間が差し魔が刺す

気づけばネパールから東京にきて、5ヶ月が経った。

いまの僕は大学時代の友人が代表を務める会社でこれまた大学時代の友達たちと事業をしている。

いわゆる社内ベンチャーってやつだ。休みはない。

週7日、平日は10-22で働き休日も朝から夜まで働く。

休日にダラダラして夕方になって「あーせっかくの休みの日を無駄にしてしまった」とゴロゴロしながら携帯をいじるのがいまの僕の小さな夢だ。

ただ、休息が欲しいというわけではない。サラリーマン時代に土日があるからこそ平日の辛さが増すんだなということは身をもって感じた。

土日はカメラマンとして都内を回りながら撮影をする。男女問わず大学生から60歳のおじちゃんおばちゃんまでがお客さんだ。

21歳の大学生を見れば「僕にはやりたいことがあるんすよ!」「女とめちゃくちゃ遊びたいっすね!」という若さを見ると少し心の距離が開く自分が嫌になる。

マッチングアプリをやっている人を撮るのがメインなので30半ばの婚活男子も数百人撮影した。

「なんか違うんすよね〜」のなにかが分からないままこの人たちは今まで生きてきたのかなと思う。

そんな姿を見ていると25歳の自分も「余りたくねえな」と内心で焦る時もある。

僕は25歳ながら4人のおじである。

姉は双子、兄は2人の子どもがいる。

ネパールに行ってる時はもちろんのこと、恥ずかしながら野村證券時代もカードローンで借金をしていた僕は甥っ子姪っ子たちにお年玉をあげれたことがこの3年で1度しかない。

せっかく入ったボーナスは渋谷のハチ公前でじゃんけん大会をして買った人に100万円を手渡しで渡した。

前澤さんは僕のパクリだと思っている。

なんて不甲斐ない男だ。

挑戦だの海外だの起業だので周りの家族や友達にたくさんの迷惑と心配をかけてきた。おそらくいまでも状況はそんな変わっていない。

母から送られてくる甥っ子姪っ子たちの動画を見て「子どもの成長ってはやいなぁ〜俺も成長できてんのかな」なんて思う夜もある。

あと4ヶ月で26歳になる。

まだまだこれからじゃん!と先輩方は言ってくれると思う。ただいまの大学生に僕が「人生まだまだこれからやん!がんばりや!」と言ったところで説得力がないほど、若者は目の前のことしか見れない。無論、僕もその1人だと思う。

カッコイイ30歳になるために今は1日1日を過ごしている。

正直いまやっている事業が好きかどうかを聞かれると曖昧になってしまうかもしれないが、メンバーはすごく好きだ。

このメンバーでやっているなら俺もその一助になりたいし、何なら俺が道を切り開いていきたいとさえ思っている。

よく「その事業はどうなのよ」と言われることも多いが、仕事というよりは人でいまの場所を選んでいる。

「何をするか」よりも「誰とするか」の方が僕の人生で優先すべき順位が非常に高い。

目の前の人をガッカリさせたくないし、学生時代からの友人とこう社会人として毎日事業を育てるの悪くない。

「文化祭の延長線上」といえば怒られるかもしれないが、結局人生はゲームで「これやったらどうやろ?」「これはどうや!」の繰り返しだ。

最近、東京に住んでて良かったのかなと思うことがある。

選べる選択肢があるってことは一概には幸せとはいえないからだ。選べる不自由もある。

限定された方が楽しい時もあるし、やることも明確になり最大限コミットできる。

そんな表裏もあると思う。

でも答え合わせはきっとまだ先で、親にも甥っ子姪っ子、姉と兄にも認めてもらうのはまだ先の話になるかもしれない。

ただ戦い続けたい。

体調を崩しても、逃げてると言われても自分からは逃げず、どんな偉い人に罵倒されようとも良く思われなかろうとも僕は僕の人生に誰よりも向き合いたい。

俺には俺がついている。


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土岐誠(株)ラストパートナー

もし1億円稼げるようになったらコンビニで100円のおにぎりじゃなくて200円のおにぎりが買いたい

ボクもすきです
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野村證券→ネパールで海外起業→事業撤退→都内で社内ベンチャー新規事業→(株)ラストパートナー/26歳挑戦者。教科書に名前を残すことが夢です。