「環境を変え、更生に導く”少年院の新しい教育の仕組み”とは?」
見出し画像

「環境を変え、更生に導く”少年院の新しい教育の仕組み”とは?」


10月22日開催のSAMURAI VISION SUMMITのSESSION 6を主題のタイトルで行います。法務省 矯正局少年矯正課 企画官 山本 宏一さん(元新潟少年院 院長)と私が登壇します。その山本さんとの出会いのきっかけと、このSESSIONにかける想いを纏めたいと思います。

「少年院」に対していつから関心を持つようになったのか?

SAMURAI VISION 2030の中の1つの解決したい課題のターゲットでもある育児、生誕の環境、過去の失敗、過ちが理由で夢を諦める人(7000万人)を何かの形で支援したいという想いが昔から強かったからというのが最初のきっかけです。

その中でも、若くして、少年達がどうして過ちをしてしまったのか、どんな少年達が入っているのか?入ることを防ぐことはできなかったのか?卒院後何か支援はできないか?と関心がいくようになりました。

ゴルゴ松本さんの少年院での「少年院で漢字を使った魂の授業」に感動しました。しかし、それもテレビ越しの世界でしかありません。より実態、その環境を感じて、彼らに対して背中を押せる何かをしたいと思い立ち、友人に、少年院を管轄する法務省の矯正局少年矯正課を紹介をして貰いました。そこで今回登壇いただく、山本さんと出会います。そこで何かしらの支援ができないかとお話しした所、「一度見学されませんか?」と山本さんよりご提案をいただき、新潟少年院に見学に行くことになりました。

その訪問の際に思った所感は以下の日経コラムでも記載させて頂きましたが、本当に普通に可愛らしい少年たちばかりでした。

訪問したのは少年院の多くを占める第一種少年院。職員からレクチャーを受けた後、院生の講義を受ける姿や作業する姿を見学した。視察が終わると、行く前とは印象が180度変わった。勝手に思い込んでいた薄暗いイメージはなく、施設も明るく清潔だった。職員の方々が院生へ向ける目は優しく、行動からも更生してほしいとの思いを感じた。最も気がかりだった院生の印象も、どこにでもいるごく普通の少年で、講義で学ぼうとする積極性はとても印象的だった。(記事引用)

新潟少年院訪問で感じた課題

この訪問の際に理解できた課題感は、

(1)現在、少年院に入る少年の家庭は、金銭的な貧困や愛情の不足が主な原因で、道を外してしまい入院する形が非常に多いこと。

(2)退所後の支援の難しさ。就職先を探す、引き取り手を見つける、復学先を見つけるなど。

(3)上記コラムでも書いていますが、入所中に教えられることは、陶芸・木工・溶接といった偏ったものであり、現在世に求められているもの(プログラマー、ユーチューバー、起業家など)とのGAPがあること。

(4)少年院に入ってしまったことで、人生が終わってしまったかのような認識、夢を諦めてしまっている少年達もいること。

そして、その後、夢を諦めるな!人生はまだこれからだ!ということが伝えたく、再度、新潟少年院を訪問をし、講演の機会を頂くことになりました。

その時の内容は、以下記事にまとめて頂いています。

講演のタイトルは

できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える
〜自分を変えるための37質問への回答〜

一方向的な講演でなく、講演前に起業、新しいことに挑戦することに関して事前に質問を貰い、そちらに回答して、会話を進める形にしました。

また、少年たちの立場や境遇に寄り添うことができないと思っていたので、友人の紹介で、少年院卒の起業家として成功している方にも一緒にご登壇頂き、少年の立場からも納得がいく環境をつくるよう努めました。

講演は2時間くらいだったでしょうか?あっと言う間でした。年末最後の講演でもあり、本当に楽しく、間違いなく自分の中で今までで一番手応えを感じた講演でした。当日の内容は以下記事をご覧ください。

少年院に在院する少年たちと、投資家である榊原氏、少年院に在院経験のある起業家の田中氏のセッションは、どのような形で進むのか想像もつかなかった。しかし、少年たちからの質問はどれも「出院後の自分の人生」を真正面からぶつけ、起業するかしないかではなく、どのように生きていくべきか。少年院にいる自分の過去から現在と、出院後の未来をどうつなげて更生自立していくか、という真剣なものばかりであった。そして、少年たちの質問に対して、同じく正面から言葉を紡いでいった榊原氏、田中氏の表情も真剣そのもので、ここが少年院であることを忘れさせるほどの熱量であった。(記事引用)

セッションの見どころは?

今回の8月27日に行うSAMURAI VISION SUMMITの法務省 矯正局少年矯正課 企画官 山本 宏一さん(元新潟少年院 院長)とのセッションでは、

”環境を変え、更生に導く”少年院の新しい教育の仕組み”とは?”

をテーマにセッションします。何をセッションしたいのか?何を聞いて貰いたいのか、事前打ち合わせの際に仰っていたことが4つあります。

(1)少年院に対する間違った認識の解消、および正確な理解をいただくこと

(2)山本さんが果敢に、上記の私が述べた4つの課題感に対して、新しく挑んでいる仕組みの話(※現時点では詳しくは言えませんが、当日山本さんの口からお話し頂ければと思っております。非常に少年を社会と結びつける素晴らしいであると感動しました)

(3)他SESSIONでご登壇頂く、国内外で活躍される支援家の皆さんともコラボレーションし新たな化学反応を起こすこと

(4)観覧頂く皆さんに、少年院の卒院生に対する機会の提供支援したいと感じていただくこと

SVS当日、こちらのSESSIONもお楽しみ頂ければ幸いです。

こちらのSESSIONは少年院にターゲットを絞っておりますが、育児、生誕の環境、過去の失敗、過ちが理由で夢を諦める人(7000万人)が日本には本当に沢山います。ここを支援することが我々の使命と強く日々思っています。

 ①できないと思っている人に“機会”を提供する
 ②できないと思っている人の“環境”を変える
 ③できないと思っていた人が“夢”を実現する
 ④できるようになった人が“志”を継承していく

できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える

2021年10月22日、SAMURAI VISION SUMMITでお会いしましょう!

皆さんのお力添え、何卒、よろしくお願いします。

From Ken SAMURAI


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
1974年名古屋生まれ。アクシブドットコム(現VOYAGE GROUP)等を経て、2008年サムライインキュベート設立。創業期スタートアップから投資・成長支援を行うVC事業で現在国内外のスタートアップ累計190社以上に支援。また大手企業の新規事業創出等イノベーション支援を行う。