マガジンのカバー画像

にわか短歌

15
運営しているクリエイター

記事一覧

疲れ果てて一首(2日ぶり2回め) #にわか短歌

疲れ果てて一首(2日ぶり2回め) #にわか短歌

暗闇で孤独を満喫したいのに干したタオルがぼんやり揺れて

もう本っ当に疲れ果ててまして。最近。忙しさやばい。

あまりに何も考えたくなくて、暗闇に引きこもったんですが。さっき。

色気なく部屋で揺れるタオル。げんなり。

疲れ果てて一首 #にわか短歌

疲れ果てて一首 #にわか短歌

飲みさしのそのまま放置されているワイングラスに私の戦果

今日は本当に疲れました。朝から晩まで東奔西走。きっと他人には見えない疲れ。とりあえず今日のミッションはクリアしてようやく一段落。ご飯とともにワインで晩酌。

夜ご飯の食器を洗ったあとも、残りのワインを味わいつつ、もう一度洗い物をする気力はなく。

それこそが今日の頑張りだなあと思った歌ですw

コンビニごはんで一首 #にわか短歌

コンビニごはんで一首 #にわか短歌

遅かった…棚に残るは竜田揚げワカメご飯が悲しみ増すぜ

いや、きょう急遽妻が飲み会入ったもんで、ご飯面倒だったからコンビニでいいやと最寄りのコンビニに入ったわけです。

なんとなく唐揚げが食べたかったんですよね。コンビニの品っとした唐揚げ弁当が食べたかったというか。マヨネーズ付いてるやつ。

ただね、タイミング悪く売り切れてたんです。似たジャンルで残ってたのは竜田揚げ弁当。おろしポン酢が付いてるタ

もっとみる
詰められて一首 #にわか短歌

詰められて一首 #にわか短歌

同僚のPC画面が動かないボスとの会議終えたあとから

上司へのプレゼンがうまくいかず、詰められた直後の何も手につかない状態を、客観的に見たらこんな感じかなあ、と思って詠んでみました。

どちらかというと、くよくよ考えちゃう方です。

ニンニクの匂いで一首 #にわか短歌

ニンニクの匂いで一首 #にわか短歌

ふと香る指に染みたるニンニクにまだ見ぬあなたの優しさ想う

日常の何気ないシーンを膨らませ、そこに心情・情念のようなものを宿すことのできる人に憧れがあります。上手いエッセイや短歌、歌詞を読むと「ああ、そんな何気ないところに、そんな想いを乗せるのか。。」と愕然とする。

いつか空想でそういうものを書きたいな、と思っていたんですが、昨日刻んだニンニクの残り香が指先に残ってるのに気づいて、ふと、思いつき

もっとみる
書くことなくて一首 #にわか短歌

書くことなくて一首 #にわか短歌

そりゃ書けんずっと家から出てないし顔も頭も脂っこいし

noteへの連続投稿も54日目になるわけですが、さすがに45日を超えた頃からネタづまりを感じるようになってきました。

今日は病み上がり&疲れで何もしたくなかったので家から出ず、ゲームしたり録画した番組見たりしてたので、特に書くネタがない。

そんなこと考えてたら、頭の中に降ってきた歌です。

明日は買い物に出かけようと思ってます。

夫婦でドラマを見ての一首 #にわか短歌

夫婦でドラマを見ての一首 #にわか短歌

他愛ないシーンで右頬濡れていて君はどうかと見てホッとする

歳をとって涙もろくなったって人も多いと思いますが、それって弱くなったわけじゃなく、人に共感できるポイントが増えたってことで、きっと人としての強さが身についたってことなんですよね。

ドラマなんか見ていても、わかりやすく泣けるシーンではなく、何ともないシーンに、人の悲しみや美しさを感じて泣けてしまうことが増えました。ああ、昔はわからなかった

もっとみる
エレベータにて一首 #にわか短歌

エレベータにて一首 #にわか短歌

エレベーターにマスクが一枚もう誰のものでもないと言わんばかりに

エレベーターの隅でひときわ存在感を放つしなびたマスク。

かばんやポケットからこぼれ落ちたかなんかして、持ち主は気づかなかったのかもしれない。でも誰にも拾われず、ただそこにあり続けてきたのであろうマスク。

なんとなく素通りしてしまったけれど、「私のものではないから関係ない」という人々の、そして自分の後ろ暗いものを突きつけられたよう

もっとみる
15年ぶりの荻窪にて一首 #にわか短歌

15年ぶりの荻窪にて一首 #にわか短歌

後先なんて考えてなかったあの頃の面影探す荻窪駅前

就活にことごとく失敗したものの、どうしても東京で仕事がしたくて、お金をためて15年前に上京しました。当時26歳。初めて住んだのは西荻の駅から徒歩25分、家賃5万円の1ルーム。

何も持ってなかったけど、とにかくあの頃は一生懸命だったなあ。

きょう、久しぶりに荻窪に来てみたんですが、やはり15年の歳月は街を変えますね。その変貌っぷりに、当時の想い

もっとみる
歯医者にて一首 #にわか短歌

歯医者にて一首 #にわか短歌

「力抜いて」タメ語に変わる歯科医師の唇引っ張る力が強い

普段は優しい感じの先生なんですが、急に言動が荒くなる時があるんですよね。そのたびにビクっとしてしまいます。

しかし、(この先生は違うんですが)歯医者さんってやたらマウント取ってくる人いるからちょっと苦手です。

ラジオを聴きながらの一首 #にわか短歌

ラジオを聴きながらの一首 #にわか短歌

30年来の友人たちと楽しく夜深くまで飲んだあとの帰り道。ミルクボーイのオールナイトニッポンを聴いていると、サザンの曲をカバーした、研ナオコの「夏をあきらめて」が流れてきました。

思わず、歩みが緩みました。

顔は似てないんですが、どことなく雰囲気が母に似てるんですよね、研ナオコさん。それでふと、母が思い出されて。

かすれ声 「あきらめの夏」 深夜2時 緩まる歩調 母の面影

体言止めは1回が短

もっとみる
母を想う一首 #にわか短歌

母を想う一首 #にわか短歌

仲睦まじく手をつないで、満面の笑顔の女子高生の姿を見て、亡き母を思い出しちゃいました。

母の手を繋ぐJK睦まじくこういう時にもあなたを偲ぶ

もっと手をつないでいればよかったなあ。。

旅先での一首 #にわか短歌

旅先での一首 #にわか短歌

ここ数年、年明けに金沢旅行するのが定番になってるんですが、主計町(かずえまち)のお寿司屋さんでの1コマを詠みました。

バックヤードの脇に、お墓参りなどでよく見る桶と柄杓が置いてあったんですね。こういうやつ。

それを見て思わず、サウナの「ロウリュ」するときに使う桶と柄杓を思い出しちゃって、自ら「どんだけサウナ脳だよw」とツッコんだって話です。

※ロウリュ=ストーブなどの上に置かれた石(サウナス

もっとみる
寝起きの一首 #にわか短歌

寝起きの一首 #にわか短歌

どうだろう温泉なんか時期見てさスマホを握りしめ寝る妻よ

スマホって便利な一方で、LINEや仕事のメールが常にチェックできちゃうので、手放すタイミングを見失いがち。加えてSNSやニュースサイトなどから情報収集もするので、職業病かもしれませんが寝起きで即スマホチェックしちゃうこともしばしば。

それは同じ会社で働く妻も同じです。

先に起きた僕がシャワー浴びて寝室に戻ってくると、スマホを持ったまま寝

もっとみる