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『国際的人気。ゆるキャラ界の真打ち。』さのまる登場。担当者インタビュー。

国際的人気キャラクター、そしてゆるキャラグランプリ王者「さのまる」 



今回は、ゆるキャラ界の王道を邁進しているさのまる担当、佐野市役所都市ブランド推進室泉田さんに、インタビューした。


🔶さのまる誕生の経緯について教えて下さい。

泉田さん 佐野市の特産品、自然、歴史、文化などの地域資源を「佐野ブランド」として認証した「佐野ブランド認証品」を効果的に紹介するため、広報戦略の一環として「佐野ブランドキャラクター」のデザインとキャラクター名の募集を行いました。


デザインの誕生は、平成23年1月に市広報などを通して、佐野ブランドのキャラクターデザインを全国に募集しました。応募のあった34件を、佐野ブランド認証委員会で審査し、平成23年2月25日に佐野市在住の「あた。」さんの考案したデザインを採用することになりました。



平成23年4月に市広報などを通して「佐野ブランドキャラクター」の名前を全国に募集し、応募のあった521件を佐野ブランド認証委員会で審査し、平成23年6月1日に「佐野ブランドキャラクターさのまる」に決定しました。

なお「さのまる」と応募した佐野市在住の小学生の他6名の提案が採用されました。

🔹ゆるキャラグランプリは、どんな経過で頂点を極めたのでしょうか⁉

泉田さん 「さのまる」が誕生した年に行われた、平成23年(2011年)のゆるキャラ®グランプリに挑戦するもPR不足もあり、エントリー数349体中結果は20位でした。

また翌年の平成24年(2012年)のゆるキャラ®グランプリに再挑戦するもエントリー数865体中結果は4位と表彰台にあと一歩届かず悔しい思いをしました。

表彰台に昇るか昇らないかで、メディアでの露出が大きく変わる事を実感しました。平成25年度のゆるキャラグランプリではグランプリを目標としての再々挑戦となりました。

迎えた、平成25年(2013年)3度目のゆるキャラ®グランプリの中間発表は2位で、1位とは大きく離されており、グランプリ獲得は難しい状況の中、大逆転で、エントリー数1580体の中から悲願のグランプリを獲得することができました。

🔶さのまると他のキャラさんとの交流について教えて下さい。

泉田さん さのまるは誕生から、各地で行われるイベントなどに出演し、各地のご当地キャラクターと共演や、佐野市で行われるイベントに各地のご当地キャラクターを招待してイベントで共演することで、多くのご当地キャラクターと交流し絆を深めてきました。


なかでも、イベントなどで一緒になる事が多かった、ふっかちゃん(埼玉県深谷市)、あゆコロちゃん(神奈川県厚木市)、えび~にゃ(神奈川県海老名市)、たかたのゆめちゃん(岩手県陸前高田市)、えぼし麻呂(神奈川県茅ヶ崎市)の6キャラクターが集まり、平成26年8月25日にさのまる(栃木県佐野市)を党首として「ゆる党」を結党し、イベントへの相互交流による出演や、各地で行われるイベントで交流を行い、各地域のPRを協力して行うなど深い絆で結ばれています。

🔷さのまるの市民の皆さんとの交流は、どのように行っていますか❔

また、市民の皆さんの評判・評価は、いかがでしょうか❔


泉田さん さのまるの年間派遣の7割から8割程度は市内となっており、多くは町会単位で開催されるイベント、さのまるを応援してくださる、市内の企業・団体会員のイベント出演や市内保育施設や小学校などを訪問し郷土愛の醸成を図っています。

平成29年度市内での出演回数は540回を数え、イベント先では市民の方から「さのまる」と声をかけて頂くなど、多くの市民と交流を図る活動を行っています。

さのまるへの市民の評判、評価については、毎年行われている市民を対象とした市政に関するアンケート調査結果において、「さのまるを活用した佐野市のPRを図る中で、「さのまる」が佐野市のイメージアップや認知度向上に役立っているか。」の質問に対して8割の市民の方が、そう思うやどちらかといえばそう思うと回答していることから、一定の評価は得られていると考えられます。

🔶さのまるを佐野市が誕生させた意図・目的は、何ですか?

泉田さん 平成22年から佐野市の特産品、自然、歴史、文化などの地域資源を「佐野ブランド」として認証し、市のイメージアップや地域活性化を図る「佐野ブランド化推進事業」を進めてきました。

佐野ブランド認証品を効果的に紹介するための広報戦略の一環として、「佐野ブランドキャラクター」として、さのまるは誕生しました。

🔷さのまるの全国プロモーション活動は、どのように行っていますか?

泉田さん さのまるの全国でのプロモーション活動は、佐野市シティプロモーション推進基本計画に基づいて推進しています。前計画では「さのまるを活用したシティプロモーションの推進」を推進テーマに定めました。

「ご当地キャラクター」を前面に打ち出した計画は、全国でも極めて珍しいものでありましたが、ゆるキャラ®グランプリ2013優勝をチャンスと捉え、さのまるを先導役として市を全国にPRしていく方針を定めました。

現在の「第2次佐野市シティプロモーション推進基本計画」においても「さのまるを活用し、市民と協働のシティプロモーションの推進」を推進テーマに定め、全国に向けたPR活動を行っています。

これまでの全国でPR活動の結果、平成29年3月末までに全国31都道府県を訪れるまでになりました。

そこで、さのまるがまだ訪れていない16府県で行われる、PR効果の高い地域イベントに参加し、地域のキャラクターとの共演の様子をSNSなどで配信するなどして、佐野市やさのまるの認知度・知名度向上を図るべく「さのまる全国47都道府県制覇」を新たなテーマに設け、全国に向けたプロモーション活動を推進しています。

その結果、平成30年12月現在全国制覇まで7府県(富山県、福井県、和歌山県、京都府、岡山県、徳島県、長崎県)を残すまでになりました。

なお、海外には現在まで7か国で12回の出演をし、市のPRを行っています。


🔶佐野市は、さのまるが器を被っている佐野ラーメンが全国的に有名ですが、他にはどんな名産品がありますか❔


泉田さん 「佐野らーめん」は特に有名で、市内には200軒以上のらーめん屋さんがあります。

さらに、「いもフライ」、「耳うどん」や「大根そば」といったご当地グルメが多くの人に親しまれています。

また、平成30年7月には「佐野黒から揚げ」を市内のパパ達が中心となって開発し、新たなご当地グルメとしてPRを行っています。

さらに、佐野プレミアム・アウトレットや佐野厄よけ大師などの観光スポットは大勢のお客様でにぎわっています。


🔶ズバリ佐野市のアピールポイントは❔

泉田さん 佐野市は、東京から車で1時間、栃木県の南の玄関口にあります。東北自動車道と北関東自動車道がクロスし、3つのインターチェンジを有する高速交通の要衝となっており、4つ目のインターチェンジの設置も決定しており、とても利便性の良い所です。 

🔷今話題のふるさと納税は、どんな感じになっていますか?

泉田さん ふるさと納税制度を活用した、ふるさと納税の使途に「さのまるの活動に関する事業」を設定し、納税者による「さのまるサポーターズ」を組織しています。

サポーターズ区分は、企業・団体会員、プレミア個人会員、個人会員の3区分となっており、企業・団体、プレミア個人会員がふるさと納税による会員対象となっています。

なお、平成30年3月末現在、企業・団体199会員、プレミア個人256会員、個人1241会員の合計1696会員から応援を頂いています。


🔶さのまるグッズには、どんなものがありますか❔

泉田さん さのまるの活動拠点である「さのまるの家」での販売についてのお答えになりますが、さのまるの家では、300点以上のさのまるのデザインを使った商品を販売しています。

商品は、ぬいぐるみ、キーホルダー、事務用品など多岐にわたっています。


🔷最後に、さのまるの今後の活動について教えて下さい。

泉田さん さのまる自身が直接、行動をすることにより、市民の方だけでなく市外の方にもさのまるに会いに佐野市へ行きたいと思う気持ちを持ってもらえるような取り組みを行いたいと考えています。  

                  
主なものとしては、話題作りやさのまるの価値を上げることを目的として、未訪問府県にさのまるが訪問しイベントなどに出演し、その様子をSNSで配信するといったことがあげられます。

                    
 また、キャラクター活動で交流のある自治体との関係性をキャラクター活動だけに限定することなく、他の分野に拡大して、行政と民間の交流に繋げるための活動図りたいと考えています。  

    
さらに、さのまるが積極的に活動を行うための支援体制の強化の目的として、個人や企業・団体に対して積極的なPR活動などを行うと伴に、今後もさのまると佐野市の認知度、知名度の向上に向けた取り組みを積極的に行っていきたいと考えています。 


回答ありがとうございました。


1月10日の下野新聞には、こんな記事が載っている。


海外からも、根強い人気。


数々のキャラさんを、取材させて頂いて実感しているが、もはや日本を代表する文化と言っても過言では無い。


海外から年賀状が届くスターは、日本にどれほど存在するだろうか⁉


「ゆるキャラに頼るな。」とか、「ゆるキャラの時代は終わった。」と言っている方は、認識を改めた方が良い。

勘違いも、甚だしい。。。


キャラクターを何十年も掛けて育てて来た自治体関係者の皆さんもいらっしゃる。


そして、そのキャラクター達を応援し続けているファンの皆さんの涙ぐましい努力と絆。


現在、くまモンの取材も進行中。


日本の文化、、キャラクターを、今後も取材・紹介していこうと想う。



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