無題

結婚する時に一番大切なものはお金

タイトルが金の亡者のようです。とはいえ、愛より金だ!という話ではありません。人生におけるライフイベントを想定して、計画的にお金を用意できるかどうか?が大事なのです。

私は結婚と離婚を経験しているシングルマザーで、子どもが2人いる家庭生活をリアルタイムで回しています。

なので思うのですが、結婚するなら料理や掃除といった、ありきたりの「家庭的要素」ではなく、「お金に強いこと」がすげえ武器になります

■お金に強くなる

家庭生活を回していく上で一番軽視してはいけないことです。お金。

愛があればお金なんて…と言う人は家庭生活も子育てもわかっていないんじゃないかと、ものすごい偏見100%で見ています。すいません。

家計をうまくやりくりする、節約するのはもちろんですが、もっとも大事なのは長期的なお金の計画を立てて、大きなライフイベントがある時に金銭的不安を作らないこと

子どもの教育費は保育園(幼稚園)~大学までトータルすると8桁かかるといわれますし、中学や高校から私立に通わせるなら、計画的な教育費の準備は必然です。

そして、マイホームを持てば住宅ローンを組み、大体30年前後で返済していきます。頭金をいくら払うかも含めて、長期的なお金の計画が絶対に必要なんです。

また、ちょっと前に話題になった「老後資金2000万問題」

これは、マイホームを持っていて家賃がかからず、年金が月に20万確保できた上での2000万と言われるので…個人的には3500万くらいあった方が安心だろうと思っています。

(年金20万/月って、みんなそんなにもらえるのかな…と)

教育費・住宅費・老後資金の3つはちゃんと考えた方がいいし、そこがしっかりしていれば、家庭生活における不安はそこそこ軽減するとも思っています。

■教育費がかかるピークを予測する

保育園や幼稚園、小学校低学年のうちは教育費はそれほどかかりません。ものすごい習い事をしている子もいますが、幼少期の習い事は学習系(ベネッセとか)と、スポーツ系をそれぞれ1つでいいだろうと私は思っています。

なぜなら、一番教育費がかかるのは高校受験の前から大学卒業までなので。一番かかる時のために貯めておくのが良いし、小学校受験や中学受験をするならまだしも、具体的な目標がないなら幼少期の習い事は即効性がないというか、目的が明確じゃないことが多いですから。子ども本人がやりたい場合はやればいいんですけど、親が積極的にアレコレやらせるのは、お金のことを考えればあまり得策ではないだろうと思います。

お金を使うなら、もっとも教育費がかかる時期に惜しみなく使う。そして、一番教育費がかかる時期に住宅ローンを毎月どれだけ返済しているのかを把握する。

このあたりの考えておかないと、家計は苦しくなります。

多くのお父さんお母さんは学資保険やジュニアNISAで教育費を準備すると思うんですが、そこで積み立てるお金って学費しか想定していないんじゃないでしょうか?塾代まで含んで貯めてます?

小学校低学年のくもんとは違い、高校受験や大学受験のための塾代は結構な額がかかります。なので、住宅ローンの月々の返済額を、子どもが乳幼児であることを想定して決めると、なかなか厳しくなるんじゃないかと。(親がずっと今の収入を維持し続けるも限りませんし…)

子どもが乳幼児期にマイホームを購入しても、月々の返済額は余裕のある額に決めた方がいいですし、子どもの教育費がピークに達する時期は十分なお金を用意しておくと安全です

ちなみに、私は離婚時に中古マンションを購入したのですが、息子たちの教育費が年々かさむことを見越して、先日繰り上げ返済しました。

長男が大学進学する頃には完済になり、だいぶラクになるかなと。。。

■老後資金どう準備する?

結婚する時は「おじいちゃん、おばあちゃんになっても仲良くしていよう」なんて言う人もいますが、老いても仲良くできるかどうかは金銭的に余裕があるかどうかで決まるかもしれません。

老後資金は2000万円必要といわれますが、巷のファイナンシャルプランナーさん達の本音は「2000万じゃ足りないでしょ」だそうで…。

どんな業界であっても、年収がバブル期並みにアップする可能性は低いので、老後資金は結婚直後から準備すると安心です。

個人年金として有名なのは、iDeCo

節税にもなるし、しっかり運用すれば殖やせるので、貯金と考えない方がいいと思います。

並行してNISA、あるいは積立NISAをすれば、結構なお金が準備できるはず。

(フリーランスであれば、イデコを満額の68,000円、積立NISAを33,333円、毎月積み立てて、利益率5%をがんばって維持していけば、約20年で2000万に到達する計算になります…とはいえ、コロナウイルスやリーマンショックのようなことがあるので絶対じゃないんですけど。汗)

投資、運用をハードルが高く感じるなら、ひたすら貯金していくでも良いと思います。何にしても、60歳時点で2000万と考えるなら、準備は早い方がいいんじゃないでしょうか。

■50歳をすぎると医療費が高くなる

自分の親や祖父母を見ればわかると思いますが、人間は老いると健康を維持することが困難になります

だいたい50代に入れば何かと病院にかかるようになり、毎日薬を飲む人も出てくるはず。

20~30代では家計に入ることのなかった「医療費」が必須の経費になるんです。

場合によっては大病をして入院・手術が必要になるかもしれませんし、そうすればまとまったお金が出ていくことになります。

世間には「保険不要論」を唱える人も多いですが、私は必要だと考えています。中年期~老年期は何があるかわからないし、いざという時に子どもに負担をかけるのも嫌ですから。

■お金にがめつくて損をすることはない

私は個人的に、お金に貪欲であることは強みだと思っています。

ケチになるといろいろ支障はありますが、お金にがめつくて損をすることはないだろうと。。。

子どもには、大学で奨学金を借りて社会人になっても借金を返し続ける…という状態にさせたくないし。

また、60代~70代になって結構な額の家賃を払い続けるのは、なかなか負担だなと思っています。(医療費もかかる中で生活費のほかに家賃が必要なのはきつい)

人の金銭感覚はそれぞれなので、何が正解ともいえませんが、私は結婚する上でお金がかなり重要だと考えます。

(私の離婚理由はズバリお金でしたし…汗)

お金の知識が豊富で、投資や運用にも積極的な女性ほど、結婚した時に頼られる妻になるんじゃないでしょうか。

沙木貴咲


twitterブログ やってます。

ライターとか、占い師とか。よろしかったらぜひ見てくださいませ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?