日本酒って銘柄で書いてもらえないメニューが多くて悲しい。

たまに飲食店で日本酒のメニュー
・冷酒
・熱燗
というのを見かけますが。。。
そういう日本酒メニューついて
以前ブログで書いたことがあります。

https://sakegirl.net/mydays/viewpoint/222/

焼酎は銘柄で書かれているのに
日本酒は日本酒、とだけ。
もしくは冷酒・熱燗という表記のみ
ということも多いです。

一度、知り合いのお店にどうしてか?
聞いてみたことがあります。
そしたら「酒屋さんにすすめられたから。」
日本酒はどれがいいかよくわからないから
すすめられたモノを置いている。
という答えが返ってきたことがあります。

もちろん、全ての飲食店がそうではないですが
とても悲しくなりました。

他にも
『 銘柄・酒米名』
『 銘柄・県名』
『 銘柄・製法』
という感じでごちゃ混ぜになってるメニューも見かけます。

きっと、これって日本酒の表記が難しいからじゃないかなと思ってます。
実際に私自身も、最初に日本酒の本を手に取った時すぐに挫折しました。
似たような用語が多すぎて、何がなんだか全くわからなかったんです。

日本酒は酒税法によって細かい定義があります。
酒税という税金を納める義務についての法律があるのです。
それも、大きく改正(変更。。。)した事があり余計に複雑になってます。

用語集のようなものだけでは、対応出来ないような部分が多く存在します。
一番、わかりにくい部分が等級制度の廃止ではないでしょうか?

特級
一級
二級
とあれば、上から順番に品質がいいのだろう。
という予測はつきます。
(実際にはそうとも言いきれない部分もありました。)

それが、現在は大きく分けて特定名称酒とそれ以外。
特定名称酒の定義が非常に曖昧な部分も含まれます。
また、途中で酒税法自体が更に変更されたりしてるのです。

今でこそ、特定名称酒自体広まってきてますが変更時は大変だったでしょう。
ラベルの表記の修正や変更など、考えただけで凄いことです。

この辺りの話は更に昔にさかのぼるので、また別の機会にしたいと思います。

飲食店のメニューで日本酒が銘柄で書いてもらえないことがある。
それは、法律変更により複雑になったことも原因の一つかもしれない。
という、個人の意見でした。

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