1年、そしてまた1年。有馬記念2021

これが来ると競馬を楽しむ人たちにとってはもう年末、
そう有馬記念がまた今年もやってきた。

1年間競馬を楽しんできた人たちにとっても、
この時だけ馬券を買う人たちにとっても、
勝つチャンスはもちろん平等に訪れるわけで。
勝って1年の締めくくりとしたいところ。

有馬記念、また中山芝2500mの特徴や傾向などは、
この1週間で多くの人が触れてくれているので、
その部分はお任せし、
前日で1人気になっているのが3歳馬のエフフォーリアということで、
ここでは過去10年、有馬記念出走の3歳馬の成績とその年の主な成績を見てみる。

■2020年
バビット13着(菊花賞10着、セントライト記念1着、ラジオNIKKEI賞1着)
オーソリティ14着(アルゼンチン共和国杯1着、青葉賞1着)

■2019年
サートゥルナーリア2着(天皇賞秋6着、神戸新聞杯1着、ダービー4着、皐月賞1着、ホープフルS1着)
ワールドプレミア3着(菊花賞1着、神戸新聞杯3着)
ヴェロックス8着(菊花賞3着、神戸新聞杯2着、ダービー3着、皐月賞2着)

■2018年
ブラストワンピース1着(菊花賞4着、新潟記念1着、ダービー5着)

■2017年
スワーヴリチャード4着(アルゼンチン共和国杯1着、ダービー2着)
サトノクロニクル9着(チャレンジC1着、菊花賞10着、セントライト記念3着)
ブレスジャーニー12着(チャレンジC3着、菊花賞12着)

■2016年
サトノダイヤモンド1着(菊花賞1着、神戸新聞杯1着、ダービー2着、皐月賞3着)

■2015年
キタサンブラック3着(菊花賞1着、セントライト記念1着、ダービー14着、皐月賞3着)
ルージュバック10着(エリザベス女王杯4着、オークス2着)
リアファル16着(菊花賞3着、神戸新聞杯1着)

■2014年
トゥザワールド2着(菊花賞16着、セントライト記念2着、ダービー5着、皐月賞2着)
ワンアンドオンリー13着(菊花賞9着、神戸新聞杯1着、ダービー1着、皐月賞4着)

■2013年
タマモベストプレイ5着(朝日チャレンジC6着、菊花賞8着、ダービー8着、皐月賞5着)
テイエムイナズマ9着(菊花賞11着、ダービー6着、皐月賞6着)
ラブリーデイ12着(金鯱賞2着、小倉記念2着、ダービー7着、皐月賞15着)

■2012年
ゴールドシップ1着(菊花賞1着、神戸新聞杯1着、ダービー5着、皐月賞1着)
スカイディグニティ5着(菊花賞2着、セントライト記念2着)

■2011年
オルフェーヴル1着(菊花賞1着、ダービー1着、皐月賞1着)3冠馬!!!
レッドデイヴィス9着(鳴尾記念1着、京都新聞杯10着、毎日杯1着)


こうやって見てみると過去10年で有馬記念で馬券に絡んだ3歳馬は8頭。
気づくと思いますが、ほぼG1勝ちありの馬が該当。
そうでない馬、
ブラストワンピースに関しては夏の時点で古馬混合戦の新潟記念を大外のまだ外を回して快勝。
数字には出てませんが、ダービーもプラス10キロはありながらも、
ゲートで遅れ、4角では前が詰まって進路を切り替えるロス。ゴール前はさらに伸びていた。
またトゥザワールドに関しては、
新馬戦で勝ち上がれなかったものの折り返しの未勝利戦から4連勝し、
皐月賞は1人気になった馬で、2頭ともG1級のポテンシャルがあったと言える。

では、今年の3歳馬はどうか。
■エフフォーリア
前走、天皇賞秋で古馬最強クラスのコントレイル、グランアレグリアを撃破。
コントレイルが次走ジャパンカップを、グランアレグリアがマイルCSを快勝したことから、
この馬のポテンシャルは現時点でも現役馬トップクラスなのは間違いない。

■タイトルホルダー
秋初戦のセントライト記念でレース展開が向かない部分や、やや不安定な部分を見せたものの、
菊花賞では横山武史騎手の押してハナへの先方が功を奏し圧勝。
展開次第の部分は常につきまとうが、皐月賞2着、弥生賞1着は中山巧者としてはかなりポイントが高い。

■ステラヴェローチェ
菊花賞4着、ダービー3着、皐月賞3着と同世代の中での能力はトップクラスで、
常に速い上がりを使えるのも魅力。今の中山もきっと合うはず。
気になるのはキャラが違うものの、2019年のヴェロックスとちょっと被るか。

■アサマノイタズラ
上記3頭と比較すると戦績は劣るものの、
秋初戦のセントライト記念では、今後G1戦線を賑わすであろうソーヴァリアントを豪快に差し切り。
レース展開が向いたこともあるが、能力なしではあのレースは出来ない。
また中山巧者でもある(2.1.1.2)この馬、展開次第ではやれそう。

ということで今年出走する3歳馬はどの馬もここで互角に戦えるポテンシャルがあり、
この取捨が今年の有馬記念のポイントとなると判断。

本命
エフフォーリア
上記の通り、今の時点で能力は現役馬トップクラス。
実質ダービーも勝っていたようなもので、あの敗戦があるからこその強さが今この馬にはある。
皐月賞の勝ち方も良く、今の馬場も苦にしない。

対抗は悩みに悩んでアカイイト
スタートの不安定さから差し追い込み届かずとなかなか出世出来なかったこの馬、
3走前の垂水Sで横山典らしい後方からの競馬で、
前後半(35.0-36.0)のラップを16番手から差し切り。
オープン入り直後の府中牝馬Sで出遅れ~上がり3番手の脚で7着、。
エリザベス女王杯では幸騎手に乗り替わり、3~4コーナーにかけての捲りから
直線突き抜け快勝。
今回の有馬記念の展開を考えるとあまり後方では届かないと思うので、
前回同様の脚がもう1度使えることを期待。

3番手はクロノジェネシス
やはりグランプリ3勝の実力はここでは1番。
今年は宝塚記念を快勝後に凱旋門賞に向け調整~参戦。
海外帰りの不安点はあるにしても中山2500mのトリッキーさを十二分にこの馬が理解しているはずで、
有終の美を飾れるか。

そしてタイトルホルダー
菊花賞では何が何でもハナ、という思い切った作戦が功を奏した。
正直、菊花賞を勝って有馬記念に参戦が決まったときに、
必ず買わないといけない馬と自分の中でもインプット。
もう菊花賞の時のようなオッズでは買えないと思っていたが、
まさかの単勝が8~10倍になりそう。
その要因が大外枠や、横山武史から横山和生への乗り替わりなら、
ここは黙って買っておきたい。

その他3歳馬は買い目に入れたいところ。

買い目
馬連
10-13
7-13
10-14,16

ワイド
10-13
7-13

単勝16

3連系は3歳馬からで。
良い有馬記念になりますように。

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