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マヌカハニーの抗菌作用って優れているの?

マヌカハニーの抗菌作用は通常のハニーとは違い、メチルグリオキサール(MGO)によるものといわれます。
実際マヌカハニーは、温室で収穫されるハチミツと比較しても、メチルグリオキサール(MGO)の含有量は44倍も多く、その一方で一般のハチミツ抗菌作用をもたらす過酸化水素は少ない事が分かっています。

メチルグリオキサール(MGO)は、植物がストレスを与えられると2〜6倍も産生が増加するストレス物質です。
植物がストレス下で産生を増加させるフラボノイドなどのファイトケミカルと同じという事です。
そのストレス物質の花蜜がハチミツに高濃度に移行したものが、まさにマヌカハニーなのです。
つまり、マヌカハニーは、オーストラリアやニュージーランドのように、比較的土壌が豊かでない厳しい環境で咲く花の蜜を集めたものなのです。

メチルグリオキサール(MGO)は、私たちの体内に入ると炎症性物質となる前駆物質となります。
特に近傍にある脂質やタンパク質と結合して、細胞の機能・構造を変性させます。
そして、結合変性物質となったメチルグリオキササール(MGO)は、炎症ごみとして認識され炎症を引き起こします。
このメチルグリオキサール(MGO)の強い炎症を引き起こす働きが抗菌作用として認識されているのです。

実際、メチルグリオキサール(MGO)は植物やバクテリアだけでなく人体にとっても強力なストレス物質です。
細胞を過剰に刺激して、カルシウムを細胞内に流入させます。
これにより、血管は収縮し(動脈硬化)血圧は上がります。
また、炎症はダイレクトにメチルグリオキサール(MGO)の産生を上昇させ、メチルグリオキサール(MGO)は炎症を引き起こすという悪循環を招きます。
さらにメチルグリオキサール(MGO)は、脂質やタンパク質と反応することで、生命場を乱します。

健康にとっては、この抗菌度は全くいい影響はないということを知る事ができたので、こちらでもお伝えしました。
もし、ハチミツで体調が良くなったなら、それは抗菌度のせいではないです。

少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。


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