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伸びる人は「問いかける力」を持っている

人や組織の成長のために何が一番必要だろうか?
私がそう問われたら迷わず「問いかける力」、すなわち「観察・分析・判断」する力と答えるだろう。これは私の経験上の話であり、大卒から10年間お世話になった企業が退職してから10年で大きく姿を変えて日本でも3本の指に入るくらいの成長率で連続増収増益を続けている姿からもうかがえる。
また、私が大好きな野球界の成長に大きく貢献した野村克也氏の著書にも同じように『すべての成長は「なぜ?」からはじまる』と書かれている。
すなわち人の成長、組織力の向上は、「なぜ?」を問いかけることが原点なのだ。

「なぜか?」と自問することで人は成長し、リーダーが「なぜか?」と問うことで、人材も組織も潜在能力も開花させる。つまり人生とは「なぜ?」の積み重ねなのだと思う。
「なぜ?」と疑問を持ったものはそれをきっかけに考えを掘り下げて自分なりの問題意識を育み、その問題意識から成長のヒントを得て、自分を伸ばしていくのだ。
それは失敗した時に「なぜ?」と問うこともあるだろうし、上手く行った時に「なぜ?」と問うこともある。日常の様々な場面で「なぜ?」は存在する。
しかし、「なぜ?」に対しての感覚が鈍い人の方が圧倒的大多数なのです。なぜなら意識しなければその「なぜ?」は生まれてきません。そして「なぜ?」がないと人の成長はそこで終わるのです。

私が多くの人に訴えたいことは「なぜ?」と問う力というのは人間である以上、身に付けるべき能力であり、日常の様々なニュースや出来事に対して持論を展開する上でとても大事な能力であるということです。

私自身「なぜ?」という疑問から「なぜなら」という仮説が生まれ、「こうすればよい」という一連の過程の大切さを42年生きてきて痛感しているのだ。

その「なぜ?」を問いかけ、その疑問を解決する手法が「観察・分析・判断」なのだ。

次回はそのたった一つの「なぜ?」から考え方を大きく変えて生き方を変えた私の事例をまじえて答えたいと思います。

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