そこまで逝きたい 埋もれてもがいては 立ち止まる夢のあと 通り過ぎた涙 僕を変えてゆく 雲になる 月になる 誰にも掴めないほど 輝いた星になる 誰かを照らせるように いつだって探していたんだ 本当の僕になれる場所 羽ばたいた空の向こうに 光を見つけた Word & Music by Karen Tachibana 1st album 『Bitter 』収録曲 【another sky】より抜粋

Warmth

人は皆誰も寂しいから 寄り添って許すことを覚える あなたのくれたぬくもりが その声がこんなにも痛い いつか生まれ変わったら もう一度私を見つけて あなたが好きだと言った この詩をもう一度うたうから Word & Music by Karen Tachibana 1st album 『Bitter 』収録曲 【Warmth】より抜粋

もし、私が死んでしまったら。

もし、私が先に死んでしまったら 早く私を忘れてほしい。 だって 私たちは もう会えない。 一緒には いられないのだから。 あなたが私を想って寂しくないように。 あなたが長い夜を過ごさないように。 あなたが悲しい涙を流さないように。 あなたが笑ってくれるなら、それがいい。

悲しい誓い

どんなに僕が願ったところで世界が変わるわけじゃないからさ。 純粋な気持ちで月を見ていられたあの頃に戻れるわけでもないからさ。 あなたにはもう何も期待せず ただ「あきらめる」という選択を。 どんなにこの心が痛んでも 「二度と関わらない」とボクはボクに誓う。 同じようなことで何度もしょっぱい涙を流すのは もうまっぴらなんだよ。

本音

恩を仇で返すような、そんな人間にはなりたくない。

手放す

苦しくなるだけだから執着はしない。 いらないものは手放していく。 物も 感情も 関係も すべてただ静かに手放していく。

吐露

あの時の精一杯を あの時のすべてを出せるのものを 差し出してきたのに。 一生懸命 捧げたにも関わらず そのことまでも まるで なかったかのように あまりにも自分勝手な正義を『自己満足』という剣で振りかざす。 だけどあの人は きっと同じことを繰り返す。 いつだって都合が悪くなれば可哀想な私。 そんなんじゃ誰からも愛されやしないよ。

お月さま

秋の風が窓を叩く ひとりきりの夜 悲しくて寂しくて お月さまと話してる もっと上手に気持ち伝えられたら もっと上手に泣けたなら 迷うこともつまずくことも 怖がらずに生きてゆけるのかな 満ちては欠けてくお月さま こんな僕を慰めてくれる 何にも心配しなくていいよ そう言って歌っている 優しい光包まれた ひとりきりの僕 眠れない夜はそばにいてよ お月さまどうかお願い 誰か気遣って空回りをしてる 本当のとこは隠したまま 傷ついてまで僕のことを 知って欲しいなんて思えないから 満ちては欠けてくお月さま どんな僕なら強くなれる 何にも心配しなくていいよ そう言って笑っている 満ちては欠けてくお月さま ありのままの僕でいいと 何にも心配しなくていいよ そう言って消えていった Word & Music by Sakurako Touno