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果たして「ジェームズ・モリアーティ」の若齢期は英霊足るか

どうもこんにちは、こんばんは、おはようごぜーます。
未だトラオムに囚われ、探偵にブチギレをし、妄想と解釈を垂れ流して三千里。
刹那と申す者です。今回も、私のくっだらない解釈、考察、妄想に付き合って頂きます。いいですねッ!

前回の解釈についてはこちら↓

他の考察についてはこちら↓

考察動画はこちら↓

今回も若い方のモリアーティ、すなわち「ジェームズ・モリアーティ(裁)」についてです。無論老齢のほうである「新宿のアーチャー」についても触れていきます。

前回に引き続き、「ジェームズ・モリアーティ」について掘り下げるわけですが、これは別に若モリの考察をしていたから生まれたのではなく、たまたま別の考察をしている時に生み出されてしまった考察(地獄)なんですね……。

また、今回の考察もTwitter上にて「べれんと」様との対話によって成り立っていると言っても過言ではないので、先にこの場を借りて御礼申し上げます。いつも有難う御座います。

新宿での行い、「本来のモリアーティ」、若モリの英霊としての成立について、様々な憶測、解釈を元に考察していこうと思います。どうぞよろしくお願いします。
では恒例の諸注意です。読んでからお進み下さい

  • 「死想顕現界域トラオム」までの全面的なネタバレ

  • 各サーヴァントのmaterialネタバレ

  • 幕間のネタバレ

  • Wikipedia、TYPE-MOONWiki、攻略サイトからの引用

  • 個人的な考察であり解釈。これが正しいというものではない

以上が大丈夫な方だけ進んで下さい。ネタバレを喰らったなどの苦情は一切合切受け付けませんのでそのつもりで。ご理解、ご協力の程、お願いします。






始めに

どうしてこんな考察が生まれたのか。冒頭でも語った通り、この考察は若モリや新茶を考察して生まれた訳ではありませんでした。元々はマシュマロに投函されたこの質問からでした。

小さい方のダ・ヴィンチちゃん。通称ロリンチちゃんについて、なにか考えてることありますか?というのが、マシュマロの内容でした。

はっきり申し上げると、ダ・ヴィンチちゃんに関しては裏切らないだろうと踏んで特に何も考えて無かったんですね。なんで、この機会にちょっと考えるかーなんて思って考察したんです。

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はい。上記画像の様に「彼女がどうして壊れると妖精國で明言されたのか」について考察していたんですね。
彼女の小さな肉体、つまり「霊基」では、大人のダ・ヴィンチが経験した記録を入れるには不適合であり、容量としても足りなかった故にホムンクルスであることも踏まえ、いずれ経年劣化し壊れてしまうのではないか、と。

えぇ、ここまでは普通の考察です。そこで俺はふと、新宿を思い出したのです。「そういえば、記憶が一部無くて、幻霊って言う外付けの能力を取り込んでたアーチャーがいたなぁ」と。えぇ、そうです。「新宿のアーチャー」こと「ジェームズ・モリアーティ」です。


「新宿のアーチャー」の成立過程について

これに関しては「悪性隔絶魔境 新宿」をお読みただければわかると思います。読んでない、飛ばしちゃった!というそこの貴方。こんな場末の考察読んでないで読んできて下さい。内容忘れた?そんな貴方も読み返しなさい。ここから先は新宿を読んでいる前提で進むので、是非。

さて、その成立過程を簡略化して説明すると以下の通りです。

1、ジェームズ・モリアーティ、キャスタークラスにて新宿に召喚される。
2、バアルと手を組み、幻霊「マックス」を入手。取り込む。
3、アーチャーとして成立。「悪性」と「善性」を分割し別れる。
4、藤丸レイシフト。物語冒頭がスタートする。

という流れになります。あくまで大凡になるので、やっぱり気になる人は読み返して下さい。コミカライズでもいいです。

さて、ここからわかることはストーリーでも言われている様に「本来のモリアーティ」は「キャスタークラス」であることです。「新宿のアーチャー」たる「モリアーティ」は、あくまでも「幻霊マックス」の能力によって「霊基が変質している」だけなのです。

新宿 第1節 「特異点ランディング」

狼王・ロボは物語当初はライダーとして登場します(新茶のマイルームボイスでの呼び名は「ライダー」のまま)。けれど、彼は三つ目の幻霊「グリフィン博士」を取り込むことで霊基が変質。我々がよく知る「新宿のアヴェンジャー」へと変わったのです。

ここまではOKですね?では、何故確認したかというとですね。
「幻霊マックスが入ることで、新宿のアーチャーは成立している」という事をしっかり認知してもらう必要があるんですね、この後の論の展開的に。


記憶の喪失は「故意」か、それとも「経費」か

作中「新宿のアーチャー」(本来のモリアーティとの区別のため新茶固定します。)は記憶を削り、悪性を削り、善性を獲得。そうして藤丸の前に現れる事で「大切な人」として認識。七発目の魔弾が確実にバレルタワーに墜ちる様、計画を立てていました。

さて、ここで問題です。「記憶の剥離は意図的であったか?」
……はい、そうですね、皆さんお分かりの様に「意図的」です。
そうでなければホームズの目を誤魔化せない。故に計画に関する記憶を全て剥離させていました。

新宿 第17節 「真相クルーティ」
新宿 第17節 「真相クルーティ」

ここで、私は思ったのです。ダ・ヴィンチの考察をしていた時に。
「これ、記憶を容量的に維持できないから剥離させたのもあるんじゃ?」と。

先程霊基成立にて説明した狼王・ロボのケースを見てみましょう。
彼は一度撃退されて大怪我を負った後、敵の新茶に交渉して三つ目の幻霊「グリフィン博士」を導入していました。

新宿 第13節 「狼王リターン」
新宿 第13節 「狼王リターン」

その結果、彼の人格はどうなったか。皆様もよく覚えている筈です。
そう、新宿に置いて唯一の人間である「藤丸立香」へ殺意を向ける、ただの殺戮マシーンへ変わってしまいました。物語冒頭で見せた悪魔が知恵を授けたような理知的な目も、ただ怨念を叫ぶ盲目の瞳へと変わったのです。

新宿 第13節 「狼王リターン」

懐かしい故郷も、仲間も、妻も​───────その記憶が朧げになるほど、人格、記憶に異常をきたしていました

ここで頭の回る方は、「あれ?でもそれならなんで冒頭では理知的だったの?」と思ったんじゃあないですか?それは、ロボとヘシアンが本来英霊たり得ない「幻霊同士」であったことが理由です。
彼らは元々互いに「英霊になるには霊基数値が足りない者同士」だったため、組み合わせる事で数値を補強、英霊として成立しました。故に人格への影響が少なかったと考えられます。
つまり、三つ目の幻霊「グリフィン博士」によって容量オーバーを起こし、透明化の機能にかわり記憶や人格が圧縮されたと考えられるのです。

では「新宿のアーチャー」はどうだったのでしょうか?
先程ご紹介した通り「モリアーティは本来キャスタークラスである」という文言、及び仇敵たる「シャーロック・ホームズは英霊である」ことから、ロボやヘシアンと異なり、彼は「正規の英霊」である筈です。

つまりロボ、ヘシアンとちがって霊基数値は単体で事足りるわけでして、そこに追加しようものなら許容オーバー。当然人格や記憶は圧縮処理される訳です。……でも、新宿での彼は理知的ですし、計画も遂行できていますよね?これはどうしてでしょうか。そこで、冒頭を見てみましょう。

新宿 第1節 「特異点ランディング」
新宿 第1節 「特異点ランディング」

彼には若い頃の記憶がありません。それどころか、老齢期の記憶すら朧げになっています。これは計画のために悪性を削った影響だと思われるのですが……。「若い頃まで削る必要ある?」と、私は思いました。
悪性を削るためならば、若齢期のモリアーティの頃の記憶を消す必要はありません。まだ骰子を振っていない彼は、少なくとも意図的に悪意を振り撒くことはないからです。(若モリ第一再臨のマイルームボイス参照)
それなのに、どうして「若い頃の記憶」すら消す必要があったのでしょうか(新茶は明確に若モリを「過去の己」と認識しているボイスがあるため、モリアーティの若齢期として若モリは真実成立している)

私はこれを「幻霊マックスを組み込むための容量空け」と考えました。
新宿のアーチャーはカルデアで召喚されてからも、若い頃の記憶をとりもどしていません。計画のための記憶は思い出しているのにも関わらず、です。
(イベクエ「旧き蜘蛛」はアーチャーである事と冒頭の台詞からカルデア産と推察)

旧き蜘蛛は懐古と共に 第3節 「我が儚い命運よ!」
新宿 第17節 「真相クルーティ」
新宿 第17節 「真相クルーティ」
新宿 第18節 「名探偵の名推理」

では、その「容量空け」のために打ち捨てられた「若い頃の記憶」は果たして何処へ打ち捨てられたのでしょうか。イベントクエスト「レディ・ライネスの事件簿」などでも語られましたが、情報というのは例え打ち捨てても残留思念などになって残るものです。態々焼却したりしない限りは。そのために特異点修復後にシャドウサーヴァントが発生し、幕間の前振りとしてそれを討伐しに行ったりする訳です。

そこで私、新宿のフリークエストを全て確認して参りました。(appmediaさんで)

確認できたシャドウサーヴァントは3騎。
「国道20号」では「ヘシアン・ロボ」が、「歌舞伎町」では「ファントム・ジ・オペラ」が、「パーティー会場」では「燕青」がそれぞれ確認できました
この3人の共通点はそう、「幻影魔人同盟」のメンバーである事です。けれど、1人足りませんね?そう、「新宿のアーチャー」が。
(デミヤに関しては抑止力からの召喚なのでノーカンとしています)

どうして彼だけ、残留思念たるシャドウサーヴァントがいないのでしょうか。切り離した若い記憶も、何処かへ消えてしまったのでしょうか?


「若齢期」は真に「全盛期」であるか

幻霊「マックス」には、年齢に関する逸話はありません。これは原典について調べて頂ければすぐに出てくると思います。
「マックス」の逸話で重要なのは「7発の弾丸」であり、年齢についてではありません。とすると当然、「新宿のアーチャー」がそういう趣味でもない限り、彼の姿、年齢は変わっていない筈なのです。「本来のキャスタークラスのモリアーティ」からは。

であるなら。若い頃の姿である「ジェームズ・モリアーティ(裁)」はどうして成立したのでしょうか。全盛期だから?若い頃だから?私はそうは思えません
無論老齢期と若齢期で2つの全盛期がある場合もあります。李書文などがそのケースです。ですがホームズの文言を見るにそれは難しいでしょう。

新宿 第10節 「監獄グレートエスケープ」
新宿 第10節 「監獄グレートエスケープ」

ホームズは意図的にモリアーティに関する描写を抑えめにさせていました。またモリアーティが数学教授として活動していたこと、新宿のアーチャーは恐らく外見や年齢が「本来のモリアーティ」から変わっていないだろう事も踏まえると、彼の全盛期は「老齢期」であると考えるのが自然なのです。(「旧き蜘蛛」は恐らく若モリと新茶の間の期間の失敗と考えても、全盛期として適正なのは老齢期といえる)

「じゃあ、どうして若モリなんてサーヴァントが生まれるの……?」

こう私も思いました。噂では若モリは「無」から捏ねられたのでは?なんて考察もあるようで、私としては非常に気になります。発生原因が明確でないサーヴァント、そんな「無」から生み出す技術が異星の神にあるのか?と。なによりホームズ1人殺すのにそこまで手間をかけるのか……?と。(なんなら北欧で脱落しかけたしオリュンポスでも踏んだり蹴ったりだったしツングースカでは消滅しかけた)


果たして「ジェームズ・モリアーティ」の若齢期は英霊足るか

では、どうして「ルーラー、ジェームズ・モリアーティ」は成立したのか。結論を述べましょう。

私は彼を、「新宿のアーチャーの若い頃の記憶、そのもの」なのではないか?と考えました。もっと正しく形容するならば、「本来のキャスタークラスのモリアーティ」から分離した、「新宿のアーチャー」の記憶の片割れではないか?と。

先程考察した通り、新宿のアーチャーに若い頃の記憶がないのは容量の問題であるはずです。「マックス」を埋め込むための容量を空けるため、若い頃の記憶を分離させた、と。
同時に、情報は意図的に消去しない限り消えることはなく、残留思念として漂う事になります。ホームズも藤丸も特異点に迫る中、丁寧に処理している時間は無かったはずです。他にもやるべき事山盛りなので。(バアルと自身の記憶を削る、善悪に別れる、悪性を譲渡する、藤丸の落下に間に合う様に走る……etc)

であるなら。その記憶は隔離されていても事実上の放置状態だったのではないでしょうか。バアルさえ、「新宿のアーチャー」の悪性としての皮を被っていますし、何より彼の目的は藤丸立香の殺害であり、モリアーティとの関係は同盟者です。いちいち気にする理由もない。
なにより、「本来のモリアーティ」が必要ないとして切り離した記憶です。彼の目的は数式の証明であり、ホームズを出し抜く事。世界をどうせ滅ぼすのに、その後のことなんか考える必要すらありません

放置された先。若モリは新宿のアーチャーの記憶から、異星の神に生み出されたのではないでしょうか。

まさか、と思ったんじゃあないでしょうか。私もそうです。こんな可能性、あり得るのかと。けれど、そうする事で説明がつくこともあるんですよ。色々と、ね。

まず私は似た類似ケースを探しました。これがないとこの「考え」が「可能性として成立するか」が分からないのでこの考察が解釈や妄想の類になってしまいます。
(私はそれでも一向に構わんけれども)

そうしてまぁ「千子村正」を見つけた訳です。
彼は下総の一件で成立した擬似サーヴァントです。あくまでも下総を解決するために成立した霊基であり、姿です。故に、この一件がなければそも英霊の座どころか再現すら叶いません。そしてこの一件に関わっていた使徒がいましたね?

これはカルデアの方の蘆屋道満

そうだね、リンボだね。異星の神だね。
恐らく異星の神は下総の一件で村正を認知、観測し、使徒として召喚したのではないでしょうか。​───────であるならば。新宿もまた、同じ「断片」です。ここから、可能性の一つとして捉えるには充分だと考えます。
異星の神が、まぁ、その、若い記録を拾い上げた、という可能性です。

そしてその可能性を補う、そしてトラオム読了時私に渦巻いていた疑問も、この可能性により解決したのです。
皆様はホームズを滝壺に叩き落とした後、唐突に始まったモリアーティ道場を覚えてらっしゃいますか?

トラオム 第21節 「或る名探偵の死」

読んだ当初、私はホームズロストに打ちひしがれていたので何のけなしにスルーしてしまったのですが、読み返してみてここで疑問が湧いたのです。

「なんでモリアーティなのに新茶の立ち絵なんだろう」と。
嫌モリアーティはモリアーティだろ、立ち絵の都合だろ、と言われればそれまでなのですが、単純に疑問だったのです。

何度も語っている通り、新宿のアーチャーの成立には幻霊「マックス」が必要不可欠であり、新宿特異点でなければ成せない。存在としては謂わば「モリアーティのパスティーシュ」であるのです。あったかもしれない、程度であり「本来のキャスタークラスのモリアーティ」の派生形であり、異なるモノであるはずです

であるなら本来ここに立つべきは新茶ではなく、「キャスタークラスのモリアーティ」であるべきです。だって若モリは「これからモリアーティに至る青年」なのですから。パスティーシュである「新宿のアーチャー」にはなり得ない。だってあれは新宿にいた彼だけのモノなのだから。

では何故、ここで出てきたのが「新宿のアーチャー」であり、モリアーティという名前に「?」が付くのか。

その理由こそが「新宿のアーチャーが無くした若い記憶こそが、ルーラー、ジェームズ・モリアーティ、その根幹であるから」だと、私は思うのです。
どうしてか、というと、これはマイルームボイスが根拠になります。

神ゲー攻略 新宿のアーチャー ボイス一覧

これを見るに「新宿のアーチャー」側は「明確に自身の若い頃である」と認識しています。記憶は朧げだ、と「旧き蜘蛛」で語っていたくせに。キッチリと、自身である、その過去であると認めています。これに対し若モリの方はどうでしょうか。

ゲーム内material 若モリ プロフィール2

若モリ視点では、新宿のアーチャーをみて「どことなくズレている」と評し悩んでいます

「嫌やっぱり同一人物じゃないのでは?」と思った貴方、少しお待ち下さい。これに関しては若モリと新茶で分離した時期の問題があるのです。
もう一度、新宿のアーチャーの成立過程を見てください。

1、ジェームズ・モリアーティ、キャスタークラスにて新宿に召喚される。
2、バアルと手を組み、幻霊「マックス」を入手。取り込む。
3、アーチャーとして成立。「悪性」と「善性」を分割し別れる。
4、藤丸レイシフト。物語冒頭がスタートする。

最初にキャスターとして呼ばれ、「マックス」を組み込む過程でアーチャーになった訳ですが、「マックス」を取り込むためにしたことがありましたね?そうです「容量を空けるための記憶分離」です。故に正しい手順はこうなります。

1、ジェームズ・モリアーティ、キャスタークラスにて新宿に召喚される。
2、バアルと手を組み、計画のために幻霊を取り込むために記憶を分離させる
3、幻霊「マックス」を入手。取り込む。
4、アーチャーとして成立。「悪性」と「善性」を分割し別れる。
5、藤丸レイシフト。物語冒頭がスタートする。

はい。つまり若モリは正しくいうと「本来のモリアーティの若い頃の記憶」となるのです。故に「新宿のアーチャー」すなわち未来の己のパスティーシュをみて、「何か違うな……?」と困惑する羽目になっているのですね。
しかし「新宿のアーチャー」から見ると正しく己の過去である訳です。同じく「本来のモリアーティ」から分離した存在であるので。故に分離した後成立した「新宿のアーチャー」は「ルーラー、ジェームズ・モリアーティ」からすると何か変、になるわけです。

……さて長々と語ってきましたが、若モリは「本来のモリアーティの残留思念」であるわけです。けれど、先述したように「若齢期たるモリアーティ」は英霊として成立するには霊基数値がたりない筈です。なぜなら何も成していないから。彼の逸話は晩年に集中しているから。

であるなら、どうして「英霊」として成立できているのでしょうか。残留思念程度では英霊足り得ず、また逸話も足りない彼がどうして「英霊」として異星の使徒になり、カルデアに召喚されることができたのか。
その答えは至極単純です。「ノルンという神性で穴埋めしたから」で解決します
村正が足りない霊基数値をどこかの青年で補ったように。ロボとヘシアンが組み合わさることで「英霊」に昇華されたように。
彼は名実ともに、真実、英霊の座に昇ったのです。「モリアーティ」として。


最後に

どうしてカルデアで召喚した若モリに「神性」がついてないんだ!!とTwitterで叫んでいたのは記憶に新しいのですが、この考察から逆説的にカルデアにいる若モリにも「ノルニル」がいることの証明になるんじゃないかと考えて発狂しました。はい。

一言断っておきたいのですが、私は別に若モリが英霊足り得ないとは思っておりません。ただ英霊の座のシステム的にエラー吐かれてるんだろうな、程度にしか思ってないです。彼は間違いなくモリアーティであるし、モリアーティになる青年なので、資格も何も要らんやろ英霊の座ァ!と思うくらいには普通に居てていいと思ってます。

なにより、彼に組み込まれた「ノルン」がそれを保証しているように見えて仕方がないのです。前の解釈とか、考察などでも語っていますが、彼というサーヴァントを構成する「保有スキル」「クラススキル」「人格」全て「モリアーティ」がベースです。むしろどこにノルンのカケラがあるのか血眼で探したくらいです。
今までFGOで登場した神霊、神性を組み込まれた存在は大概その組み込まれた神性に歪まされていたり、強い影響を与えられていましたが、彼はそんな影響を受けていないように見えます。新宿のアーチャー側が、「アレ本当に私?」と言っていないのもその根拠になると思うのです。
もうなんかノルニルが「貴方は切り捨てられた記憶かもしれない。けれど、貴方は貴方として生きていい。貴方はちゃんと成立している」と言ってるように見えて泣きました。ノルニル「貴方がナンバーワンよ……!」

ここから考えるに、あくまで解釈なのですが、「運命に愛されてるなぁ」と思いました。ノルニルに愛されてるな、とも。新茶もそうですし、若モリもそうなのですが、2人とも宿敵で尚且つ、自身の死の運命の象徴たる「探偵、シャーロック・ホームズ」を打ち下してるんですよね(その後カルデアに負けてるのは置いといて)
そう考えると、いかに型月、FGO世界において運命に愛されてるかってのがわかると思います。

何より若モリも新茶も、まだまだ活躍するフラグが乱立しているので運命はまだ眠らせてくれそうにないですね。頑張ろうなお前ら、藤丸と走ろうな最後まで。

今回の考察、クソ雑に語弊覚悟で纏めると「新宿のアーチャーは実質若モリのパパ」になるし、なんなら藤丸を殺すために分離させた結果生まれてるので藤丸がママみたいなものになってしまうんですが、余りに蛇足ですね。やめておきましょう。

いかがだったでしょうか?ご納得いただける可能性提示が出来ていたら幸いです。
コメントとかご指摘とかイイネとかめちゃ下さい私が元気になります。是非是非お願いします!マシュマロやTwitter垢にどうぞ!

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