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2021シティリーグ①候補デッキ大公開

 こんにちは!SAKAKIです。だいぶ時間が経ってしまいましたが、前回の投稿で公開しようと思っていたシティリーグ候補デッキの紹介をしたいと思います。それにしても寒い!手が悴んで、ミスタイプが多いかもしれませんがご容赦ください。

こちらが前回書いた、シティリーグ惨敗記録です。

1. クワガノンイオルブ

クワガノンイオルブデッキレシピ

 大阪でしたっけ?同じようなデッキがシティリーグ制したそうですね。私もこの組み合わせは強いと思います。主な例を挙げると、

① イオルブVmaxのエネルギー要求は少ないため、別のタイプと組み合わせやすい。
② 特性’かいこうせん’が技’パラライズボルト’の少ない打点を補ってくれる。
③ 互いに弱点の補強ができる

といった感じです。

 まず①についてですが、イオルブVmaxの技’キョダイウェーブ’の要求エネルギーは草無です。草エネルギーはネットボールから簡単にアクセスができるので、別のタイプのエネルギーを採用していても、比較的に技が使いやすいです。エネルギーが貼られていなくても、カプ・コケコPRの特性'せんじんのまい'+草エネ手貼りから簡単に技が使えるのも魅力です。

イオルブVmax

 次に②に関してですが、技'パラライズボルト'のダメージはたったの50で、ポケモンVmaxを倒すのに7ターン必要とします。そんなことをする方はあまりいないと思いますが、例えばHP120のズガドーンを倒すために3ターンも消費したら、相手が解決札を引いてくる可能性が高くなります。特性’かいこうせん’を2回使うことで、グッズロックをしながらズガドーンを倒すことができます。エレキパワーを使えばいいのでは?と思う方も多いかもしれませんが、エレキパワー4枚分の枠を自由に使うことができるだけでなく、特性を使って相手を倒すことによって、ノコッチやアーボックのような技のダメージを受けて気絶した時に発動する厄介な特性を封じることもできます。

アーボック いまわのもよう

ノコッチ さいごのひとほり

 最後に③についてですが、イオルブVmaxはクワガノンの苦手な闘タイプに対して非常に相性が良いです。環境に多く存在しているセキタンザンVmaxは草弱点であり、超弱点であるガラルネギガナイトVに対してもエネルギーが3つついていれば、技’キョダイウェーブ’の50+50x3ダメージ+特性’かいこうせん’のダメカン一個でちょうど210ダメージ出すことができるので、倒すことが可能です(ストーン闘を考慮した場合は別ですが)。また、イオルブVmaxが苦手とする炎タイプや鋼タイプのデッキはグッズを使うことが多いので、クワガノンをうまく使うことで、相手に何もさせず有利に試合を展開することができます。

 当日、なぜ採用しなかったのかというと、ザマゼンタVの突破方法が見つからなかったからです。イオルブVmaxの弱点として、エネルギーのついていない、デデンネGXやクロバットVなどの置物を一撃で倒してeasy winできないところにあります。ザマゼンタの事を考えると、エレキパワーの採用を考えたほうが良かったのかもしれません。

エレキパワー

 他の採用カードについてですが、以下に簡単にまとめます。

・フィオネ+アブソル+クワガノンV
⇒ 置物ポケモンをバトル場に固定し、こちらが有利な盤面を整える余裕を作るコンボ。マリィを組み合わせるとかなり強い。

・Tag teemサポート多め
⇒ 多めの特殊エネルギーとPRスタジアムを多めに採用しているので、グズマ&ハラが非常に使いやすい。

・ポケモンいれかえ とりつかい
⇒ イオルブVmaxの特性’かいこうせん’により、入れ替え系=ダメージ調整カードとなる。

・エネポーター ワンダーラビリンスPR
⇒ イオルブVmaxの技’キョダイウェーブ’のダメージを50追加する。カプ・コケコPRの特性’せんじんのまい’を使うことで、こちら側はワンダーラビリンス存在下でも技が打ちやすくなる。

2. 悪マンダ

悪マンダデッキリスト

 それなりにセキタンザンVmaxの数が多いであろうということで、弱点である雷タイプのデッキが少ないことに加えて、闘タイプの技に抵抗力を持っているという点で魅力的に思いました。システムとしてはジラーチ回収ネットを採用し、クロバットV2枚採用でさらに安定感を高めています。しかし、山札圧縮がなかなか進まないという欠点があるので、博士の研究やグズマ&ハラ等の手札をトラッシュする効果を持つカードの枚数を増やした方が良いといまさらながら感じています。

 ボーマンダVmaxデッキは、ボーマンダV・Vmaxの要求エネルギーが無色のみであるため、数多くのデッキタイプが存在しています。そんな中、なぜ悪タイプを選択したのかというと、単にパックから引き当ててたイベルタルGX(SR)を使いたかった、ただそれだけでした。以前よりボーマンダVmaxの技'ツインソニック'で40ダメージを与えておいて、イベルタルGXの技'デスカウントGX'で気絶させるコンボは有名でしたが、ネズを採用することで簡単にこのコンボを決めることができ、非常に強いと感じています。

イベルタルGX

 他の採用カードについてですが、フィオネとアブソルとボーマンダVmaxの相性は非常に良いと感じました。フィオネの特性'ひきよせのうず'でベンチポケモンを呼び出し、アブソルの特性’あくのはき’で逃げにくい状態を作り、ベンチのポケモンのHPをチマチマ削ることができます。こうすることによって、相手のシステムの崩壊や、圏内まポケモンVmaxのHPを削り、技’ダイウイング’で一撃で倒すことが狙えます。
 また、ネズで安定して特殊エネルギーのサーチができるようにしていることもあり、悪タイプのわき役として、先述したイベルタルGX、アブソルのほかにニューラ-マニューラのラインを入れています。これが、前回の記事で書いた三神対策になっています。ニューラの技’こっそりこわす’で’オルタージェネシスGX’のテンポを遅らせたり、特性を持つポケモンが多くベンチに並ぶことが予想されているので、マニューラの技'あくのいましめ'で大体のポケモンを一撃で倒すことができます。

マニューラ(あくのいましめ)

ニューラ こっそりこわす

3. ガラルヒヒダルマ

ヒヒダルマ

 ジラーチ回収ネットシステムを採用し、博士の研究等のサポートを使ってぶん回すデッキになっています。まだまだ、安定性を高めることができると思っていますが、完成度が100%に満たない今の状態でも物凄いパワーを感じました。特に終盤のモスノウ+ルリナはめちゃくちゃ強いです。実際に鋼デッキに一度も当たらなかったことを踏まえると、このデッキでガンガン攻めて気持ち良くなった方が予選突破できたかもしれません。

4. ムゲンダイナ

 HDムゲンダイナは次のシティリーグで使う可能性があるので伏せさせてください。代わりに所謂”ドガスダイナ”を組んだのでそちらの紹介をします。

ドガスダイナ

 いろいろなデッキレシピが出回っていますが、ほとんど似通ったものに思えます。しかし、私が考えたデッキは博士の研究が非採用であり、特性'ほりさげる'のヤミラミを活かす形で構築しています。このデッキを作って、ヤミラミの偉大さがいろいろと分かりました。その強さは以下の2つになります。

ヤミラミ ほりさげる

I. 特性'ほりさげる'はマリィ等のカードと好相性
 この特性の良さはデッキ圧縮ができるだけではありません。例えば、ムゲンダイナデッキに良く採用されるスーパーボールのような上からn枚見てサーチするタイプのカードと非常に相性が良いです。対戦するうえで、まさにこのタイミングでこれが欲しいということが良くあると思いますが、特性'ほりさげる'を使うことで山札の上からn+1枚見ることができます。この差は意外と大きく、特性の有無によって安定感が全然違います。これはデッキからまぁまぁカードを引くことができるマリィやクロバットVの特性'ナイトアセット'の使用前にも効果的に働きます。本デッキでは、特性'かがくへんかガス'のミラー対面になった時の対策として、ポケギア3.0を採用していますが、結果的に'ほりさげる'と良い相乗効果を発揮しました。

ポケギア30

スーパーボール

II. 技'かなしばり'が効果的に働く
 ザシアンVなどのように技を一つしか持たないポケモンが良く見られます。この技'かなしばり'はそのようなポケモン達の行動を阻害し、相手の動きが止まっているうちに、こちらの盤面を整える余裕を与える効果を持っています。複数技を持っていたとしても、'オルタージェネシスGX'を使えなくさせ、相手のサイドプランを狂わせたり、セキタンザンVmaxの技'ふんかだん'を封じることで、相手のエネルギーテンポを遅らせることもできます。

アルセウス&ディアルガ&パルキア

セキタンザンVmax

 次にこのデッキの回し方について説明します。基本的に先攻が良いです。先攻の場合は、普通のムゲンダイナデッキとそこまで変わりません。ムゲンダイナで力押しできるのならそのまま殴り続け、相手の行動阻害を場合はガラルマタドガスをバトル場に出してマリィを使うなど、臨機応変に立ち回りましょう。後攻の場合は、番の終わりにドガースが技'かくせい'を使って、ガラルマタドガスに進化したいです。そこに至るまでに、マリィ+'ナイトアセット'で相手の手札を減らしながら、自分の盤面を整えることが必要になってきます。プラスしてあとだしハンマーが使えたらラッキーです。それなりにこのムーブが取りやすい構築になっていると思いますが、無理せずとも、ムゲンダイナを並べて、'パワーアクセル'でエネルギー加速をするのも十分強い動きです。ヤミラミで専攻2ターン目オルタージェネシス封じも良いかもしれません。

 あと、マリィを使うタイミングですが、相手の手札が事故っている時は使わないようにしましょう。最低限の動きが保証されているのネズを使ってこちらの盤面を整えていきましょう。ボスの指令も3枚採用されているので、相手ベンチの危険な芽は速やかに摘み取ることも大事です。

 最後に、このデッキは公開したかについてですが、おそらくシティリーグで使用しないのと、特性’ほりさげる’が雑に使われているのではないかという警鐘を鳴らしたい、という2つの理由で記事にしました。シティリーグに使用しない理由ですが、特性ロックによってデデンネGXやクロバットVが相手のベンチに並ばないことによって、easy winが狙えないと思ったからです。マリィ+’ナイトアセット’で相手の手札を減らし、自分の手札を増やすことができるこのコンボが、ムゲンダイナデッキの強みだと思っていて、相手が手札補充のためにデデンネGXやクロバットVなどのえさをたくさん出してくれることによって、突破の難しい相手との戦いに活路を見いだせると思っています。なんか無人ダイナって流行っていましたけど、小ズガ相手なら混沌のうねりで十分事足りると思っています。もう一つの理由である’ほりさげる’に関してですが、結構自分の番の終わりに’ほりさげる’人が多いように思います。マリィやスーパーボール等のカード使用前の方が強い効果を発揮することが多いと思っているので、もう少し考えて使ったほうが良いと思います。まぁ、このヤミラミはレギュレーションマークBのカードなので、スタンダードレギュレーションで使用できる日数は限られていますが、今後同じようなテキストのポケモンが出てくる可能性もあるので、この警鐘を皆さんの心に留めてくれたら幸いです。


5. アルセウスPRバレット

アルセウスPRバレットープロトタイプ

 再考の余地ありあり。今回は伏せますが、大改造したことでかなりいい感じのデッキが仕上がってきました。

6. おわりに

 シャイニースターVやフシギバナやカメックスのスタートデッキ発売のおかげで、汎用性の高いカードが沢山手に入り、数多くのデッキ構築ができるようになりました。ポケカが益々楽しくなってきましたね。1月のシティリーグに出る予定なので、それまでに最高のデッキを組み上げたいです。記事の中で次何デッキを使おうか匂わせている部分もありますが、それらに加えて、カメックスVmaxやフシギバナVmaxを主体としたデッキを握ることも想定しています。1年ぶりにモクナシ握るのも悪くない。使いたいデッキであふれて困っていますが、今回は締め切り前に慌てないようにしたいです。

 話変わりますが、ここ最近、"とーしんのまったり実況チャンネル"が活発になっています。動画内容は主にPTCGOの対戦ですが、何を考えて動いたのかという解説を交えながら、トッププレイヤーが様々なデッキを操るところを見ることができます。第一の感想が”この動画見れば、練習いらなくね?”ということで、皆さんにお勧めします。

 最後に、お年玉頂けたら嬉しいです。モチベーションに繋がります。

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