マンガで触れる日本酒のお話
「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回はマンガで触れる日本酒のお話についてご紹介していきます。
このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。
日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。
ただ飲むだけでもお酒は美味しいですが、少し知識をいれるだけで普段飲む日本酒が更に美味しく、楽しくなりますよ!
日本酒にマンガで触れてみよう!
現在、マンガは世界が知る日本文化の一つになっており、マンガ化されていないコンテンツがないくらいのジャンルがありますが、日本酒もマンガで取り扱われているものがあります。
みなさんはどのくらいご存知でしょうか?
今回は「マンガで触れる日本酒」をみていきたいと思います!
夏子の酒
日本酒の漫画といえばこれ、と真っ先に出てくるのがこちら。
現在は三重県の森喜酒造場さんで、作者である尾瀬あきら先生によるラベルデザインで「るみ子の酒」がでているので、絵を見たことがある方もいるかもしれません。
この漫画が連載されたのは1988−1991年ですが、お酒を造る側の立場、お酒業界の様子、お米作りからみた農業の問題については、良い意味でも悪い意味でも、今もなお通じるものがあります。
なお「幻の酒米を復活させる」というストーリーは、実在する「亀の尾」という品種の事例が元になっています。
余談ですが、主人公の夏子は「一度飲んだ酒の味は忘れない」という特殊スキルの持ち主。凄すぎます。
いっぽん
実在の蔵と酒が登場する、本格日本酒コミック。
ストーリーは、主人公である竹葉自身が、とあるきっかけから日本酒のイメージが変わるところから始まります。 そのシーンでの 「私の知ってる日本酒じゃない」 というセリフは、言ったことがある方もいるはず!
百貨店の店員という立場から日本酒による「商売」をしないといけない立場と、「その人にとっての日本酒のストーリー」を追い求める欲求。 その狭間で揺れ動く様子が描かれています。日本酒ってこういう楽しみ方でもいいんだ、という発見、共感がたくさんありますよ。
あらすじの通り、実際に今でも購入できる、飲める日本酒が登場しますので、追体験ができるのもいいところ。
ただ、打ち切りになってしまっており、お話が唐突に終わってしまいます。 いろいろな事情があると思いますがとても残念です。
酒と恋には酔って然るべき
こちらの作品は、(日頃からカップ酒を常飲するというなかなか日本酒レベルの高めな)主人公の松子の色恋沙汰に日本酒が寄り添うストーリー。 日本酒(お酒)によって生まれる縁、起こる偶然、変わる意識、・・・などが随所に散りばめられています。 お酒が日常にある生活ドラマを覗き見する、という感じです。
「日本酒に詳しい人が、詳しくない人に対応する時のあるある」みたいな様子もあります。
ただ単に味わいだけではなく、「このお酒はあの人と」「こんな時にこのお酒は飲みたい」というシチュエーションを考えたような場面も多くあります。 実生活で日本酒を飲む時には、このような意識を持っている方が多いのではないでしょうか?
なお、こちらにも実在する日本酒が登場します。 有名な銘柄が登場し、かつ手に入りやすいスペックのものが多いです。 自分が知っている銘柄が漫画に登場する楽しさを味わえるチャンスです。
電子書籍でも読めるものもありますので、気になる方はどうぞ調べてみてください!
お酒を取り扱ったマンガをみなさんは何かご存知でしょうか。
よかったらコメント欄で教えてください!
それでは〜!
日本酒コラム『ゆるゆる日本酒教室』
日本酒コミュニティ「酒小町」
20代から30代の「お酒の場と、交流が好き」な人たちが集まる日本酒コミュニティ『酒小町』。「日本酒好きのあそび場」をコンセプトに、年齢も職業もバラバラの個性豊かなメンバーが乾杯するだけでなく、自分たちであそびを企画したり、日本酒について学んだり......誰もがホッと一息ついて自分らしくたのしめるようなサードプレイスをつくっています。
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コミュニティ内にはこのnoteのように、講義の形でない日本酒の知識を唎酒師さんがゆるゆる共有してくれるコラムがあります。美味しく、楽しくをメインにしていますが、こんな風に日本酒の知識を身につけながら飲むお酒もまた格別ですよね。
今回コラムを書いてくれた社会福祉士×日本酒学講師のダイゴさんのnoteはここから読めます。日本酒以外の話題も含め、優しくてわかりやすい文章が特徴です。
酒小町制作メンバー
執筆:ダイゴ|社会福祉士×唎酒師・日本酒学講師=Sake Social Worker(note)
ディレクション:関谷サイコ(X/note)
企画:卯月りん(X/Instagram/note)
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