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人思考→構造思考

構造思考とは、全体的な構造を理解しようとする思考のこと。
構造を理解する。とか構造化と言われてますね。
飲食店で言葉を変えるとマニュアルとか仕組みと言われていますよね。

ですが人はマニュアルを嫌います。
なんとなくロボットみたいでいやだと思われるので、
私はマニュアルという言葉は使いませんが、構造の話は常にしています。

そもそも構造を理解しない中で仕事をしていると、
上達のスピードがめちゃくちゃ遅いからです。
構造=知識+仕組み+価値
と思ってもらえればわかりやすいのかな?と思います!
あなたは構造思考していますか?
初めて聞いた方もいるかもしれませんので、
本日詳しく解説していきます。

構造思考の例としては、
球体を斜面に固定しようと思ったらどうしますか?

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バランスを保ちながら置く。
なんてことはしないでしょう。
現実世界ではもうちょっと複雑なので斜面ってことを知らなかったら
どうしますか?斜面は見ればわかります。
しかし、実際の仕組みやフローの中では斜面である。
というのは隠れてしまいがちです。
これが構造思考の第一歩です。
物の仕組みは原理原則があってその構造を理解することが大事です!
斜面に球体は固定できない。という知識があれば、
斜面という環境に対して球体の固定を行う処置をします。

しかし、斜面という認識がいつまでもできなかったらどうなりますか?
何度やっても同じミスを繰り返します。
感情的になってきませんか?
私もよく感情的になって周りの人を混乱させました。
その原因は、「人のやる気」にフォーカスしていたからです。
構造思考は、人のやる気とは違うんです。

この違いを理解するだけで、
役職者としてあなたのスキルが格段に上がります!

役職者は常に社内のボトルネックをなくす!
この仕事をできるかできないかで周りの評価が格段に上がりますし、
周りからの信頼が生まれてきます。

何度言っても覚えない部下が悪い!
ではなく、
覚えやすい構造を作ってない、

営業中思った通りに動いてくれない部下が悪い!
ではなく、
動きやすい(考えることが少ない)構造を作ってない、

と考えるべきなのです。

1構造思考だとストレスを感じにくい

あなたはビンゴゲームで、本気で怒ったことはあるだろうか?
怒ったことがあるというよりは悔しい経験をした。の方が正しいと思います。
その理由は簡単で、
ビンゴの構造を誰しもが理解しており、
「運」が重要であることを全員が共有できていることにある。
だから、想像を絶するような違和感を感じることもなく、
運を試すゲームとして認識できているのは、ビンゴという仕組みを共有できているからです。

ではビンゴの構造を考えてみましょう

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ビンゴは、
ランダムな数字が書かれた紙(ビンゴカード)を一人ひとりに配り、
ガラポンのようなビンゴマシーンから番号の振られたボールが出てくる。
出てきたボールと同じ番号ならビンゴカードに穴をあけられる。
1列、1行、ななめでもそろえばビンゴとなる。

これでビンゴが当たらなかったら、
もしかしたらあなたは腹が立つかもしれません。
それは運に対してであり、構造に腹が立っているわけではないですよね。

ですが運だけはコントロールできない。
そのため、運が悪いと思ってしまうと感情のコントロールも効かなくなります。

では仕組みを理解しようとすると?

どんな状況でも仕組みを理解しようと動けばどうなるでしょうか。
構造思考を知ってちゃんと構造を理解しておけば、
無駄なことはしないんじゃないでしょうか。
例えば、お金を稼ぎたいのにパチンコ屋に行く。
これは構造を理解していない典型例です。
確かに勝てるときは勝てる。
だけど、結局負け越すようにできているからパチンコ屋は儲かるんです。

2構造思考は仕事でめちゃくちゃ役立つ!

構造思考に抜群に相性が良いのは実は仕事です。
プライベートだと、面倒な奴、神経質な奴、とレッテルをはられる可能性もあります。
責任感があり自ら進んで仕組みを理解しようとしている印象を与えることができるでしょう。
そして構造思考は他人にももちろん効果を発揮しますが、
一番効果があるのは自分自身に対してです!

構造思考の大きなメリットは?

人を恨まない = 誰でもできる仕組みに集中できる
MTGの目的がしっかりと決まる = PDCAが勝手に回る
感情的になることが少なくなる = 勢いで対応するのが減少


人を恨まず仕組みを恨め
私も構造思考を考えるようになってから、
まだ不慣れなアルバイトでも気にならなくなりました。

人のやる気に依存する。
これはもう、「考えることをやめている」と同等です。
上の人がやるべきことではありません。
何か問題が起きた時に、次はやってやる!
具体的に何かを変えるつもりはないけど、今回はめちゃくちゃやる気があるから大丈夫!!!って思ったけど、
次の日にはその熱量がめちゃくちゃ冷めていたことはありませんか?
当然ですが仕組みを変えていないので、
1回目に失敗したよりはやる気と周りの目で長続きするかもしれません。
だけど、かなりストレスがかかります。
むしろその経験を生かして新しいルールを作って、
継続しやすい環境づくりをしていくのが大事です。

行動目標まで落とし込む
具体的に仕組みを変えるぞ!
と思って行動することを考えると出てくるのは、
何をするかの目的を決めるように習慣がつきます。
なので、行動目標まで落とし込みやすくなります。
前回、失敗した「この部分」を「こうやって」変える。
具体的な目標まで落とし込めていると、PDCAが勝手に進むので非常に楽です。

仕組みに対して疑問を持つので、割り切りやすい
何かを改善するときに、感情的になる必要はありません。
毎日、よっしゃ~!歴史的な1日になるぞ!!
なんてことを継続しようとする必要がないんです。
単純に、朝起きて、歯を磨くかの如く。
自然に、さも当たり前のように繰り返せる環境を作るのが大事なだけ。
そうすることで、感情を入れる必要がありません。
どれだけスムーズに行動目標を達成できるのかを考えるようにしておけば良いでしょう!

2どうやって構造思考を手に入れる?

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構造思考は、全体像から考える。
仕組みを理解する。ということ。
なので、基本的には面倒な感じ。
今まで見えていなかったものを見える化させていくようなイメージ。

理解が深まれば深まるほど、
1全体像がつかめるようになる
2自分のクセを仕組みに取り込むようにできる
3やる気の問題にはしないが真摯に取り組む

全体像を知るようにする
全体を見渡すようなイメージで仕組みを理解するように心がける。
継続しやすい状況をイメージする
仕組みを作り上げていく過程では自分がプレイヤーとなるタイミングは、
たくさんあるでしょう。
最初から自分がやりやすい仕組みや、やりにくい部分を把握して、
自分なりの対策を考えておくことが大事です。
やる気のせいにしないのは甘えて良いってわけじゃない
正直、やる気って言えているうちは幸せかもしれません。
やる気のせいにして自分の取り組みのあいまいさを隠していたわけですから
あまり、やりすぎは良くありませんので世の中全てバランスですが、
やる気に頼らずに仕組みに頼るということは一定の感情は捨てる。
ということを意味しています。


3バケツがいっぱいになったら別のバケツに交換して

いっぱいの基準は?どのくらいがいっぱいなんでしょうか。

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バケツが表面張力で少し隆起するくらいでしょうか?
それとも、八分目?九分目?
あなたにとってのいっぱいとはどのくらいなのかはわかりませんが、
それを理解する必要はありません。
どれが正しいのかはどうでも良くて、
そういった個人の価値観に左右されるものにおいては、
ルールを作ってあげると楽だということです。

4役職者の最重要の仕事

構造思考は集団行動で必要な統率力を上げる考え方の一つ。
構造を理解してその人だからできる、を限りなく
誰でもできる、に近づけるようにする思考方法。
社会生活において、構造思考は非常に重要で、
この思考力を伸ばすことが自分の生活を豊かにできるし、幅を広げられる。
誰でもできる状況にしていけば、
あなたにしかできない仕事もどんどん出来上がってくるでしょう。

アルバイトの離職率が高い職場だったら、
あなたはみんなに辞めないでと気持ちに訴えますか?
それとも楽しく働ける構造を考えますか?

相手に依存するのでなく、
役職者は構造を考えるようにしましょう!



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