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なぜ会社は人を育てなくなったのか?

一つの疑問を友野にしてみた

「今の会社って、勿論全部じゃないけど人を育てる氣ってないのかな?最初からいい人材が欲しいって感じじゃない?

それって、やる氣はあって潜在能力がある人は淘汰されて、すでに技術はあるけどどこででもできちゃう人が残るって感じになると思うんだ。育てる事に対して時間と労力がかかるからなのかな?」


「働いてて思ったけど、パートやアルバイトは勿論、社員ですら“いつもの毎日を送りたいから波風立てないように”って感じで向上心とは無縁な無気力さを感じていたんだ。だから、会社という組織が凄く嫌だった」


友野の答えは

「人は育てなければならない」


でした。海外から入ってきた風習を取り入れる前は新入社員を1から育ててリーダーにしていき、会社を回していたようです。

会社は社。一つの社会。全員で一つの目標に向かって走っていって、良いものができます。


「社内が変化していかないということは、
落ちぶれて行っていると同じなんだ」

「桜賀和さんの疑問に答えられるいい本があるよ。
しかも漫画で読みやすいんだ」


そう友野が渡してくれたのは、

「マンガでわかるトヨタ式カイゼン 監修:若松 義人」

というものでした。


そこには私が会社員時代鬱々としていた問題と解決方法がズバリ描いてありました。

何かミスをした時に

「どうしてミスしてしまったの!?」

と言われる度に自分でもどうしてか分からないし、解決方法なんてもっとわからず、ただ謝るしかありませんでした。しかも、結局解決方法を教えては貰えませんでした。

分からない所が分からなくて、そして分からないまま。(トンチ…?)

数日考えたこともありました。

聞いても教えてくれませんし、無理やり聞いてもその人の言い分だと、結局は「あなたが使えないから」という結論にいくしかない。


社内は嫌な空氣のまま。成長はなし。

後から他の方に聞いてみると下記のような答えが多かったです。


「あの人は氣分で怒るから仕方ない。機嫌のいい時に話しかけないと」

「あの子がああなってしまったのは、事前に説明をしたり手回ししてあげなかったからなのに…、目を付けられてしまったのだから仕方ない…」

「あの人の目の届かないところでしたことが氣に喰わないんだよ」


同僚や先輩たちは心の中でこう思っている人たちも沢山います。自分が怒られてない時にこのような話しを聞いたことがありますが、誰もその問題解決をしようとはしません。

波風を立てたくないのです。

仕事とはお局さまや上の役職の方の仕事の仕方やご機嫌を尊重し、楽しくないものだ。という世界が確立してしまっているのです。

私は発達障害と回りくどい事が分からない。やっていることに関係ない事が発生すると、前後のつながりが一から分からなくなってしまいます。

無駄な事が嫌いな性格もあって、相手がお客様の為、会社の為という氣持ち以外で仕事をしているなんてこと夢にも思わず、

ド直球も、バッドの芯で打ち上げるホームラン級に、お局だろうが上司だろうが言ってしまってました(笑)

今になって彼らは自己中心的な氣持ち、身の保身で仕事をしていたのだと氣がつき、ショックを受けたものでした。


何ですか?“氣分”って。何しに職場に来ているのでしょうか?
家族に対しても氣分なんてしてはいけないと思うので、1人でやってて欲しいのですが。


・・・嫌われるわけです(笑)


トヨタ式と呼ばれるものでは、「原因を究明しろ」と言っています。

ミスを個人の責任ではなく、組織全体の問題として考え、根本的な問題の原因が見つかるまで徹底的に遡る。5回の「なぜ?」という問いかけにより遡っていくのだそうです。


「誰かがミスをするという事は、
作業的に欠陥や不具合がある可能性があるんだ」


友野もこの漫画を読んで実際にビジネスに生かしていたいたそうです。(他にも沢山参考になる事が痛快に描かれておりますので、是非お手に取ってみてください)



自分の子や孫を、今の社会に入れて良いのでしょうか?

あの澄んだ瞳が曇っていくのを、私は見たくありません。

この現実は今の大人が創り上げています。



そして、生き方は死ぬとき、死んだ後にハッキリと分かります。仕事について日本人は、もっとちゃんと考えなければならない。
私はそう思います。


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