10月5日(木)雨のちくもり


樹木希林と内田裕也が出たゼクシィのCMをご存知でしょうか。
樹木希林「結婚のいいところってなんでしょうね」
内田裕也「ノーコメント」
(樹木希林がやれやれと笑う)
内田裕也「.......ロックンロール!」
樹木希林「こればっかり」
たったこれだけの会話なのに、思い出す度に私は叫びたくなる。2人にこれまで流れてきた果てしない時間と、これから流れる果てしない時間の両方が一度に押し寄せて正気を失いそうになる。良いとか悪いとかの話では無い。人はどこまでも他人同士であるというその単純な事実に圧倒されてしまう。
しごとおわり。
今日の朝、女の子は生きてるだけで可愛い、生きてるだけで偉い、女の子というだけで生きる価値がある、みたいな文章を読んで嫌いだなーと思った。社会によって安く高められた女であるという価値やその判断基準が自分にも根付いてしまって劣等感を抱く羽目になっているのに更に自分自身で女という性を神格化しても問題がより大きく虚しくなるだけで何も解決しない。でもこれは、誰より私自身が大きなコンプレックスを抱いているから、女であることの価値を無意識に上げ続ける社会が許せないんだと思う。
この大空に〜翼を広げ飛んでゆきたいよ〜悲しみのない〜自由な空へ〜翼はためかせ〜ゆきたい〜
今日も私の部屋にはサボテンがいる。

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