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新しい世界へ

「イラっとすることは、実は〈新しい世界〉を教えてくれている」

人を傷つけるようなことはもってのほかですが、そうではなくて、「なんかこの人合わないぞ」とか「なんでこの人こんなことするの」と思うときがあります。

それはたぶん相手の価値観に触れたとき。
自分のなかにない価値観に触れたときというか。

そしてイラっとするということは、実は自分が凝り固まってしまっている証拠なのかもしれません。

本当は価値感の合う人とぬくぬくしていたい(笑)
でも自分にとっての「異物」に出会ってしまった…
避けたいけど、「新しい世界」を教えてくれているのかもしれないなんて…


『たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉』見城徹(双葉舎)という本のなかで、見城さんが銀色夏生さんと仕事された時のエピソードがあります。初めて銀色さんと会って話をしたとき、あまりに価値観が違い、見城さんは怒って帰ってしまったそうです。
でも戻って冷静になり、こう考えたそうです。

「少なくとも、銀色夏生と僕の価値観は全く違う。あくまでも価値観が相違しているだけであって、不愉快とか嫌いと感じるのは筋違いだ。銀色夏生という異物と妥協するのではなく、異物を丸ごと吞み込んでしまえばいい。そう思った瞬間、一度は腹を立てた彼女にまた会いに行けると思ったのだ。」

「妥協せず、丸ごと呑み込む」っていうのはすごいです。
荒治療ですが、確かに「新しい世界」に行けそうです。「丸呑み」ですから。取り込んじゃってますから。
あと「妥協せず」が大事だなと思います。お互いに合わせるのではなく、「異物」のまま一緒にやっていく。

う~ん。そういいつつ、そんな体力ないです…と言いそうになります(笑)無理にやる必要はないんですがけど…
でも一緒に前を向いたり、何かを創り出していけるのなら、丸吞みしたいなと思います。それに凝り固まりたくない。

まずは何にイラっとしたのか考える、相手の世界に触れてみるあたりから初めてみるといいかもしれないです。
これまで全力で逃げてきた私には、今日は耳の痛い話でありました(笑)

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