天使暦とディグリー・シンボリズム

黄道十二宮360°の各度数に割り当てられたシンボルを解読する従来のアプローチはほとんど意味を成さず、トラディショナル、モダン、双方から不当に貶められているディグリー・シンボリズムの扱い方を考察します。

天使暦420°に度数変換された黄道十二宮は、太陽黄経360°とのリンクを解除され、現象界と連動しない架空の概念に還元されます。

360°の体系におけるオポジション、アンティシア、コントラアンティシアは、420°に度数変換後も有効に機能します。

かるた配置whole

外縁と内縁、そして対称関係の4つの度数がセットとなっていることが分かります。
この4つの度数を統合するのが、中心の361°〜420°に該当する空白です。

日本ではルディアのサビアン・シンボルが一般的です。霊界とアメリカの大衆文化を連携させるための操作といった印象です。

天使暦では、サビアンも参照しますが、セファリエルによるラ・ヴォラスフェラでより現象界の要素を抽象化させることにします。

セファリエルは神智学徒としてオカルトの探求を開始し、アラン・レオの一派に加わり占星術関連の著作を多く発表しました。彼は、1898年に、Antonio Borelliの『ラ・ヴォラスフェラ』を翻訳出版しましたが、典拠の発生年代は不明です。

まず、SCRIBD にある"La Volasfera Symbols" をダウンロードし(アカウント登録が必要)、Acrobat でエクセルに変換後、Googleスプレッドシートで関数'=googletranslate(翻訳したいセル,"en","ja")'を使って翻訳します。

このディグリー・シンボルの、霊界と現象界をつなぐアンカーとしての機能を見ていくことを、天使暦カルデアンかるたを絡めてワークショップで扱っていきます。

これまでnoteでは、天使暦を進行順に掲載していましたが、今後は、マガジン(有料)もしくは、電子書籍、POD形式の紙の本で、ディグリー・シンボリズム研究を進めて行きます。

Wheeler / Charubel / Borelli / Kozminsky 各ディグリー・シンボルの比較が、Rocky Mountain Astrologer のページにあります。

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