9年前の今日
あの日私は子供の春休みと合わせて、ユニバーサル スタジオ ジャパンのパークにいた。
子供の携帯速報で
母さん、東北で大きな地震があったみたいだよ、
と聞き、数分後に勤務していた会社の所属部署から、安否確認の連絡が来た。、
今どこですか?無事ですか?という同僚の質問に回答。職場は液状化の影響でだいぶ揺れたようだ。同僚の声は動揺していた。
パークでは震度1か2だったので、外にいても微かに揺れを感じる程度だった、というより、気がつかなかった。乗り物ストップしたのも、なぜなのかわからなかったくらいだ。
その時点では東北沿岸は津波が来ると、携帯のニュースで確認したが、それほどでは無いだろうと、思っていた。未曾有の事態になるとは予想していなかった。
私たち家族はもう一泊大阪に泊まる予定だったのを取りやめ、帰宅することにした。
高速は通行できるかわからなかったが、とにかく、呑気なことはいってられないことだけはわかっていた。
難なく帰宅し、ウチの中はホウキが1本倒れたくらいの被害だったのに安堵したことを覚えている。
この地震を機に私の人生は大きく変わって行った。
会社の雰囲気も変わり、仕事も変わり、信念も変わった。
それまではまだ、ハッピーな自分がいたのに。
日本は一気にモノクロになったようだった。
そこから脱出するため希望の光を探していた。
自然、命、絆、人生いろいろ考える事が増えた。
未曾有な災害はいつやってくるかわからない。
だったら、自分のやりたい事をやろう!と
会社を辞めて、自由になった。
これからは災害に左右されない仕事を構築しようと思った。
悲しみは心の隅に残っている。
憂いているばかりでなく、
生かされている自分をどう使うか
神さまに試されているかもしれない。
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