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日本酒業界について


日本酒の市場規模

日本酒の市場規模は4350億円
ちなみに、ビールは3兆2,822億円。エナジードリンクは450億円。

つまり、ビール産業の約7分の1、エナジードリンク産業の10倍ということですね。(#なんの計算だよ)

”飲料”というジャンルでみるとエナジードリンクは非常に身近なものだったので、その10倍も市場規模があるのは驚きです。

しかし、ビール産業と比較するとこんなにも差があるんですね。
確かに、周りを見渡しても日本酒を飲んでる人は少ないです。

「とりあえずビールで!!」とよく居酒屋で聞きますが、
この風習がビール産業を支えてるのかもしれません。

「とりあえず日本酒で!!」は聞いたことがありませんからね。


日本酒の消費量について

日本酒の消費量は全盛期の約3分の1以下になっています。
1973年がピークでそれから右肩下がりです、、、

昔は、ビールと日本酒だけでほとんどのシェアを占めていましたが、近年ウイスキーや焼酎、リキュールなど様々なお酒の割合が増えて多様化したことが原因とされています。


酒蔵について

日本酒を造る所(酒蔵)は全国で1300以上と言われています。
これも昭和初期の時代は、7000以上の酒蔵が存在していました。

約80〜90年の間に5000以上の蔵がなくなったと考えると、日本酒業界の深刻さが垣間見えます。

しかしながら、世界にも日本酒を造る酒蔵が増えていて約40蔵存在しています。


『杜氏』について

杜氏とは、過去の記事「日本酒をシンプルに説明する」でも説明した通り、酒造りを取り仕切る最高責任者のことを指します。

杜氏はこれまで減少傾向にあり、1000人にも満たないと言われています。

また、杜氏の平均年齢は60〜70才と言われており、若手に技術を伝えていくことが今後の要になる気がします。

逆にいうと、杜氏という存在は非常に希少性の高い人材とも言えますね。

日本の人口が約1億人なので、
杜氏人口:1000人 ➡︎ 10万人に1人の人材になるわけです。


海外で人気が高まってきている日本の”SAKE”

国内市場だけをみると少しネガティブに見える日本酒ですが、海外で人気が高まってきているんです。

海外への輸出量は9年連続で増加しています。

輸出量は2倍であるのに対して、金額は3倍に増えているのが特徴的で、1本あたりの単価が高い(高価格帯)の商品が売れていることを物語っています。


まとめ

日本酒は世界に目を向けると非常に大きな可能性を秘めています。

しかし、その文化を一部の日本酒が好きな人や企業が世界に発信するだけでは勿体無い気がします。

日本人全員が日本酒を好きで、ついつい発信したくなるような文化を作っていければなと思います。

それには、知識や経験、発信力が足りないのでコツコツと継続して頑張っていきたいと思います。


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