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終戦の日

今日8月15日は日本における終戦の日。その戦争は1941年12月に始まり、1945年8月14日のポツダム宣言受諾および、15日正午、天皇自らが「終戦の詔書」を読み上げる玉音放送によって、国民は終戦を知らされました。

戦争が終わってからも、人々は飢えに苦しみながら、家族の帰りを待ち続けたといいます。ながく苦しい暗黒の時代。

当時のことを、花森安治はこう遺しています。

戦争がだんだんはげしくなってきて、
これは、敗けるかも知れないという
重苦しい気持ちが、じわじわと、
みんなの心をしめつけはじめるころには、
もう私たちの心から、<美しい>ものを、
美しいとみるゆとりが、失われていた。

花森安治『花森安治 灯をともす言葉』より

赤い夕陽は野を焼く火に重ね、野の花は食べるために引き抜いた。空襲におびえる心を照らす、月の光さえも憎かった。その時代には、眼に映るものを、美しいと思えるゆとりなど、なかった。

平和について考えることができるのは、平和を感じて生きているからこそ。美しいものを美しいと思うことができるのも、平和の中に生きているからこそ。

この幸せを手放さないために、忘れてはならないことがあったはず。私たちにとって、もっとも大切なことは、何ですか。今日もいちりんあなたにどうぞ。

シロタエギク 花言葉「あなたを支えます」

しあわせであるように


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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
https://www.hanaimo.com/

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