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VIEW & DINING THE Sky

クリスマスイブの昼。
ビューアンドダイニングザスカイにくる。
ニューオータニホテルの本館最上階。
かつて人間の証明でジョニーヘイワードがストーハと呼んだ、麦わら帽子の形の回転レストラン。
今は回転を停止していてはいるけれど、バフェレストランだから料理をみながら一回り。
窓から東京のスカイラインを堪能できる。

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客席はすべて窓際。
かつてフロアを回していたシャフトの周りに厨房が配置されてて、厨房で料理を作っているシェフから直接料理を手渡してもらえるという特別なバフェ。鉄板焼の厨房があり天ぷらの揚げ場に続いてメインキッチン。ローストビーフがカービングされる隣ではピザオーブンでニューヨークスタイルのピザが焼かれる。おいしい空間。

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テーブルの上にはナイフフォークにお箸が一客。几帳面に折りたたまれたナプキンひとつにお冷のグラス。背筋がシャンッと伸びる空間。

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何をおいてもまず寿司です。ピシッと作り込まれた寿司カウンター。ガラスケースの中には10種類ほどのネタが並んで好みを選んで握ってもらう。

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マグロの赤身にカンパチの昆布締め。子持ち昆布にコハダ、太巻きを選んでひと揃え。太巻きの芯には赤身ときゅうり、たくわん。シャリにはトビコが混ざってて、ネットリ、パリパリ、ポリポリ、プチプチ。食感たのしい。
赤酢で仕上げたシャリを使って握っているのがここの特徴。スッキリとした酸味と自然な旨味。ネタそのものの持ち味がひきたつ仕上がり。ハラリと口の中でほどけてシャリが散らかる感じもゴチソウ。オキニイリ。

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料理をあれこれ。
野菜も食べておかなくちゃねぇ…、とクミンシードで和えた茹でキャベツ。
パクチーと押し豆腐のあえものに野菜の酢漬け。
やわらかくにたタコのピンチョと和洋中が揃うひと皿。
野菜は食感多彩で味わい豊か。
お腹がたのしく空いてくる。
半年ほど前にピザオーブンを新しくした。
ニューヨークスタイルのピザがおいしく焼けるようになったというのがここの自慢のひとつでもあり、たしかにおいしい。
ちょっと焦げて仕上がってたけど、生地はサクッと歯切れてむっちり。
トマトソースもチーズも上等。
生地とソースとのバランスもよく粉ものを食べるとお腹が膨らんじゃうのに我慢できないなやましさ。
有名な中国料理店のあるホテルでもある。そこの料理がバフェの料理の目玉のひとつ。スパイシーな焼きそばに麻婆豆腐、黒酢の酢豚。海老蒸し餃子とどれもさすがの出来栄え、おいしさ。
分厚い鉄板の上で仕上げるすき焼き味の薄切りステーキ。山椒の粉の風味で肉の脂の甘味がキリッと引きしまる。ステーキに小さなコイン状のハンバーグ。ローストビーフを肉三昧。

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そろそろお腹も満ち始め、〆にやっぱり寿司をもう一度食べておきたいとおかわりをする。好きなものだけ、おいしかったものだけのワガママセレクション。
パリパリサクサクポロポロと口の中をにぎやかにしてくれる子持ち昆布と、ネットリとした食感がおいしい昆布じめのカンパチ。そしてひんやりと舌にからみつくようなマグロの赤身。再びうっとり、堪能します。

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そして別腹。クリスマスといえばケーキで気持ちを甘やかすのがうれしいシーズン。ニューオータニといえばスーパーショートケーキと言われるほどに人気のケーキが選べるところがなんともうれしい。スポンジケーキがぼそぼそになる一歩手前まで粗く焼かれて、崩れた生地にホイップクリームとイチゴが混じってとろけるしあわせ。

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アイスクリームに小さなシュークリームをのっけてパクリ。満ち足りる。


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