【ドラマのチャートを読む】恋はつづくよどこまでも編

こんばんは、宮益坂ナズナです。
占い師をしておりますが、新型コロナウイルスの影響でただいま対面鑑定休止中です。ずっと家に引きこもっております。
経済不安、自分が感染するかもしれない不安など、日本全体がネガティブな空気に覆われていますが、そんな中唯一の楽しみだったのが今年1～3月期に放送された「恋つづ」でした。現実を吹っ飛ばす超胸キュンドラマ！
私もすっかり魅了されて、パラビに登録して何度も何度も追いつづ（視聴）しました。何度観てもキュンキュンする～。
ドラマ放送時はTwitterで何度もトレンド入りしたり、放送終盤にかけてファンの熱量がどんどん高まっていくさまを佐藤健さんのSUGARでも感じました。すごかったですね。

そんなわけで、ここまで虜になった「恋はつづくよどこまでも」のホロスコープを読んでみたいと思います。初回放送日の2020年1月14日22時でチャートを出しています。

22時スタートのドラマの場合、太陽は4ハウスあるいは5ハウスとなります。恋つづは4ハウス在室ですね。
アセンダントはおとめ。おとめサインは奉仕、役に立つといった象意があり、医療職とも親和性が高いです。カテゴリとしては医療ドラマであり、舞台は病院なので合致していますね。きちんと制服を着た人たちが出てくるドラマです。
MCはふたご。ふたごサインは好奇心、言語能力、二つのことを同時進行するといった象意があります。ドSドクターと新人ナースの会話のやりとりで魅せる妙、SNSを効果的に使って視聴者を取り込んだりトレンドをしっかりと押さえている点はふたごらしさを感じます。さらに、ふたごサインは器用だが広く浅くといった象意もあります。医療ドラマとしても恋愛ドラマとしても観られるバランスの良さ、深すぎない内容だからこそ気軽に楽しめたのではないでしょうか。あと佐藤健さんの衣装というかコート使いにも注目が集まっていましたね。風サインはセンスの良さが光ります。

さて、ドラマのヒットの鍵を握るMCのアスペクト。
恋つづの場合、MCがうお座の金星とトラインを取っています。金星＝若い女性とものすごく親和性が高い。しかも、ふたご×うおというエレメントが異なる絶妙なトライン。ふたごとうおはサインスクエアになるので、ロマンティックとドSの絶妙な化学反応（胸キュン）が起こったわけですね。これがもし同じエレメント同士のトラインだったら、ここまでの恋つづ人気は起こらなかった気がします（そのエレメントと親和性の高いファンに偏ったのでは）。
少しオーブをゆるめるとMCと金星のトラインに天王星が間に入って小三角を形成します。天王星は冴えや独自性をあらわしますから、若い女性をいかにキュンキュンさせるかをとことん追求し、結果作品の個性がどんどん際立っていったわけですね。

そしてもうひとつ注目したのが、月と海王星のオポジション。芸事、フィクション、ドラマといえば「美しい幻」こと海王星の管轄です。
作品のベースの雰囲気をあらわすおとめの月と対向から向き合うので、制作現場はとてもストイックで職人的に作品を作っていて、テレビ画面を通して観ている不特定多数（視聴者）がそこにロマンを感じてその波がどんどん境界線を越えて広がっていくわけです。

そして、やぎサインに木星、冥王星、土星、太陽、水星。とてつもない規模のやぎ祭り（笑）。とくに目標をあらわす太陽に土星と冥王星がタイトにコンジャンクションしていますから、「やるからには絶対に結果を出す」という覚悟が決まっています。
1～3月期のドラマは豊作揃いだったようですが、木星土星冥王星はとてもゆっくりした天体なので、1月スタートのドラマはどれも同様に作用しており、制作陣が並々ならぬ気合いを入れてつくった作品が多かったのではないでしょうか。

恋つづは、放送序盤はそこまで注目されていたわけではなかったように思います。事実私も、よくある恋愛ドラマのひとつという認識でした。後半に入って俄然盛り上がりましたね。
でも、序盤の方も何度も繰り返し視聴しているうちに、細部までよく作りこまれていることに気がつきました。後半の怒涛の胸キュン展開に向けて、地道に土台を作っていたんだなと思います。そのあたりはもう、俯瞰して全体でものを見るのが得意なやぎ座らしい作りですね。さすがです。

どうやら来週4月21日（火）にも恋つづの再放送があるようなので、占星術の知識がある方は、チャート片手にドラマを視聴してみてはいかがでしょうか。え？たけもねに夢中でそれどころじゃないって？？
ですよねー（私も）。来週も楽しみが増えました！

宮益坂ナズナ