見出し画像

「スゴい牛肉フォー」の専門店

ベトナムのハノイから来て、池袋で行列ができるお店を作った「フォーティン」。
メニューは牛肉のフォー一品。
だからベトナム料理点というよりフォーの専門店。

画像2

その二号店が新宿に開店したというので覗く。ラーメンストリートとして名を馳せた小滝橋通りに面してあって、以前はチーズや釜揚げしらすを山盛りにして提供するので有名なパスタバルがあった場所。

画像1

入り口にテイクアウト専用の窓を設えて、中に入ると券売機。
奥の客席ホールに向かって一直線に長い通路。その左側は厨房で、ちょっと覗くと大きな寸胴鍋が3個並んで蒸気がふわふわ漂っていた。
牛肉や豚骨をじっくり煮込んでとったスープが自慢だという。お店の人も元気でキビキビしていることにも感心しました。明るくモダンでシンプルな客席ホールもなかなか快適。

画像3

席に付き、お水をカップに注いで飲んで、汗を拭ってホッとする。
そんなタイミングで牛肉フォーがやってきます。
大盛りだとかパクチー盛りとかいろいろトッピングができるようではあったけど、一番スタンダードなものを選んでたのんだ。
それでも上にネギがたっぷり。
細めのネギを青いところも白いところもザクザク切ってどっさりと。

画像4

ネギの合間に牛肉が見え隠れする、なかなかにダイナミックで贅沢感を感じる仕上がり。箸でさぐるとなめらかなフォーがフルンと浮かんできます。
まずはスープをひとくちゴクリ。
こりゃうまいです。しっかりとしたうま味に甘み、軽い酸味がキリッと味をひきしめる、出汁というよりコンソメみたいな味わいで飲みはじめるととまらなくなる。フランス植民地時代が長かったからなのかなぁ…、アジア離れした味がする。

画像5

麺はむっちり。平打だけど口の中での存在感があってスープとの馴染みも見事。歯ごたえ残してけれどハラっとほどけるように壊れる牛肉もなかなか上等。

画像6

なによりたっぷり使われているネギがおいしい。青いところはシャキシャキ歯切れ、白い部分はトロンととろける。軽い渋みと苦味がよきアクセント。
テーブルの上にはヌクマム、チリソースやにんにくの酢漬けが並ぶ。フォーにはライムが一片ついてきていて、それらを加えて味の変化をたのしみ食べる。辛いだけじゃなくうま味も感じるチリソース。にんにくスライスは香りよりも酸味とコクがおもしろくあっという間にお腹におさまる。オキニイリ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?