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マネジメントは「秘伝の技」ではない。マネ歴1年🐣の私が、4ヶ月間マネジメントについて学んで気づいたこと。

明けましておめでとうございます🎍 🙌(若干遅い・・・)
2020年秋頃から通っていたマネジメントについてのスクール EVeM MANAGEMENT ACADEMIA を去年12月末で修了しまして、自分のマネジメント観が大きく変わりました。その変化・気づいたことについて、年末年始の振り返りを兼ねて投稿したいと思います!

自分と同じくマネージャー歴まだ浅いよという方、これからマネジメントについてインプットしたいなと思っている方の参考になればうれしいです。

4ヶ月間何をしてたの?

9月〜12月の約4ヶ月、こちらの👇のEVeM(イーブン) MANAGEMENT ACADEMIA に 一期生として参加していました。DeNAをはじめとしたベンチャー企業で、幅広い組織フェーズ・レイヤーを経験された長村さんが開校したスクールです。「ベンチャー企業におけるマネジメント」に特化してます。

4ヶ月間とにかくインプットとアウトプットの繰り返し。同じクラスのメンバーと、毎週水曜日の夜約4時間みっちりインプット・ディスカッションし、普段自分のチーム・組織で色々と試行錯誤・実践をしてました(クラス、そしてチームの皆さんありがとうございます🙇‍♀️)。

クラスの内容は、もともと長村さんがnoteに投稿されたこのベンチャーマネージャーマニュアル(スキ2000超えのすごい記事!)をベースにしつつも、全然それ以外もあって。「ベンチャーマネジャーに起きる全てのこと」がドラマシリーズ的に網羅されているイメージです笑
設定されたテーマについては毎週、
①事前に予習しておく
②整理した質問・感想について1on1に近いアドバイス
③クラスでのディスカッション
④翌日からの実践に落としこむ(これが大事)
を徹底して回していくプログラムになっています。

ここでは書ききれないのですが、例えばハードシングス(自組織だけだと経験しにくい話も知れた)、経営レイヤーの話(今マネジャーの立場で知っておくことに価値あり)、CxOのパターン(キャリアイメージにつながった)などなど。毎回のテーマが「ううう(思い当たりすぎるな…)」と心に刺さってきました。
あと、同じクラスの皆さん7人がたまたま同年代のミドルマネジャーで、この繋がりもかなりありがたかったです🙏 毎週頑張れた。

きっかけ:マネジメントってもしや超面白いのでは?

そもそもなぜ参加しようと思ったかというと・・・
申し込んだ秋頃がちょうどマネジャーになって1年経ったタイミングだったのですが、「あれ、、、なんかマネジャーってめっちゃ面白くない?」って思い始めていたんです。

というのもマネージャーになった当初は、マネジメントっぽいことを実践習得するのに必死だったんですよね。正直、最初は全然面白くなかった笑 もともと後輩育成といった「人」のソフト面に関わることに苦手意識がすごくあって。「マネージャー?うーん私はやりたくないですね」とか言ってました・・・ そんななか、2019年に職種変更とともにマネージャーに昇格して、最初の1年は職種含め新しい役割を把握して、慣れた風を装うことで精一杯な状態。

💭当時のチャットを見返してみると、先輩に「マネージャーどう?」って聞かれて「ただただ孤独」って答えていました笑

その後ひたすら本やチームメンバー・先輩方にお世話になりまして、1年経った頃にやっと、組織内で自分個人ではなくチーム単位で動くというのが違和感なくできるようになってきました。新しい視野である組織レイヤーでのダイナミックな骨組み・構造を掴み始めたことで、試行錯誤状態であることは変わりないものの、PDCAが回せる最低限の土台ができてきた感覚です。

私個人として一番苦手なのは”暖簾に腕押し”な環境で、逆に面白いと思うのは、カオスであってもフィードバック量が多い環境。そんな自分にとって「チームマネジメント」という領域は、PDCAの回しがいがある超面白い仕事だと気づいたんだと思います。

そんなときに冒頭の長村さんの「ベンチャーマネージャー」のnoteを読みました。直感的にこれは今回しているPDCAの「Plan」「Check」を学べるチャンス!と思い、確か応募締切当日の午前中だったのですが、急いで申し込みました😅

▼急いで書いた応募動機。思ってたことは結構このまま
直近で大きなプロジェクト立ち上げを予定しており、「始めただけ」で終わらない実行力のあるチームを目指しています。実践のチャンスが山程ある環境のため、本講座を試行錯誤のきっかけとして利用させていただき、実行の精度を高めたいと思っています。また、実務・経営の両視座が必要なベンチャーマネージャーという立場を非常に面白く感じており、自分のなかで言語化されていない領域を体系的に習得してみたいと考えています。

走り出しのマネージャーとして、学んで良かったこと✨

そして9月から4ヶ月間、同じく「ベンチャー企業におけるマネジメント」でピンと来て応募してきたクラスの方々と、毎週毎週オンラインで顔をあわせて云々唸ってました。。

もちろん具体的なアドバイスや実践につながったケースはたくさんあります。ただ、まだまだ走り出し段階のマネージャーとして、4ヶ月間学んで一番良かったことは、自分にまだ起きていないことも含め、「ベンチャーマネジャーに起きる全てのこと」を網羅的にインプットし、想像でもいいので自分の意見・仮説を持てたこと。これに付きます。

・自分にまだ起きていないことについて知って、
・想像でもいいから自分の意見・仮説を持ってみる
という2点が特に重要です。

マネジメントは体得でしか学べないけど、インプットの範囲を変えれば加速できる領域だと気づいた💡

クラスを受ける前、「マネジメント」は経験時間と比例してスキルが身につく領域だと思っていました。よく「営業」をサイエンスではなくアートだと言いますが、「マネジメント」も同じようなもので、体得しないと学べないのでは?と。下記の本の問いと同じ感覚です。

マネージャー1年目の自分からすると、私の周りでいつもアドバイスをいただく隣のチームのマネージャーや上司の方々は、マネージャー歴も長くベテラン。そして彼/彼女らはまさにマネジメントを経験値から体得していて、口を揃えて「人それぞれだから」「やってみないと分からない」と言います。そして、それぞれのマネジメントスタイルが、それぞれ過去の上司のスタイルを受け継いで【秘伝の技】かのようにある。

なので、「あー自分のマネジメントって10年くらい経たないとできないのかなー」(逆に時間が経てば自然に身につくもの?)なんて考えてました。

そんななかいつかのクラスで、「自分のダイレクトな経験だけではなくて、自分が見た&聞くことも経験である」ということがありました。その時ほんとにそうだ💡と思って。自分のした・自分が受けたマネジメントだけではなくて、周りで起きたマネジメントを「見る」「聞く」ことでも経験値を加速できるのかと気づけました。

👇図にしてみると、こういうイメージ

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そして、自分がダイレクトに経験していないことまで想像したり検証したりして、未来の自分の経験に活かすためには、仮説だけの意識や検証のベースになる網羅的なフレームワークが必要だと考えています。今回4ヶ月を通して、自分の「ベンチャーマネージャー」という状況特化で、そのフレームワークについて学ぶこともできました。これも大事。

■今回学んで気づいたこと
【インプット】 経験 +見た&聞く こともインプットの範囲
【仮説立て】  想像でもいいので、↑について自分の観点での仮説を持つ
【アウトプット】検証できる網羅的なフレームワークを持つ

ベテランになるのを待たなくても、マネジメントを早期に体得していける

マネジメントは「人」という変数が大きく関わる以上、どうしても経験で体得しないと分からない領域だとは思っています。ただ、経験値を倍速にできる領域だと知ること・意識することで、若手のうちから早期に体得できるのでは?と徐々に自信が出てきました。(ポケモンでそういうアイテムありましたよね。経験値ブーストみたいな・・・なんだったっけな)

なので、若手だからこそ、マネジメント頑張ります✌️

もちろん学んだとしても、日々試行錯誤で。「あーやっちゃった」と落ち込むこともあります。ただ4ヶ月EVeMで学んだことで、ベテラン限定の分からない領域→より試行錯誤できて面白い領域にマネジメントへの捉え方が変わりました。

■マネジメントに対する捉え方の変化
最初の頃
 🙄苦手だなー
1年目    🤔なんか面白い。でも、ベテランにならないと分からない?
    😳いや若手でも色々経験できるぞ!

また、冒頭ちらっと書きましたが、同世代の他社マネージャーの仲間ができたことも大きい。若手でも、若手だからこそ、頑張りたいなと思えました。

年齢関わらず、マネージャー歴まだ浅いよという方、これからマネジメントについてインプットしたいなという方、この「インプットを広げる」という意識を持つことと、自分に合う網羅的なフレームワークを見つけることをおすすめします。

もしあなたがベンチャーマネージャーであれば、まずは長村さんのnote読むところからぜひ笑 

今まで読んだ本やフレーズで自分のマネジメントにとって大事なものは、【おまけのメモ】でまとめてみました。
ではまた〜 

おまけのメモ: 好きな本やフレーズ5選

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※時間が経ったら変わりそう。2021年1月現在。

■HIGH OUTPUT MANAGEMENT
権限設計・プロジェクトの中間KPIなど、ロジカルに整理されています。特にチームのハード面について詳しい。いつまでもこの理想像に近づかないけど、ずっと私の理想像。

■How Google Works
スマートクリエイティブには組織の縄張り・政治とか関係ない。カッコいい働き方とは?が詰まっています。

■貞観政要
”器”の話。レイヤーに関わらず傾聴する(信頼情報を持っているのは誰?という発想)など。心の中にミニ太宗がほしい。ドラマ化希望。

■オードリー・タンのRadical Transparency(徹底した透明性)
台湾でのデータ起点の取り組みについて語ったもの。How Google Works にも通じるが、この透明性の徹底にとても共感している。

私自身の活動はRadical Transparency(徹底的な透明性)を追求してきた。閉じられた場所で選ばれた人だけが会議をするような縦割りを取り払った活動を続けている」と説明した。

■攻殻機動隊の「スタンドプレーから生じるチームワーク」
チームメンバーの1人に教えてもらいました。仲良しこよしではないプロのチームとは?

『我々の間にチームプレイなどという都合のよい言い訳は存在せん。あるとすればスタンドプレーから生じるチームワークだけだ。』
 つまりタイトルであるSTAND ALONE COMPLEX=個の複合を体現した台詞だが、それは彼自身のポリシーでもあるのだ。メンバー各人は修羅場をくぐりぬけてきた極めて能力の高いプロフェッショナルの集合体であり、一匹狼としてやっていける自負をもつ“個”なのだ。

最後まで読んでくださってありがとうございました。皆さんのおすすめも教えてください👍

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