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🇰🇷ドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」を観たら鬱になった笑…

韓ドラは苦手だったのだが、愛の不時着をきっかけにちょいちょい見始めるようになった。

それでも完走出来たのは、10本くらいのうち、4本。

ドラマは役者の演技から垣間見える本質が自分と合わないタイプの人間だと、よほど脚本や設定が良くなければ観れない。そもそも脚本がよくなければドラマって面白くないのだけど。

その完走出来たドラマの中の1本が、この「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」だった。

主人公、ジナの親友の弟、ギュニがアメリカから帰国し、段々お互いに惹かれていくも、家庭間・年の差などありとあらゆる障害が立ちはだかって…

という話

前半から中盤にかけて、誰もがうずうずしたりときめいたり笑ったりときめいたりしたと思う。勢いもあって、引き込まれた。私もかなりキュンときた

けれど、一体何なのか、中盤から後半にかけての暗さとイラつきは。。

好きなら好きでいいじゃん!?

堂々としてなさいよ

誰に何を言われようと2人でコミュニケーション取って乗り越えなさいよ

どうして毎度嘘をついたり、ごまかしたり、傷つけるんだ

と思ってしまう場面が多く

次こそは、次こそは明るい展開になるはずと思って見続けるも(3日で24話を見終わるという)

ブルーが止まらない

ギュニがこの状況から2人で逃げよう、とアメリカ行きを決めて、それをジナが断って、それだけの話なのにどうして2人ともこの展開に泣くの、と思っていたけれど

その後のストーリーをみて肝を冷やした

あれは別れるという暗黙のことだったのね(何も別れなくても…)


それから別れよう、という言葉が不意に口をついて出た

という設定もなんだか甘い

それならそれで本当にそんな方向へ持っていって、2人できちんと話そう、という展開にしてお互い本音を言い合う機会を作るとか、

はたまた離れた間でお互いの存在の大きさを実感していくとか、

自分の存在で相手が強くなれる

相手の存在で自分も強くなれる

そうやって困難も、励まし合い、愛を育みながら、たまにぐらつきながら乗り越えるドラマにして欲しかった

面白さは、その骨組みの中の脚本や演出で決まると思う

けれど、このドラマの中では

最終話の1話前から

時は経ち、ジナには新しい恋人ができ、たまたま再会したふたりはまた胸を焦がす

という展開に入っていった

(お願いだからハッピーエンドを描いて、と何度も祈ったよ…)

これまでハッキリせずギュニを傷つけていたジナにイラつきを覚えていたけれど、

ジナが言った、「いきなり逃げようだなんて言われてどうしろと」「限界だったのはあなたのほうでしょう」というセリフに、確かに。ともなった


そして最終話の残り10分くらいで、ギュニが済州島へ引っ越したジナの元へ飛行機で駆けつけ、ヨリが戻る…

いやぁ…10話以降の展開がことごとくブルーだったのはどうなのよ

最終話の10分で元に戻るという強引展開は何なのよ…

しまりがないなぁ…もうすこし何とかしてよ…

恋愛だけでなく家庭でも仕事でもブルー展開がとまらず、そのまま最終話まで流れ、仕事は退職、家庭ではお母さんとちょっと関係が和んでおわり

共鳴してしまってめっっっちゃブルーだわ笑

これから仕事なのに〜〜〜!!

セクハラ問題もあんな展開を描くのであれば、なかった方が良かったのでは、と思ってしまうくらい。

恋のみならず、仕事も家庭も、10話以降はブルー展開が延々と続いたのがしんどかった。

1日約7時間もドラマをみていたから、私もあの世界の1部になってしまって、かなり溶け込んでいたのだと思う。

最終話に出てきたジュニのマンションも、それから赤い傘もOSTも、全てが辛い材料になってしまった笑

本当に応援したくなる、ずっとそばにいて欲しいと願うカップルでありながら、だからこそこの展開に耐えられなかった視聴者も多いと思う

そう考えると、愛の不時着や椿の花咲く頃は、上手く要素が取り入れられた、骨がシッカリしていたドラマだったのかなぁと感じる

はあー何かとびきりハッピーになれる作品教えてください〜




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