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【ナショナルズがD.ハドソンと再契約】これで投手補強は終了か。

現地6日にナショナルズがフリーエージェントとなっていたダニエル・ハドソン2年1100万ドルで再契約を結んだと報じられました。またESPNのジェフ・パッサンによると交代完了(GF)数に応じて最大100万ドルのボーナスがつくようです。MLBトレードルーマーの予想では2年1200万ドルだったのでボーナス込みなら予想通りの契約となりました。

胴上げ投手が戻って来た

ハドソンは昨夏のトレードでブルージェイズからナショナルズに移籍してくると、不調に陥っていたショーン・ドゥーリトルとクローザーをシェアしながらチームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献しました。勝利後のグローブを投げるシーンは多くのファンの記憶に残っているでしょう。19年は計69試合に登板して防御率2.47・K/9=8.8・BB/9=3.3と自己最高の成績を納めました。特にナショナルズ移籍後は24試合で防御率1.44・K/9=8.3・BB/9=1.4と抜群の安定感を誇っていました。これでオフにFAとなった選手12人中6人がナショナルズに戻ってきてくれたことになります。それだけ昨季が良いチームだったということで、ファンとしては嬉しい限りです。

一方で懸念材料も

19年の成績は素晴らしいの一言に尽きますが、15-18年の4シーズンで防御率4.39と今一つピリッしません。またトミージョン手術を2度経験するなど耐久性に不安があります。健康に19年のようなシーズンを送れるかがポイントとなるでしょう。

投手補強はこれで終了か

ベテラン右腕ウィル・ハリスとハドソンと立て続けに獲得したことによりブルペンの陣容が固まってきました。

ショーン・ドゥーリトル
ダニエル・ハドソン
ウィル・ハリス
タナー・レイニー
ワンダー・スエロ
ロエニス・エリアス
ハンター・ストリックランド

以上7名は当確でしょう。また今季からロースター枠が26人に拡大されるため、リリーフは8人体制になることが予想されます。先発もできるジョー・ロス/ オースティン・ボス/ エリック・フェッディ、メジャー未経験ながらマイナーで好投のカイル・フィネガン、マイナー契約のハビ―・ゲラ、デビッド・ヘルナンデスで残り一枠を争うことになりそうです。この先、マイナー契約でフェルナンド・ロドニーらとの契約はあるかもしれませんが、基本的な投手補強はこれで終了となるでしょう。

終わりに

昨年はドゥーリトルとカイル・べアクロ―に頼った継投で終盤失速し苦労しました。今季はドゥーリトルへの負担をいかに減らしながら勝ちを拾えるかが勝負の分かれ目となりそうです。その役目を担うのがハリスとハドソンです。そして高齢のハリス、耐久性に不安があるハドソンの負担をセーブするために他のブルペン陣が協力してイニングを消化していくことが大切です。今の陣容ならばそれが可能な投手層が整っていると思います。昨年の悪夢から覚めて今年はいい夢が見れそうです。

Photo:https://flic.kr/p/2hEhSQx




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