遠藤さき

1型糖尿病の男の子(4歳)のママです。 2022年8月に発症しました。 1型糖尿病や日…

遠藤さき

1型糖尿病の男の子(4歳)のママです。 2022年8月に発症しました。 1型糖尿病や日々の生活について書いていきたいと思っています。

最近の記事

子どもの病気が発覚してそろそろ一年です

 お久しぶりです、遠藤さきです。  noteを書こう書こうと思いながらも、なかなか時間が取れず、秋になってしまいました。  一型糖尿病とはどんな病気なのか、とか  幼稚園とこんなふうに連携をとったよとか、とか  日々の食事はこんなふうにしてるよ、とか  書きたいことはたくさんあったのですが、なかなか忙しくて来られないまま。  今後もゆっくりペースになりそうですが、のんびりと更新を続けていけたらなと思います。  今回はそろそろ一年ということで、一型糖尿病生活の感想を、思い

    • 5.1型糖尿病がわかった日のこと④

       家に帰るとリビングがとても静かで、やたらと広く感じました。  まだ4歳の息子は、いつも騒がしく走り回り、誰よりも大きな声で笑っていて。  賑やかな音が無くなった部屋にいても、私の心は息子が病気になり入院したことを、なかなか受け入れてくれませんでした。  主人と私はテーブルを挟んで座り、その日一日のことをぽつぽつと話し出しました。  主人はいつも明るくて楽しい人なのですが、さすがに息子の病名を知り、子どもが一人で入院をするという辛い状況に、私と同様塞ぎ込んでいて。

      • 4.1型糖尿病がわかった日のこと③

         子どもが先に病室に向かい、主人と私は説明のあとに遅れて中に入ったのですが、そこで見た息子の姿は、私にとってショッキングなものでした。  息子は見たことのない形のベビーベッドの中に入っていました。  立ち上がることはできても、透明の天井がついていて柵の上側全て、勝手に降りられないように透明の板で塞がれています。  どこからも出られない鉄製の大きなベビーベッドは、ペットを入れるケージのようにも見えました。  その中で生理食塩水の点滴がポンプで流され、インスリン入りの注射がシ

        • 3.1型糖尿病がわかった日のこと②

           紹介された病院に着いて主人と合流し、電車で救急外来に行きました。  子どもだけ処置室に残され、そこで採血と点滴を受けたようで、私達が戻ったときには生理食塩水の点滴がポンプで腕に繋げられていました。  幸いなことに息子は注射が苦手ではなく、さほど嫌がることなく点滴ができたようです。  「見て、ママ〜! ほら、このヒモ(点滴のルート)、ながーい!」とのんきに笑っていました。  その姿に救われました。  泣いてわめいて暴れていたら、きっと冷静でいられなくなっていたと思います。

        子どもの病気が発覚してそろそろ一年です

          2.1型糖尿病がわかった日のこと①

           ちょっとした違和感は、数ヶ月前からありました。  水を飲む回数が、少し増えていたんです。  ただ、暑くなる時期でしたし、息子は自閉スペクトラム症のグレーゾーン。  水に対してこだわりがあるのかな? と考えていました。  あともう一つの違和感は、幼稚園の検尿。  こちらは尿糖が少し出ていたんですよね。  医師からのコメントで「気になるようなら受診を」とあったので、様子を見ていました。  というのも、第7波の真っ只中のせいか小児科に電話が繋がらないほどで。  切羽詰まって

          2.1型糖尿病がわかった日のこと①

          1.はじめに -noteで1型糖尿病について書こうと思ったわけ-

           はじめまして。  4歳の男の子のママで、看護師の遠藤さきです。  1週間ほど前、息子の1型糖尿病が発覚して、息子はそのまま緊急入院となりました。  いまは血糖値は落ち着いており、カーボカウントという糖質計算と注射練習のために、毎日面会に通っている状況です。  あまりプライベートなことを書くのは好きではないのですが、それでも病気についてここに書き残しておきたいと思ったのには、2つ理由があります。  1つめは、1型糖尿病について知る人を1人でも増やしたいと思ったから。

          1.はじめに -noteで1型糖尿病について書こうと思ったわけ-