発酵スペシャリストが発酵の謎を説明２

飲食店利益構造改革

2020年4月20日 15:16

発酵菌とは？？

麹菌や乳酸菌、納豆菌、酵母菌といった人間の味方になってくれる発酵菌は、
人間に害のある腐敗菌よりも強いです。

発酵菌が繁栄している場所には、
腐敗菌は入り込めません。
発酵食品が腐敗しにくいのは、
発酵菌が活動しているからなのです。

まったく同じ事が、
腸内環境にも当てはまります。
発酵菌が優勢ならば、
腸内環境も良い菌が活性化してくれて、
悪い菌の活動を抑え込めます。

つまり、病原菌の進入を防いで、
健康の状態を保ってくれるのです。

腸内の菌を説明する際、
良く、善玉菌、悪玉菌と言いますよね。
発酵菌は察しの良い方なら気づいてくれてるとおもいますが、

善玉菌です。

しかし、腸内環境はこの2種類だけで構成されているのではなく、
実は日和見菌が過半数を占めているのです。
日和見菌は名前の通り、
周りの様子を伺って、形勢が有利な方の
味方につきます。

理想的な腸内環境のバランスは、
善玉菌3:悪玉菌1:日和見菌6
と言われておりまして、
悪玉菌の比率が1、5を超えると、
日和見菌は悪玉菌側についてしまうのです。

では、
乳酸菌をたくさんとれば良いのか？
というわけではないのです。

実は、人も食べ物も
それぞれの土地の気候や風土と密接な関係があります。
身体に良さそう！というイメージだけで
普段食べなれてないものを取り続けると、
身体に負担がかかり、かえって健康を
害する恐れがあります。

例えばヨーグルトなどの乳製品は体に良いイメージがありますが、
こうした動物性の乳製品に含まれる
ラクトースという成分に対しては、
もともと日常的に乳製品を食べていた民族を除き、
分解酵素をあまり持ってないと言われています。
その為、乳製品を食べなれていない人が、
乳製品を多く摂りすぎると、
乳糖不耐症といって、
消化不良や下痢を引き起こす原因になってしまうのです。

そして細かく話すと、
乳酸菌には植物性と動物性の2種類あります。
動物性乳酸菌は
ヨーグルトやチーズなどに多く含まれ、
植物性乳酸菌は
野菜のぬか漬けや味噌、醤油など、
日本の伝統食品に多く含まれています。

なので、
乳酸菌でも日本人にあう植物性乳酸菌を
摂取するように心掛けましょう(^^)

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クオリティーは、
今後上がって行きますので、
(多分ですが、、)

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