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noteの急成長の影でメルマガ最大手まぐまぐが赤字転落

3月31日は非上場企業の官報での決算公告が多かったのですが、そこでまぐまぐの業績が公表されていました。

先月まぐまぐの記事を書いたばかりだったのですが、昨年度の決算は当期純利益が3,169万円の黒字。非上場で大企業扱いでもないため、売上などP/Lはほとんどわかりませんが、今期の開示された決算は以下のとおりです。

まぐまぐの業績

なんと一気に1.9億円の赤字・・・把握できている限りでは過去2期は黒字でした。

開発スピードは最近上がったなと感じてはいたものの、原因はなんだろうか。

開発人員の増加だとしても資産化されるし、単年度でそこまで大きくインパクトは出ないだろう。考えられる原因の1つはメルマガ発行者のプラットフォームの移行が進んでいること。

どこまでかは不明ですが、事実としてまぐまぐの上位発行者であるホリエモン、藤沢数希、永江一石、磯崎哲也等はここ最近noteでの有料コンテンツの販売を開始している。noteで販売開始したコンテンツは編集等手を入れているとはいえ、基本的にはメルマガで配信していたコンテンツがメインだ。

また後発でメルマガ市場に参入したドワンゴが運営するメルマガプラットフォームである「ブロマガ」も2015年4月に30万人の有料登録者がいることを発表していることから、メルマガプラットフォームの間でも競争が激化しているのも理由だろう。

2014年3月に投資ファンドであるニューホライズンキャピタルが出資した時には、早ければ2017年にもIPOを目指すとしていました。そこまであと1年。

巻き返すことはできるのだろうか。