敬意

【第1回】 #勝手にタイトル改悪 -新R25の記事より-

最近読んだ短歌の入門本で、短歌を「添削」するのではなく、あえて「改悪」することでポイントを伝えるものがあって。それがすごくわかりやすかったんですね。

よいものは真似るがものつくりの基本。僕の得意分野である記事タイトルで、試しにやってみます。今回はタイトルにも定評のある「新R25」の記事から。

論破する人は、たいてい仕事ができない。「仕事ができると勘違いしてる人」トップ3

改悪例

論破する人は仕事ができない。「仕事ができると勘違いしてる人」トップ3

「たいてい」をトルツメしただけです。シンプルでメッセージは強くなった一方で、反感も生みそうです。

「極論すぎる!」「それでも論破したほうがいいケースはあるよね」などと、過剰な反論を生む可能性がある。本当に伝えたいのは、そこじゃないのに。

顔出しで矢面に晒されるのは、メディアではなく取材を受けてくれた人。インタビュー記事では、インタビュイーに迷惑をかけないようにする編集力も求められます。

クリックされるためであっても、その人の本心が伝わらないようなタイトルになってしまっては元も子もありません。そんなメディアには、もう出たくないと思われてしまってもしょうがないですしね。

このタイトルは「たいてい」という言葉を入れることで、読み手に「例外もある」という暗に伝えている。とても微妙なところなんですが、こういうところに丁寧な仕事っぷりを感じました。

【お知らせ】改悪されたいタイトル募集します!
やってて楽しかったので連載企画にしてみようと思います。うちで書いたこのタイトルも改悪してください!というものがあれば、TwitterのDMからご連絡ください。
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サポート特典としてテスト的に、これまで3万件以上のタイトルをつけた僕が記事のタイトル協力します。気軽にご相談ください。