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チーズ発祥の逸話

コレ、最初に食べた人ってすごいチャレンジャーだよな…って食べ物、よくありますよね。

ドリアンとか、

ホヤとか。

ドリアンは置いといて。
ホヤに関してはその「チャレンジャー」に感謝します。ホヤ、スキ❤️

人が、コレは食べ物だ、って認識する知能の不思議を感じることがたまにあるけど、
チーズにもそんな逸話があります。

昔々、アラブの商人が砂漠を旅していました。
暑い中、ラクダの背に揺られながら…
しばらくして、喉の渇きを覚えた商人は、持参した、水筒代わりの動物の胃袋に入ったミルクを飲もうとしたところ…
白い塊黄色い水になっていました。
その塊を恐る恐る食べてみると、非常に美味しい食べ物、でしたとさ。


逸話だけどさ。
どこまでホントかわからないけどさ。

でも、よく食べてみたよね、その「白い塊」。

お分かりかと思いますが、
この「白い塊」がチーズになる前の固形分。
ラクダ乳のチーズ」でミルクを固める酵素のハナシをしましたが、
水筒代わりに使っていた動物の胃袋に入れていて(凝乳酵素)、
かつ、暑い中を(温度)、
ラクダの背に揺られて(撹拌)いたから、
ミルクが固まり、水分と分離したんですね。

ここには、その動物の胃袋が大人のものか子どものものかは書かれていませんが、
凝乳酵素がある胃袋は子どもの動物のみ。


つまりチーズ造りとは、

動物の子どもの胃の中で起こっていることの再現

なんですね。

だけどこれは、
主にヨーロッパのチーズのハナシ。
紀元前3000年ごろメソポタミアあたりで発祥したと言われるチーズですが、
そこから西に伝わったチーズ造りはレンネットで凝乳するというもの。

一方、東に伝わったチーズ造りは、違う方法で固める方法が定着します。
日本も、今でこそレンネットで固めて造る方法でチーズを造ってますが、それは、明治以後のハナシ。

あれ?
日本って、いつからチーズが存在するの?


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