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そこには深い意図があるのだよきっとー櫻坂46 10th表題フォメ発表を受けて 毎日note neo EX 2024年9月23日付

「このフォーメーションの意図がよくわからない」というツイートをいくつか目にした。
全員が納得できるフォーメーションなんてあるものか、とどこかで聞いたようなセリフを待つまでもなく。

では逆に、どんな意図が見えたら納得するというのだろう。

確かに、何を志向しての選抜で、何を志向してのフロントで、二列目で、三列目なのかは、私にも見えてはいない。
けれど、その一方で、適当に選んだ感じもしない。

なんとなく、意思を感じる人選なのだ。

だからこれからおいおいわかってくるんじゃないのか。
いつも、どこかで諸々覆してくるんだから櫻坂は。


櫻坂46、10thシングル「I want tomorrow to come」表題選抜フォメ発表。



推しメン中心で俯瞰して見てみる

表題、14名。
前から3-5-6。
全員が現在27名だから、ほぼ半々で分けた感じ。

川島の推しメン中心にまず語るならば。
何よりアツいのが三列目で、大園玲ー松田里奈シンメは嬉しい。推しメン同士のシンメってこんなに嬉しいのかと笑
しかもその間に中嶋優月が入るという。


推しメン以外で語るなら、的野美青フロントが本当に着実すぎて。
一歩ずつ前へ出てきているこの感じ、とても好きだ。

そもそもが自虐的なところがあるみおではあるけれど、初めてフロントに立つとは思えない、まるで喜びからは対極にいるかのようなブログ。
喜びよりも、責任感とか、また「自分がそんな場所にいていいのか」という自問自答とか、それらが垣間見える内容になっているわけだけど。

もちろん気持ちも少しはわかる。

受けるプレッシャーなんて、私たちが想像なんてまずできない部類だろうし。

もっと言えば、こちらから彼女に何か言葉をかけたとしても、自身が納得できなければ…そんな想いの払拭って自浄作用でしか難しいから。内側から溶かしていく以外ない。もちろんその一助になるように努めないとはいけないけれど。

それにしても

最年少が書くような文章じゃないよね…
「克己」なんて言葉が使える大人がどれくらいいるのだろう。
でも逆に言えばそれだけの悲壮感をもって臨む10thだ。彼女なりの答えを出してくれるだろうし、こちらはそれを静かに受け取る以外にない。でも、その答えは確実にこちらの思う以上のものになると信じる。


山下瞳月2作連続センターの持つ「意味」

そして触れずにいられないのは、山下瞳月2作連続センター。

敢えてここまで言わなかった、というか、本当は多くの人が知ってて言ってないだけだと思うけれど、9thの売上記録は参考程度でしかないということ。

確かに櫻坂としては最も売り上げた数字だった。でもそれは、他グループとの発売日競合があって、そのブーストがかかっての数字だったことを忘れてはいけない。
今回はそれがない分、間違いなく数字は下がる。
下がると考えるのが普通であり。

でもその数字が、売上における本当の櫻坂の現在地。

つまり山下瞳月センター曲の、現在の本当の評価が10thでわかると私は思っているし、彼女の言葉もその部分が入っていたのではないかと思っている。


あのときは、ああいう勝負事になるとアドレナリンが爆発する実に感情型のタイプなので気づかなかったけれど、確かに数字は出た。とんでもない数字が出た。でもそれを「過去最高の売上」だと今も言われているのは実に面映い。

ただ逆に言えば、これだけ注目をいま浴びているグループが、売上としてはどれくらいのものなのかがリアルにわかる、それが今回の10thでもある。

今回本当は個人的に最も注目しているのはその部分であり、先頭に立ってその数字の賞賛なり批判なりを受けるのは誰なのかが最も気になっていた。

そこで山下瞳月だ。

自身のパフォーマンス面であるのか、どこを指しているのかは判然としない部分もあるけれど、前作は9thというある意味の「記念作」。本当の櫻坂の現在地とともに、山下瞳月にとっても自分の本当の立ち位置を知る機会であるだろうし、意識無意識に関わらず彼女がそのことを最もよく知っているような気がしている。


おめでとう純葉

ここまでの躍進ぶりから考えると当然のようにも思えてくるが、実は苦労人であった向井純葉の表題メンバー入りは、本当に嬉しいに尽きる。

いとはの話になると、必ず私が触れるのが、三期生合宿に不参加だったにも関わらず、BANの振り付けを独自で完成させてきた努力の人である、ということ。

そしてそれは正式に加入して活動が始まってからも同じようで。

あれだけの明るさを持ちながら、誰も見ていないところでもちゃんと努力のできる人、というのが本当にいとはのいとはらしいところであり。
活動にも真摯に向き合っているし、根が真面目だから自分に満足することも知らない。常に向上心で自分を奮い立たせていて。

そんな子が人気の出ないはずはないのである。

最近は褒められると泣いてしまうので、泣きたくないので褒めないでほしいとも言っていた。確かに初めて行ったミーグリで、そのBANの話を褒めたら泣きそうになっていたことも、ここで何回か言ったことがあるか笑

努力は必ず報われる、と誰かが言ったことがあった。

正しい努力は、必ず自分の糧になる、というのが正確なところだと思う。

彼女の努力は正しかった。
こうやってステップアップして結果を出しているのだから。

それが正しいことだと、その場所から発信してほしい。


大園玲10作連続表題入りと彼女の持つ悔しさの同居

確かに、例えば森田ひかるであったり、田村保乃であったり、山﨑天であったり、10作連続表題のメンバーはたくさんいる。
けれど、大園玲のそれが何がスゴいかというと、新二期生でそれを成し遂げたのがただ一人であるということ。

逆に言えば、それだけ新二期生の存在が、グループにおいてはエアポケットのような、狭間になってしまっていることになるので、どうにも解せないところではあるけれど。

それがあるので、今考えても「Nobody's fault」歌唱メンバーに名前を連ねていたのは、本当に大きな意味があったと思う。
しかも、考えてみたらもっとスゴいことは、それでいてBACKS LIVEもちゃんと経験していることである。
櫻坂の、可能な限りのあらゆるLIVEを経験したことになる推しメン。

それでもやはり、悔しさはある。

三列目では満足していない。もっと前へ出たいと。

この光景、私にとっては、いつか来た道。

そもそも私自身がここまでこのグループにのめり込んだのは、実はそれがきっかけだったのかもしれない。
推しメンのために、というか、推しメンの完売枠を出すために広報をしたこと。
ちょうどそこに分水嶺があって、そこまではまだライト層の域を出ていなかった気がする。
あのときも、彼女がフロントにもう一度立ちたい、そのために完売枠を出したい、というメッセでの訴えから始まった。

なんだろう、この歴史は繰り返す感じ。

もちろん状況は違うところも多いけど、根底に流れるものは同じ気がする。

改めて話を戻すと、10作連続はそれとして
大園玲は全く満足などしていない。
それも、自分のため、というよりは、推してくれている人のために前に出たいと。

…当時とは違って、私に支えてあげられることは限定的だけど、いっちょやるしかないのか。


村井優BACKSの衝撃度

実を言うと、推しメン村井優のBACKSは、その可能性を書いている人の書き込みを見たことがあった。
理由は、まだ彼女にセンター曲がないこと。
それは、私もここで書いたことがあった。
不自然なくらい、センター曲が存在しない。
あれだけの魅力と、人気と、ダンススキルがありながら、三期生曲のセンターですら、まだ一度も経験していない。

不思議なのである。

将来的な表題センターの最右翼だとは思いつつも、ここまでの経緯がどうにも腑に落ちなくて。

まだ詳細が発表されていないのでなんとも言えないのが前提ではあるけれど。

もしもBACKS曲のセンターが彼女で。
10th BACKS LIVEがあったとして、そんな彼女が座長なら。

とてつもない経験ができるのは間違いない。

シングル発売の流れ、そして時期が昨年とほぼ同じで推移しているので、そのまま当てはめてみると、確か7th BACKS LIVE開催の発表がなされたのは、ZOZOマリンだった。「確信的クロワッサン」の披露の後だったと記憶している。

ただ昨年と違うところがあって、実はBACKS LIVEそのものが、3rdシングル以来ずっと開催されていなかった。もちろんコロナの影響等が原因であるだろうが、BACKS LIVEのファンであるBuddiesも多いので、歓声が凄まじかった。

11月に発表されて、開催されたのは今年の1月。
豊洲PITとZepp Divercityだったか。
…さすがにもうこのクラスの箱でやることはありえないだろうが。

でもやはり、私にはこの経験は、村井優には必要なことではないかと感じるのだ。
経験値が足りない、という意味ではなく。
BACKSの空気を、内側から知ってほしい気はする。
それこそ、BACKS楽曲制作はもちろん、BACKS LIVEがあるならその舞台上からの景色も含めて。

絶対に糧になる。

そのためには、必要な経験もある、ということじゃないのかな。


四期生の足音が聞こえ始める中で

まだどこの誰かは当然わからないものの、着実に選考が進んでいると思われる、櫻坂46新メンバーオーディション。


つまり、四期生。


形は朧げにも見えない状態でありながら、その足音は微かに聞こえつつある。

10thは実はそんな時期に発売されるのである。

上村莉菜・齋藤冬優花の二人が四期生と顔を合わせることはおそらくないのかもしれないけれど、二人の欅坂のマインドは間違いなく二期生以下、後輩たちに受け継がれている。
さらに言えば、三期生と同様、そもそもそういうマインドを持った子たちが入ってくるのだろうと私は信じて疑わない。

三期生の募集を例にとると、あのときは合格発表が2022年11月予定だった。
その11月に行われたのは、櫻坂46東京ドーム公演。菅井友香卒業セレモニーだった。候補生がしっかりと彼女の卒業を目に焼き付けた。
時系列で言うと、あの直後に合宿に入り、年明け早々に加入のVlog、という流れだった。学業の関係で3月に発表になったのが村井優と山下瞳月で、そこで全員揃ってのおもてなし会、という流れ。

今回は、

研修期間での最終選考、というのが、合宿を指しているのかどうかはわからないけれど、だとしたら正式加入は2月〜3月くらいになるのだろうか。
もし三期生と同程度の実力を持つ者が揃うと、時期的には12thあたりから合流する可能性もある。

何が言いたいかというと、さらに競争が熾烈になる現実と向き合わなければならない、ということだ。

そして、その前に自分と向き合う時間を作る必要性に迫られることになるはず。

そんな、考えなければいけないことが各人にとって多くあるのが、この10th期間ということになるのだろう。
記念すべき二桁枚数。
愛すべき一期生二名の、最後のシングル。
表向きにはそういう意味合いが強いのだが、それこそ裏の意味として。

近い将来加入する四期生に、櫻坂を見せつける表題曲

そんな意味もあるのかもしれない。


このフォメの意味は必ずある

各論を総合的に考えると、冒頭述べたように、やはりこのフォメには何か意図を感じざるをえないのだ。
繰り返すが、少なくとも何の考えもなしに組まれたフォメとはとても思えない。

というよりも、今までもずっとそうだった。

私たちはどうしてもフォメ予想をするときに、バランスというものを考えてしまう。シンメがどうとか、裏センには高身長のメンバーの方がいいかもとか、エトセトラ。
でも、冷静になって考えてみれば、そんなバランスでフォメを考えているような気はあまりしない。
なぜなら、振り付けがきっとまた流動的になる曲だろう、ということが大きくあるのだ。おおよそポジションというものが意味を成さないような。

にもかかわらず、敢えてフォーメーションとポジションを発表しているのは、この曲でこの人にこの場所にいてもらうのは、ちゃんと意味がありますよ、と宣言しているような気がして仕方ないのだ。


運営がその意味を大々的に発表する可能性は、限りなくゼロに近い。
だったら、こちらで探そうじゃないか。

このフォメになった意味。

10th期間の間に見つけてみたい。

noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。