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夢のような、妄想のような話し。

私はよく『大きくなったら』と言ってしまう。
25歳だからもうすでに大きいのだけれど
まだ子供みたいな気持ちが抜け切れない。
大きくなったらコレがしたい。
大きくなったらこうなりたい。

今回は私の大きくなったらの夢の話し。

大きくなったら、夏には梅ジュースを作りたい。
ベランダには手作りの風鈴を飾って、料理を作りながら部屋の中に通る風の音を聞いて、旦那さんが帰ってくるのを待ちたい。それで、旦那さんが帰ってきたら冷えたコップに炭酸で割った手作りの梅ジュースを入れて出す。『おかえりー。今日も暑かったね、ご飯もうすぐ出来るよ。』とか言っちゃう。晩酌をするからご飯は軽めに作って、あてをつまみながらベランダで風に当たったりしてお酒を飲む。

大きくなったら、秋はお散歩にでかけたい。
落ち葉を踏みしめながら、ゆっくり公園を歩きたい。一足ごとにカサッと鳴る落ち葉の音が好き。保温バッグにはスーパーで買った焼き芋を入れて、途中のベンチで焼き芋休憩を挟みつつ、水筒にいれたあったかいお茶を飲みながら夏が終わった寂しさにゆっくり浸りたい。


大きくなったら冬は猫とコタツを取り合いたい。
いや、なんならもう私をコタツ代わりにして欲しい。猫とくっついてのんびりしたい。猫が眠そうに私のお腹の上であくびをするのを眺めていたい。『眠いの?寝るの?』って聞いても猫は私の事を無視するし、尻尾をブンブン!と振って『うっとーしいよ!』と伝えてくるだろうけど、そこも好きだから私はついつい構ってしまうと思う。

大きくなったら、春はお弁当を作って出かけたい。
桜のしたでレジャーシートを広げて、そこにみんなで作ったお弁当を並べる。それぞれのお弁当を食べながら、『美味しいねー!これどうやって作ったのー?』なんて言いながらポカポカ陽気につつまれたい。ちょっとお昼寝なんかもしたりして。また来年、みんなで集まろうねって約束したい。

大きくなったら、子供たちに先生って呼ばれたい。
ちびっ子にお芝居を教えたりなんかして、先生なんて呼ばれてみたい。子供たちに教えながら自分もお芝居に出て、『先生、本当に女優さんなんだー!』って言われたい。子供たちが元気に心豊かに育つのをサポートしたい。


大きくなったら、自然の近くで暮らしたい。
都会から少し離れた場所で畑なんかしながら縁側に座って、自分で作ったキュウリを食べたい。少し離れたお隣さんにもお裾分けしたりして、不便なことを笑い合って楽しみたい。


入院中は夢と妄想が膨らむ。
やりたいことはまだまだ沢山あるし
綺麗な物も沢山見たい。素敵な体験もしたい。
考えてる時間は結構楽しい。

白血病の私はコロナや特発性大腿骨頭壊死症などで働くことが難しいのが現状です。頂いたサポートは医療費や生活費として大事に使わせて頂きます。私の経験がお役にたてば、応援して頂けると幸いです😌