見出し画像

アフリカ、中央・南アジア、中東の女性エンジニアを支援する”Tech Women”とは?

8月27日開催のSAMURAI VISION SUMMITのSESSION 4”パレスティナ女性エンジニアが壁を超え、変える世界”に御登壇頂く、Nadiah Sabanehさんがフェローという立場で関与されているTech Womenのミッションと組織の詳細のご紹介をしたいと思います。

※Tech WomenのHPを主に参照させて頂いております

Tech Womenのミッションとは?

TechWomenは、アフリカ、中央および南アジア、中東の科学、技術、工学、数学(STEM)の次世代の女性リーダーに、キャリアを向上させ、夢を追求し、女性と少女の役割モデルになるためのアクセスと機会を提供することで、力を与え、つながり、サポートすることを目指しています。TechWomenは、テクノロジー業界での潜在能力を最大限に発揮できるようにすることで、世界中の女性と女児の権利と参加を促進を支援しています。

2011年に立ち上げられたTechWomenは、米国国務省の教育文化局(ECA)のイニシアチブであり、国際教育研究所(IIE) によって管理されています。

Tech Womenは、どんな組織なのか?

<歴史>
2011年6月、TechWomenは、アルジェリア、エジプト、ヨルダン、レバノン、モロッコ、パレスチナ自治区から37人の参加者とともに立ち上げられました。2012年には、プログラムはチュニジアとイエメンの女性にも拡大され、2013年には、カメルーン、ケニア、リビア、ナイジェリア、ルワンダ、シエラレオネ、南アフリカ、ジンバブエからの女性が加わり、団体の規模が2倍になりました。2015年には、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンに拡大しました。2017 TechWomenプログラムには、パキスタンの女性​​が含まれていました。2019年、TechWomenプログラムは、21か国から100人以上の参加者を迎えました。

<米国国務省教育文化局(ECA)>
TechWomenは、米国国務省の教育文化局の提供するプログラムです。教育文化局(ECA)の使命は、平和な関係の発展を支援する教育文化交流を通じて、米国の人々と他の国の人々との間の相互理解を高めることです。1961年の相互教育文化交流法で義務付けられているように、米国国務省の教育文化局は、学術、文化、スポーツ、専門家の交流、および官民パートナーシップを通じて、米国の人々と他の国の人々との間に友好的で平和な関係を築くよう努めています。

米国と世界社会の多様性を反映するために、ECAプログラム、資金提供、およびその他の活動は、女性、人種および少数民族、障害者など、伝統的に過小評価されているグループからの米国および国際的な参加者の参加を奨励しています。米国および世界160か国以上のアーティスト、教育者、アスリート、学生、若者、新進気鋭のリーダーが、学術、文化、スポーツ、専門家の交流に参加しています。

<国際教育研究所(IIE)>
IIEは、独立した非営利団体であり、世界中の学生、専門家、教育機関の主要なリソースとして機能し、TechWomenを支援しています。IIEは、政府、国際開発機関、財団、大学、企業と提携し、その国際ネットワークを活用して、長期的な開発のための持続可能なソリューションについて協力しています。21世紀の平和と繁栄は、人々がグローバルかつ異文化ベースで考え、働く能力を高めることにかかっていると私たちは信じています。テクノロジーが国境を開くにつれ、教育と専門家の交流が心を開きます。

IIEの目標は?
・地球市民のネットワークの構築と接続
・革新的なパートナーシップを活用してグローバルなニーズに対応
・新興および確立されたリーダーへの投資
・教育と専門的訓練へのアクセスの拡大

IIEのビジョンは、教育、文化、専門的な機会が国境を越えて、すべての人々が潜在能力を最大限に発揮し、地球市民として考え、行動し、包摂的で繁栄するコミュニティを構築する、平和で相互に関連した世界を育む現実です。

プログラムを提供している国は?

TechWomenは、アフリカ、中央および南アジア、中東の21のプログラム国から、STEMの新興国女性リーダーを選定し、支援しています。

<現在21ケ国>
アルジェリア、カメルーン、エジプト、ヨルダン、カザフスタン、ケニア、キルギスタン、レバノン、リビア、モロッコ、ナイジェリア、パキスタン、パレスチナ、ルワンダ、シエラレオネ、南アフリカ、タジキスタン、チュニジア
トルクメニスタン、ウズベキスタン、ジンバブエ

どんなプログラムを提供しているのか?

TechWomenは、アフリカ、中央アジア、南アジア、中東のSTEMの新興国の女性リーダーを、米国の専門家とともにメンターシップと交換プログラムへの募集をします。TechWomenは、参加者にネットワーク、リソース、知識へのアクセスを提供し、参加者が潜在能力を最大限に発揮できるようにします。

5週間のプログラムでは、参加者はサンフランシスコベイエリアの大手企業でプロジェクトベースのメンターシップに参加し、専門能力開発ワークショップやネットワーキングイベントに参加し、プログラムを終了するための対象を絞った会議や特別なイベントのために、ワシントンDCへ行きます。

グローバルなインパクト

2011年以降、ベイエリアとシリコンバレーの122社から1,000人を超えるメンターに加えて、22か国(アルジェリア、カメルーン、エジプト、ヨルダン、カザフスタン、キルギスタン、ケニア、レバノン、リビア、モロッコ、ナイジェリア、パキスタン、パレスチナ自治区、ルワンダ、シエラレオーネ、南アフリカ、タジキスタン、トルクメニスタン、チュニジア、ウズベキスタン、イエメン、ジンバブエ)から722人の女性がこのプログラムに参加しています。

TechWomenの体験は、カリフォルニアやワシントンDCだけにとどまりません。プログラム終了後、新興国リーダーとメンターは、アフリカ、南アジア、中央アジア、中東のプログラム国で再会する機会があります。プログラミングは、STEM分野の女性のネットワークを拡大し、パートナーシップを構築および強化し、女の子にSTEMのキャリアを追求するよう促し、メンターとフェローの関係の持続可能性を確保することに重点を置いています。

パレスティナの女性向けのTech Womenイベントの一部のご紹介

2021年6月11日に行われた、Tech Womenのパレスティナ女性起業家向けイベントでフェローであるNadiahさんとIsraaさんが、パレスチナの女性にスポットライトを当て、彼女らの課題、回復力、テクノロジーへのアドバイスについて語った”Women In Tech DXB: Shining a light on inspiring Palestinian Women In Tech”をご紹介します。


画像1

このイベントは、TechDubaiのTechWomenによってYouTubeでホストされ、ライブストリーミングされました。

パネルでは、Tech Womenのフォローの1人であるIsraaさんが、直面している障壁にもかかわらず、ガザの若い起業家をどのようにサポートし、デジタルインクルージョンスキルで女の子に力を与え、最近、女性が手工芸品ビジネスをオンラインにするのを支援する新しいスタートアップを立ち上げたテクノロジー支援における彼女の実績を共有しました。

インポスター症候群(自分の力で何かを達成し、周囲から高く評価されても、自分にはそのような能力はない、評価されるに値しないと自己を過小評価してしまう傾向のこと) について尋ねられたとき、Israaさんは言いました。

「人間として、私たちは自分自身と私たちの努力を過小評価しています。」
「自分だけを苦しめないでください。仕事・家族・あなたの欲求でバランスを取ってください。」

テクノロジーハブマネージャー、プログラムマネージャー、メンターであるNadiahさんは、彼女のキャリアパスとコミュニティの女性に力を与えることに専念している理由について話しました。

「その理由は、他の女性のために道を開くためです。そのため、私たちが経験したのと同じ課題を経験する必要はありません。」

また、パレスティナ女性エンジニアのAbeerさんが

「私の住んでいるガザ地区から、フィジカルに出るのは沢山の検問所などの大きな壁があり、本当に困難です。その中でインターネットはその壁がないので、非常に大きな機会であると嬉しく思っています。」

と仰っていたのは、とても印象的でした。

このオンラインイベントでも上がったパレスチナの女性の課題、回復力、テクノロジーに関しても、SVSの当日のSESSIONでもNadiahさん、パデコの町田さん、パレスチナトップVC Habibさんとも沢山議論ができればと思っています。

画像2

こちらのSESSIONは、SAMURAI VISION 2030にある、西岸/ガザの壁から出れない起業家/経営者、エンジニア(1.5万人)に絞っています。ここを支援することも我々の使命です。

 ①できないと思っている人に“機会”を提供する
 ②できないと思っている人の“環境”を変える
 ③できないと思っていた人が“夢”を実現する
 ④できるようになった人が“志”を継承していく

できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える

2021年8月27日、SAMURAI VISION SUMMITでお会いしましょう!

皆さんのお力添え、何卒、よろしくお願いします。

From Ken SAMURAI








この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
1974年名古屋生まれ。アクシブドットコム(現VOYAGE GROUP)等を経て、2008年サムライインキュベート設立。創業期スタートアップから投資・成長支援を行うVC事業で現在国内外のスタートアップ累計190社以上に支援。また大手企業の新規事業創出等イノベーション支援を行う。