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二重の虹がかかりました

午前中、また平城宮跡にあるいつものベンチに座って空を眺めていました。頭の中の声と対話することができないくらい、明日からまた始まる一週間が憂鬱。

生活していくために仕事をしている。自身の時間を奪われて、身もこころも削って。

ようやく最先端の技術を使える形でお客さんに提供する方法を考える仕事に就くことができたけど、最新の技術なんて本当に必要だとは思っていないから、それに歩調を合わせるのは苦痛でしかない。

一部の企業が自分たちの利益を、世の中の波に流され続ける人たちから搾取するためだけに作られた、無駄に複雑にされてその環境を使うしかなくされてしまうから使っている技術。クラウドも仮想端末もいらない。ただの一度も便利だと思ったことはないし、煩わしさしか感じない。

そういった企業は全て滅んでしまえばいい。

いつもの場所

今月に入ってからずっとそうだったけど、今日は特に沈んだ気持ちでいるから、頭の中の声も話しかけてこない。話しているのかもしれないけれど、全然記憶には残らなかった。

極めつけはこの週末に入る直前の金曜日に、去年自身が契約していた現場に入れ替わりで入ったスタッフから、自身が作ったシステムに機能追加をするように言われたけど、分からなくてずっとやっていなかった。自己都合で来月いっぱいで退職するからそれまでになんとかやった形跡を残したいから教えて欲しいと。

別に構わないけれど、いろいろと思うことがないわけではない。

昨晩から今日の夕方にかけて、企業側の要望と当人からの質問事項に対して、思い出せる範囲で現行の概要と改修方法をまとめた解説書を作ってメールで送っておいた。

解説通りに作業すれば、改修できてしまうと思うので、契約もしていない自身が直したのも同然。もちろんそれに対しての給与が支払われることはないのだけど。

条件反射としてできてしまうものが多いけど、資格試験を合格するような理屈っぽい話は全くだし、そもそも資格試験に出るような単語や計算は頭が拒絶して覚えられない。勉強の仕方だとか努力してどうこうなるものではない。

今の現場でも、作れる人より、上部の知識だけある人間が偉そうにしている。

いろいろおかしい。

こんな世界から早く旅立ちたい。

そんな悲観的な気持ちで部屋の中にいたのに、何かを感じ取ったのか二重サッシを開けてベランダにでると、奈良の市街地を跨ぐように虹が二重にかかっていました。

二重虹は珍しい現象らしく、観ることができるのは
・大きな好機が訪れる
・願い事がかなう
・新しいチャレンジが成功する
・悩み事が解決する
・努力が実を結ぶ
・運命の人と出会う
なんて紹介しされていたけれど。

何か好転するなら、して欲しい。

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