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【注意】入管を名乗る不審な電話#114

最近、東京出入国在留管理局、大阪出入国在留管理局などに不審な電話に関する相談が多数寄せられているということで、注意喚起がなされています。

内容は、入管関係者を名乗り、中国語の自動音声または中国語や片言の日本語で次のようなものとなっています。

・あなたのパスポートや在留カードが上海で悪用され、問題があるため、今のままでは入国することができない。
・あなたのパスポートが上海で不正に使用されたため入国できない。
・あなたのパスポートやビザに異常があり、このままでは更新することができない。
・中国で使用された偽造パスポートがあなたのパスポートをもとに作成されたものであることが判明した。ついてはパスポート、銀行通帳及び身分を証明するものを持って入管に来てもらいたい。

出入国在留管理庁

まず、各国のパスポートのトラブルについて入管職員が連絡する事はありません。そもそも入管の管轄ではありません。

最初は上記のようにおもにパスポートのトラブルに関することでしたが、次のような内容の不審な電話も増えてきたようです。

・本国に帰国するための費用が必要なため、未払いの給与を指定する口座に振り込んでほしい。
・知人の外国人が空港の入国審査で足止めされているため、入国手数料を振り込むように要求された。
・入管を名乗る者から「あなたのパスポートに異常が見つかった」として、本国の警察と称する連絡先に連絡するように指示され、警察と称する者と、何度かやりとりの後、「裁判で、あなたの身柄を連行することが決定した。」と連絡があり、さらにその者から指示された連絡先に連絡したところ、「保釈金を払えば大丈夫」と言われ送金を要求された。
・「あなたの日本の在留カードは異常があり、まもなく失効になります。早めに受付センターに申請してください。失効になる原因のお問い合わせは◯番を押してください。」と要求された。
・電話で、知人の外国人が空港で入国禁止となり、入国管理センターに収容されているとして、保釈金を振り込むよう要求された。

出入国在留管理庁

外国に来てこんなことを言われたら、本当に驚いてしまいますよね。
このような電話があった際は、その場で回答せずに、会社の上司など、信頼できる日本人にまず相談してみるか、ホームページで公開されている入国管理局へ電話で確認するようにしてください。


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