見出し画像

映画「象は静かに座っている」を未だ消化できないでいる

29歳で自ら命を絶ったフー・ボー監督のデビュー作にして遺作。そんな触れ込みでも話題になっている、映画「象は静かに座っている」を観てきました。

なんと上映時間約4時間の大作。

世界的成長を遂げる中国にあって、炭鉱業が廃れたことで、存在を忘れ去られてしまったような田舎町。そこに住む、行き場のない悲しみを抱えた4人を描いた作品。昨今、世界的に続いている「格差を描いた映画」でもあります。

「デス・ストランディング」の小島監督が絶賛していたこともあって、観てきたんですが、ちょっと消化が難しい。

めちゃめちゃ長いテイク、ほぼ主役の4人それぞれの後頭部しか映らない絵作り、暗くカビ臭い色合い、極端に少ないセリフ。

たぶん、人によっては開始10分くらいで寝てしまうと思います。

が、後半にかけてぐっと心に迫る展開になっていく。それは言葉ではうまく説明できない空気感。

ああ、やはり消化できない。消化できないけど、そろそろ公開期間も終盤なので、紹介してみました。

印象に残ったのは4人のうち、3人が世界を拒絶するときに使う、それぞれの武器。デス・ストランディングのテーマでもある「縄と棒」を思い出しました。

サポート特典としてテスト的に、これまで3万件以上のタイトルをつけた僕が記事のタイトル協力します。気軽にご相談ください。