地方文学賞はどこまで個人情報を掲載しているか

第5回阿波しらさぎ文学賞の募集要項が少し変わり、今まで必須だった本名掲載が選択できるようになったそうです。

「徳島新聞 阿波しらさぎ文学賞」募集要領決まる きょう15日から募集|徳島新聞社 (topics.or.jp)

地方文学賞は新聞社主催が多く、そうするとなぜか本名やら写真やらなんなら細かい住所まで紙面に掲載されるという、困った慣習があるのですが、どの程度、受賞者の情報が開示されるものなのか、ちょっと興味があったので調べてみました(何を地方文学賞というかは微妙かもしれませんが、以下のサイトを参考にしました。地方新聞社主催、地方自治体主催のものです)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E6%96%B9%E6%96%87%E5%AD%A6%E8%B3%9E

2022年1月15日現在で、最新の回の情報を使用しています

主催者側の公式ページや、主催新聞社の記事で掲載されている場合は「○」、地域に関係しているだろう新聞社の記事で紹介されている場合は「△」になっています。あくまでウェブ上で判断できるものであり、ネット記事には掲載しないけど、紙媒体では掲載するというパターンもあるかと思います。

やはり、圧倒的に新聞社主催の文学賞は本名にこだわりますね。新聞社は実名主義があって、これは個人的には、政治部や社会部など影響力の強い部署の慣例があるのだと推察します。

北日本文学賞はあんまりよろしくなくて、前回の受賞者が「本名非公表」だったためか、今年度の応募要項からは「※発表時に実名とペンネームを掲載」と、わざわざ明記するようになりました。ネットで何でも検索できる時代に、少々古い体質だと言わざるを得ません。どうしてそこまで本名にこだわるのか、理解に苦しむので、中の人におうかがいしてみたいです。

前もどっかで書きましたが、受賞レベルの作品ながらも、本名が公開できないために無冠に終わるという、ブンゲイモンスターが現れることを祈っております。