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やよい軒。レモンステーキにとり天つけて〆はお茶漬け

四谷に向かう途中のやよい軒。しばらく鰻推しだったけど、土用の丑が終わったタイミングで牛肉料理を推してきた。

1期、2期、3期と段階的な季節商品投入で、今は「ビーフレモン」をやっている。
レモンソースで食べる牛肉料理といえば長崎の佐世保発祥「レモンステーキ」が有名で、「ふらんす亭」の主力商品でもあった。
そんなのが食べられるのかなぁ…、と思ってやってきてみる。
お店に入ると8割ほどの混雑具合。

近所の工事現場の休憩時と重なったのかガテン系の人たちで賑わっている。
注文が重なって厨房の中はてんやわんやの大忙し。受付中の番号が次々増えてく。
ちなみにボクは294番でした。
コロナ以降、ずっと箸箱の中に収められていた割り箸が箸立てに入って置かれるようになりました。飛沫感染予防パネルはそのままで、おそらくこれがアフターコロナのここのスタンダードになるんだろうなぁ…、って思ったりする。それもよし。

完全セルフサービスのお店です。やよい軒の中でもまだまだ珍しいタイプの店で、お店の人は基本、厨房の中にいる。手すきのときには客席に出てくることもあるけれど、今日は厨房で一生懸命。
ご飯の配膳マシンがかなりとっちらかっておりました。
お水をコップに注いだり、龍馬漬けをとったりしながらのんびりまって10分ほどで料理は完成。鉄板の上にレモンビーフ、もち麦ご飯に汁で定食ひと揃え。追加でとり天もたのみました。

楕円形の鉄板の上にはタレをからめて炒めた牛肉。長崎のレモンステーキとは違って、レモンを搾ってレモン風味にしていくスタイル。粗手下タマネギ、ブロッコリーにスパゲティーのケチャップあえが彩り添える。

炒めた牛肉をまずそのまま。
ガッシリしていて脂ののりもほどよくて決して悪くない牛肉。
タレは甘めで、焼肉のタレからにんにく風味を取り除いたような味わい。
これまた決して悪くないけど、ちょっと塩辛さを感じるかなぁ…。
そこでレモンの出番となります。

それにしてもレモンが小さい。
大きなすだちって感じのサイズで、しかも薄い、ペラペラとしたのが2片ついてる。
種がそのままだったので、まず種をとりそれから搾る。

指でギューッと潰してしぼり、酸味をくわえて食べるとこれがなかなか旨い。塩辛さとか醤油くささがおだやかになり、味わいスッキリ。ご飯がすすむオゴチソウ。ケチャップあえのスパゲティが不思議な硬さで面白かった。

とり天はサイドの千切りキャベツがサラダの代わりになってくれるだろうと思ってとった…、ということにしておきましょう(笑)。衣バリバリ、肉はふっくら。芥子をつけてざっくり食べる。

残ったご飯に出汁を注ぎます。

出汁の入ったポットがいささか汚れてて、気が付かないのかこれで良しとしているのか。どちらにしてもかなり残念。もったいない。

龍馬漬けを上にのっけて、サラサラカリカリ。芥子をちょっとくわえてみるとツーンッと辛みが鼻からぬけて、出汁が甘く感じるステキ。お腹がたのしく満ちました。


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