SAPIX夏期講習恒例 算数居残り
夏期講習ただでさえ過酷なのに
SAPIXの夏期講習は、前半、全18日間13:30-19:30まで。
後半は夏期集中志望校錬成特訓(通称カキシ)が1週間みっちりあります。
その前半の夏期講習では、毎回、前回の範囲の理解度を確認するデイリーチェックという小テストが毎回算数と交互で理社であり、国語は漢字テストが授業の前にあります。
ということで、授業が終わっても夜は復習をしないといけないし、翌日の朝も翌日のデイチェに備えなければならないため、サピは子供たちに休む隙を与えてくれません。
そして校舎によっても異なるようなのですが、娘が通う校舎では、算数のクラス別の基準点(去年の同じクラスの平均点)を超えないと、間違ったところを強制的に解き直しさせる「恐怖の居残り」制度があったのです。
居残りの洗礼
娘というと、初日は得意単元だったので基準点を超えて帰ってきたのですが、2日目3日目とまさかの連敗。いつも車で迎えに行くのですが、すぐに出てこず「ごめん居残り🙏」と連絡があり、車を停めて待つことに。
ついにこの洗礼を受けることになったのかと思うと同時に、娘の気持ちの方が心配でした。
しかも2日目は、17:00-21:00授業の日だったものだから、居残りは22:00まで。夜ご飯も食べていないからさぞかしお腹も空いているだろうし、どんな顔で帰ってくるかなとドキドキしていたら、意外や意外、ニコニコして帰ってきたのでなんだか拍子抜け。
居残りは各クラスで結構いるらしく、母を心配させないためになのか、案外楽しかったのかわかりませんが、車に乗り込む時は笑顔だったので、迎える私もちょっとホッとしたのでした。
確かに22:00過ぎになると、頭の良さそうな子(隣の芝生は青く見える)も、ぞろぞろ出てくるではないか!なんかよくわからないですが、娘一人じゃないという安心感を覚えたのを今でも覚えています。
「SAPIX 居残り」と検索しても…
そうは言っても、居残りは避けたいもの。どれくらいの人が居残りってしてるのかしらと気になってgoogle先生に聞いてみると、全然情報がない。Xでも情報が見つけられない。
これはみんな居残りをしていないのか、それとも居残りなんて恥ずかしくて言えないから載せていないのか、とにかく情報がないことにも不安になる世の中って、生きづらい世の中になったものだなと遠い目になる母なのでした・・・。
挽回する娘
居残りで算数の先生にやった課題を見せに行くと、「もっと取れるはずなのにな。明日は期待しているから」と言われたことをきっかけに(きっかけなのか?)、どうやったらちゃんと点数を取ることができるかを分析し始めた娘。もうその時点で、娘の行動に母は感動しているんだけど、その後はというと16日間中12勝4敗。私的には上出来です。あと2日頑張ってー!
強制居残りじゃない「自主的居残り」
そしてこの夏、一番娘の成長を感じたこと。それは、基準点をクリアし居残りではないのに、「自主的居残り」を4日目からするようになったこと!!
「家にいると誘惑があって集中出来ないから、直しとか今やってきちゃうね」
そんなLINEが飛び込んできたのです。ちょっと、うちの子、すごい偉いんですけど。その辺歩いてる人にも自慢したくなっちゃうほど、びっくり発言が飛び出て、成長したなーと心の中で泣いたもんです😭
親に管理されることが嫌いな娘なので、親が理想とする勉強ができているか正直私にはわかりません。でも取り組み方が明らかに変わった。ちゃんと前を向いている。そんな変化を感じられる夏前半に、やってよかった受験にちゃんと向かっているなと嬉しくなりました。
夏後半は、我が家はカキシを受講せず、個別指導で過去問特訓を始める娘。またその模様もまたお伝えできたらなと思います!最後までお読みいただきありがとうございました。
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