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【2021/04/11版】 最新SAKEトピック!

南相馬市小高に来ています。
今年から新規で酒造りを開始したhaccobaのオープン記念パーティーにご招待をいただきました。

地元や他県からの若い人が多く、これまでの酒蔵とは思えないほどの煌めきを感じました。詳細はまたレポートします。

それでは本日のニュースです。

南部美人、余剰酒米からジンとウオッカを製造

南部美人が、酒米を原料にしたジンやウオッカの製造・販売を開始します。
新型コロナウイルス禍による外食不振で日本酒の需要が低迷。酒米も余っており、いったん醸造した日本酒を蒸留酒にすることで酒米の消費量を維持するとともに、地域資源を活用して新たな需要を開拓します。

新たに製造するジンは、ジュニパーベリー(セイヨウネズの果実)に加え、国産漆の7割が生産されている地元の二戸産の漆の木を香り付けに使用しています。
久慈社長は「樹液を採取し終わった後の木は捨てられるだけ。地域資源を有効活用するとともに、地域色を出して商品価値を高められ、一石二鳥になる」と話しています。

ウオッカはシラカバの活性炭でろ過する製造法になっており、シラカバ林の名所を抱える県北部の久慈市に着目。シラカバは寿命が70~80年とされ、名所の平庭高原では植樹が進まずに姿を消し始めている。「シラカバの炭の需要をつくり、定期的な植樹につながれば」(久慈社長)と期待しています。

単純な日本酒の消費に向けた蒸留だけではなく、地元の余剰となっている原材料を活用しているので、非常に有意義な商品であると思います。
出来上がるお酒が楽しみです。

“飲む村、野村”の銘酒「緒方洪庵」復活  

西日本豪雨(2018年)による被災で廃業した「緒方酒造」(愛媛県西予市野村町地区)が製造していた日本酒「緒方洪庵」が、大阪大学の研究者らの手によって“復活”しました。大阪大学のルーツとされる「適塾」を開いた江戸時代の蘭方医・洪庵(1810~63)と、酒造の創業家が遠戚関係にあること、さらに災害ボランティアに行ったことがきっかけになりました。

酒好きな人が多い「飲む村、野村」。お酒は挨拶のツールであり、コミュニケーションツールだそうです。
今回の復活をした緒方酒造は復興のシンボルが期待が寄せられております。

三木市 新成人に日本酒発送 地元産山田錦PR 

兵庫県三木市は、今年の新成人に三木産山田錦を使用した日本酒を贈りました。消費が低迷する日本酒の認知度向上を目指し、市内唯一の酒造会社「稲見酒造」と協力。三木産山田錦を100%使用した純米大吟醸酒を限定製造し、申し込みのあった新成人に贈答しました。

「酒米の王者」と呼ばれる山田錦。三木市は吉川町を中心に品質の高さを誇るが、若者の日本酒離れや新型コロナウイルス感染症による外食産業への影響で、山田錦の需要も大幅に落ち込んでいる。

減産が余儀なくされる中、市は地元特産への関心を高め、日本酒ファン増加につなげようと、新成人へのプレゼントを企画。国の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」で費用を賄い、贈答用として特別に製造しました。

新成人向けの贈答品は日本酒のほか、山田錦の米粉を使った「ガトーショコラ」も用意したが、今年の新成人のうち、約半数の289人が日本酒を選択しました。

お菓子とお酒がおよそ半分ずつ選ばれたという結果が興味深いです。
ラベルのデザイン性も高く、貴重な一本ですね。
日本酒の良い入り口になればいいと思います。

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