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【検証】 iphoneで録音

「歌ってみた」とかやりたーい!と思い立った際に、まず最初につまずくのは歌の録音だと思います。
そこで、出来るだけ手軽に録音する方法を模索するために、iPhone本体マイクと純正イヤホン付属のマイクを使って、録れる音の比較をしました。

今回は、以下の5つの方法で声を録音してみました。

1.
マイク:iPhone本体  
位置:1m程前、地面に垂直

2.
マイク:iPhone本体  
位置 :1m程前、地面に平行

3.
マイク:iPhone本体 
位置 :普段iPhoneを持つ位置

4.
マイク:純正イヤホン 
位置 :イヤホンをそのまま垂らした位置

5.
マイク:純正イヤホン 
位置 :イヤホンを少し持ち上げた位置


まず、録れた音のそのままの波形を見ていきます。

これはprotoolsという、DAW(音を編集するソフト)の画面です。
ウニョウニョしているのが音の波で、これが大きいほどボリュームが出ているということになります。

パッと見だと、大体距離に比例して大きくなっているように見えます。

本体マイクの指向性を調べようと、1と2で向きを変えてみたのですが、特に音量の変化はないので、本体マイクは無指向性のようです。
つまり、向きは関係なく、距離のみが音量に関わるということです。

また、本体とイヤホンとで比較したとき、本体で録音した音にはムラがあるのに対し、イヤホンの音は均一な波形になっています。

こちらは音量をだいたい均等に揃えて比較した画面ですが、こうしてみると、より二者のムラの差が分かりやすいかと思います。


次に比較したいのは、ノイズです。

先ほどと同様に音量を調節した状態で、声が入っていない箇所の波形を少し拡大して見てみました。

一番ノイズが大きいのは4ですね。
4は他と違い、服に当たったガサガサノイズが入ってしまっているものと思われます。
これは取り除くのが容易ではないため、出来るだけ避けたいノイズです。

4以外で比較すると、5のイヤホンが一番ノイズが少ないですね。
iPhone本体の音はかなり環境音を拾っている印象でした。


まとめると、

【 iPhone本体 】
向きに関係なく周囲の音を満遍なく拾うので、ノイズの干渉が懸念される。
しかし、本体を近づけて録ればボリュームを上げなくても良いので、相対的にノイズの音量も上がらずに済む。
(本体が遠い→声が小さい→ボリューム上げる→ノイズも上がる
 本体が近い→声が大きい→ボリューム上げない→ノイズ気にならない)

【 純正イヤホン 】
服などとぶつかるとガサが入るが、
遠い音はあまり拾わないので環境音ノイズの干渉が少ない。
波形のムラが少ないことから多少音が圧縮されると考えられる。
繊細な音は苦手そうだが、歌を録る分には良い。

これらを踏まえて考えられる最善の録音方法は、

純正イヤホンを身体に付けずに録る。
イヤホンだと歪んでしまう場合は、iPhone本体を少し近づけて録る。


正直、イヤホンのマイクなんてたかがしれてるだろうと思っていたのですが、声を録る上では十分使いものになる可能性がありそうですね。

本体のマイクも、楽器の音など大きな音なら十分録れるかと思います。

次回は、iPhoneアプリでどこまで音声処理できるか、GarageBandのプラグインの使い方などやって行こうかな。とか。

なにせ私もあまり詳しくないので調べつつですが、一緒に頑張りましょう!!