見出し画像

無肥料無農薬の野菜は何が違う

野菜つくりで肥料や農薬を使わないほうがいいというのは、肥料は植物が直接吸収するために、微生物がはたらくことが出来なくなり死ぬからだ。また、化学肥料をたくさん使うことで、硝酸態窒素という化学物質が野菜にたまる。害虫が増える。などなどいろいろあるが、微生物が死ぬということは土も死ぬということ。
農薬を撒くことで、虫や悪い微生物は死ぬが良い微生物までが死んでしまう。それは、生態系を壊すことになる。あとで必ずしっぺ返しがくるわけだよね。
土の中にはいろいろな微生物がいるわけだけど、抗生物質を作り出す微生物もいるらしい。土の中はまだまだ未知の世界で、未知のものがたくさんあるはず。植物と土の中の微生物は、お互いに助け合っているんだよね。
そもそも害虫って何?と思う。人間から見たら害虫かもしれないが、自然界から見たらちょっと違うかもしれない。
2010年に無肥料無農薬で野菜を作り始めたときは虫がすごかった。キャベツやブロッコリーは青虫だらけで、取っても取っても付いている。春暖かくなると大量のモンシロチョウがそこら中飛び回っている。だけど、どこからともなく燕が何羽も飛んできて一匹残らずいなくなる。自然界ってすごいなぁってこのとき思った。
虫がつく野菜はおいしくないし、長持ちしない。腐るのが早いわけ。自然界はこんな野菜を生かしてはおかない。こんな野菜の種を残さない。だから虫に食べてもらう。優勢遺伝っていうのかな。おいしい野菜というのはとても形が美しい。そして光っているんだよね。もちろん長持ちする。春に収穫したキャベツがついこの間8月末に使い終わった。使い終わるまで何ともない。かぼちゃも次の年の春暖かくなるまで悪くならずにおいしく食べられる。さつまいもは、バケツの中に入れて玄関に置いたままでも冬の寒さで傷まない。ちなみに住まいは北関東。冬はとても冷える。野菜は糖度が高いと寒さに強いらしい。そして、野菜は腐ることなく枯れてゆく。枯れたものは、また微生物のえさになっていく。畑の中で循環しているわけ。

種というのもすごいと思った。あんな小さな一粒にいろいろな情報が入っていて、あんな小さな一粒が樹木になってとても大きく育つわけだから、ほんとにすごい。自家採取(在来種)した無肥料無農薬の種は苗のうちから虫もつかずにとても元気に育ってくれる。だけど買った種は苗のうちからアブラムシがついてしまう。今年も新しい品種のナスを買って、自家採取した種といっしょに種蒔きをした。買った種は小さな苗のうちからアブラムシがついてしまい、自家採取の種の苗はまったくつかない。このように種のうちから違うのだ、と毎年思わされる。自家採取の種は、毎年作っていくうちに、その土になじんでくる。だから連作もできる。だけど、買った種はそうはいかない。このように種のうちから違うんだよね。だからと言って自家採取の種にこだわっているわけではない。F1の種は可愛いものがたくさんあって、それはそれで作ってみたいからね。野菜は無肥料無農薬で立派なものができるんです。それだけで土がきれいになり、おいしい野菜を私たちに提供してくれる。そんな野菜作りを始めてみませんか。

興味のある方は波動意識農法に参加しませんか


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?