突然訪れた最も無駄のない10分に考えさせられる
平日はだいたい7時半にアラームをかけて、少しの間ゴロゴロしながらスマホを見たり、布団から出て趣味や家のことをやったりして、
8時前後になったらお手洗いに行って洗面所でパジャマを脱いで体重を測って、そのまま歯を磨いて顔を洗って、
ヨーグルトを食べて、薬やサプリなんかをいろいろ飲んで、そこでやっと服を着て、メイクをして髪を整えて8時50分頃に家を出ます。
おそらく、無駄な時間を省けばもう少し寝られるのですが、だいたいひとつくらいは予想外のことが起こったり、やるべき家事が増えたりするもので…
焦ると連鎖的によくない方向に物事が向かうのは世の常ということで、とにかく余裕を持って起きるようにしたいと思っています。
そんな12月のある日、アラームも鳴っていないのに何かに導かれるように目を覚ました静かな朝。
スマホを見たら8時46分でした。
飛び起きて、お手洗いで服を全部脱いで小脇に抱え、洗面所でガッと歯を磨いてザッと顔を拭いて、服を着て日焼け止めとファンデだけ塗って、眉毛を描いて、アイシャドウとアイライナーをつかんでいつものバッグにつっこんで、マスクとダウンジャケットをひっかけてマンションのエレベーターに飛び乗りました。
スマホを見たら8時56分でした。
走れば全然間に合う時間です。
エレベーターの大きな鏡には、いつもと何も変わらない自分の姿がありました。
私がいつも整えてる身だしなみってなんなん…？？？
アイメイクを相当濃くしても度の強いメガネに吸い込まれ、髪型は整えたところでマフラーの静電気には勝てず…
もちろん歯はしっかり時間かけて磨いた方がいいし、顔も朝洗わない美容法もあるけど気分的には洗いたいし、空腹で電車に乗ると万が一立ちっぱなしになった時に貧血起こしがちなので、無駄のない10分は完璧な10分ではないのですが…
何にせよ、人にどう見られるかというよりは、自分が気持ちよく出かけるための準備のほうがよっぽど時間がかかるんだなぁと実感しました。
自分の機嫌を自分で取れるのが大人、という言葉をたまに耳にしますが、睡眠時間を削ってまで時間や手間をかけないと朝の気分が上がらないようでは、まだまだ子供なのかもしれません…。
体の機嫌と心の機嫌をしっかりバランス取って、まともな大人になりたいものです。
ちなみに、こんなこともあろうかと、朝飲む分の薬は常にバッグに1回分入っていますし、アイメイクはお昼休みに何食わぬ顔で済ませておきました。
強いて言えば、午前中より少し存在感が強いと思われたかもしれません。
それから、眉毛が半分ない麻呂の民でも速攻で思い通りの形が描けて落ちない素敵なアイブロウはこちらになります。
一時期売れすぎてどこにもなかったけど最近復活した模様です。
どなたかの無駄のない10分のお役に立てますように！
それではおやすみなさい。
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