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やる気を「ゼロ」にするマネジメントの「落とし穴」

今回は複業人財を受け入れる側(マネジメントする側)の立場の人に向けの内容です。複業人財のやる気を削いでしまうマネジメントの落とし穴についてお話していきます。

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そもそもマネジメントは必要なのか?

前提として、複業として参画する人財はその領域の専門家であるため、そもそもマネジメントする必要はあるのか、という議論からはじめましょう。

結論、マネジメントする必要、あります。

ただ、通常の例えば社員のメンバーのように、ちょっとモチベーション下がってそうだからこまめにお悩み相談したり飲みに連れて行ってあげよう、といったアクションはしなくても大丈夫です。(もちろんしてもOK)

複業参画の場合、ある程度ミッションが定まっていると思うので、そのミッションに向かって全力を尽くすのは義務であり、管理するまでもないからです。

ただ一方で、最低限のモチベーションは維持しておく必要があります。「最低限のモチベーション維持」これが、複業人財のマネジメントです。


出来すぎるから、任せすぎてしまう。

複業人財は、御社が抱えている課題を既に解決した経験があったり、その領域の専門家であるケースがほとんどです。また、比較的優秀な人が多いです。

そのため、仕事を任せすぎてしまう、というケースがよくあります。

自走してミッション達成にグングン注力しているので、いつの間にか放置してしまっているという状態。これは危険なので、もしやってしまっていたらいますぐ改善しましょう。


「無関心」こそ最大の落とし穴

任せすぎてしまうことのリスクはいくつかあります。その人依存で業務が進みすぎて一向に内製化出来ないというリスクや、元々いたメンバーのやる気がなくなってしまうというリスクがあります。

ただこれらのリスクは、あくまでも仮説段階であり、こうなるかもしれない、という可能性の話でしかありません。十分に注意を払っておけば回避できるリスクとも言えます。

これらを踏まえて最も厄介なことは、仕事の任せすぎにより「複業人財の働く意義」を削いでしまうことです。

複業人財は外部パートナーとはいえ、限られた期間・限られた領域に関しては共にミッション遂行に励む仲間です。彼ら自身、そのプロジェクトに対して何らかのやりがいを感じているからこそ、注力しています。

一人で黙々と仕事をしなければならないシーンが多くなるのは仕方のないことだとしても、完全に一人孤立しているような状況だと、「いったい何のために自分はこの仕事をしているのだろう」と、徐々に意欲が薄れてきてしまいます。

もちろんその領域のプロとして、たとえどのような状況であっても自身の任務遂行に向けて注力し、結果にコミットしますが、そもそもの意欲や働く意義が薄れていると良いパフォーマンスは出にくいです。

言い換えると、チームとして迎え入れることが出来さえすれば、より良いパフォーマンスを期待できるとも言えます。

人が最もモチベーションが低下するのは、相手に無関心に扱われること、とされています。仕事でも同じです。与えられた仕事を一人でただ淡々とこなすよりも、称賛されたり、時には厳しいフィードバックであったとしても、相手からの反応がある方が意欲的に取り組むことできます。

つまり、複業人財をマネジメントする際には、仕事を任せすぎて無意識のうちに「無関心状態」に陥っていないか、注意する必要があります。無関心は人から意欲をそぎます。

スタンプだけでもいい。意識的に反応を。

複業人財のパフォーマンスについていちいち関心を持って取り組むことは、実務上容易ではないかもしれません。それでも、無関心状態に陥ってしまうことはよろしくない。

実際に私も、この課題に陥った経験があります。

そこで400件以上もの複業プロジェクトを通じ、どのように複業人財をマネジエントすべきかを分析しました。すると、うまくいっているプロジェクトを紐解くと共通して言えることの1つに、「レスポンス回数が多く、レスポンススピードが早い」ということが明らかになりました。

例えば極端な話、「〇〇な件、完了しました」という複業人財からのメッセージに対して、即座に「ありがとうございます」と一言いえるか言えないかで大きな差が生まれるといっても過言ではありません。

このメッセージのキャッチボールがあるかないかで、「自分はチームの一員として業務に取り組んでいるんだ」とオーナーシップを持って業務に取り組めるか否かが決まります。

ただ、内容的に反応しにくかったり、そのタイミングでは他のことを考えていて、うまく返答できない場合もありますよね。

そんな時は、「ありがとうございます。また2時間後に返答します」という形で場を繋いだり、それすらも厳しければ、スタンプだけを押しておく、というアクションが必要です。

特に今はリモートで業務遂行する機会が多いと思うので、より意識的に反応する必要があります。


まとめ

複業人財のやる気をゼロにしてしまうマネジメントの落とし穴、という内容について話しました。結論、無関心と感じられてしまうことが最大の落とし穴です。これを回避するために、忙しければスタンプだけでもいいので「素早くレスポンスする」ことが大切。このマネジメント手法は今日からすぐに実践できると思うので、早速試してみてください。

・複業人財(外部人財)とはいえ、意欲高く仕事をする方が結果的に生産性が上がり良いパフォーマンスを発揮するため、最低限のモチベーションを維持するためのマネジメントは必要。

自分に対して相手は無関心なんだと感じられる時、人は意欲が低下する。(その領域の専門家だからといって任せすぎてしまうと、いつの間にか無関心マネジメントと捉えられてしまい、働く意欲を削いでしまう。)

・スタンプだけでもいいので、素早くたくさん反応することで、最低限の帰属意識を維持できる。


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