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ウィッグをつける生活が終わった日

今年の3月、約11年の月日を経て、病気が治癒しました。

あまり人に病気のことは言わないようにしてきたので、ブログで書くのはちょっと勇気がいります。


タイトルにもあるように髪に影響がある病気で、大学生の時からウィッグを付け始めほぼ毎日付けて生活していました。

本当かウソかはわからないですが「付けてるのに気づかなかった」と言ってくれる人もいて、ウィッグが馴染んでいるんだなと少し嬉しくもあり、バレてなくてよかったのホッとした気持ちにもなります。


ウィッグをつけていて非常に困る場面が3つあります。

1つは温泉。

着替え処でいかに人に見つからずにウィッグを外すか。もし見られたときに変な風に思われないよう、逆に堂々と振る舞うか、いつもドキドキでかなり気にかかっていました。

2つめは合宿。

寝るときに本来はウィッグを外したい気持ちがいっぱいです。でも、顔見知りだけど病気を打ち明けていない人といる時はその説明をするのがちょっと憚られるので無理やり付けたまま寝ていました。

3つめは、ハゲという言葉を使われた空間にいるときです。

テレビや漫画、日常会話でもよくハゲって使われると思うんですが、いかんせん私はウィッグをつけている当事者なので、その言葉が出る空間に出会ってしまった時は苦笑いです。

そういう人を避難する二文字の言葉って他にもあると思うんですが、その中でもハゲって結構ナチュラルに使われますよね笑

言った当人やその他周りの人達は全然気にしていないと思うんですが、私はこの言葉が空間を飛び回ったときに「ああ、この空間は終わったな……。」と自分の停止ボタンが押されます。これは頻繁に出くわすので地味にきつかったです。


どれもウィッグをつけていたならではの体験でした。まあこんなことをいえるのも病気が治ったおかげです。*ただ完全治癒ではなく、寛解レベルです


今はウィッグを外して生活しています(っ ' ᵕ ' c)

ヘアアレンジとかももしかしたら出来るかも(やったー!)

今後はおしゃれを楽しんでいきたいです!