【海外ボランティアのメリット・デメリット】

ネパールに移住して8ヶ月セカイです。

飲食店を起業してアパレルやって人材紹介やって日本語学校の先生して

文面だけ充実してるマンです。

こんなやついっぱいおる。


さて、本日は「海外ボランティアについて」

ネパールとはアジア最貧国と謳われるほど貧困とは密接な国なのですが

それに比例して海外ボランテイアが多くきております。

あるでしょ?日本の大学の団体からきました!みたいな。

そんな子が年に2回くるのが定例化しています。

うん、あるある。

主には”孤児院を訪問して何か新しいアクションを起こす”

なのですがネパールには「ビジネス孤児院」というところも多くあります。

海外諸国からの莫大な寄付金で成り立っているところですね。

訪問者にベッドが用意されているかどうかで僕ははかります。

そして結論から言うと「ここには行っても意味がない」んですね。


「あー良かった、子どもたちと遊んで子どもたちが笑顔になって」

とそこにはよく考えてみれば「自己満しか残らない」んですね。

子どもたちが求めていることはズバリ

「持続可能な活動です」

こういう貧困の地域で一番求められることはひとえに「雇用」なんです。

子ども時代よりも様々なことを考えられるようになって

感受性が磨かれてくる20代の仕事がないんですね。

あってもそこには肉体労働の安月給の仕事が多い。

ではここで「持続可能な貧困支援活動の一例」をあげます。

25歳の男性、まことくんとれいくんはネパールで飲食店を起業しました。

そこの月純利益の10%を孤児院に寄付することに決めました。

そこの孤児院はトタン屋根で1つのベッドに3.4人が寝るという

とても快適な孤児院とは程遠い場所です。

「よし!毎月の純利益の10%。これで持続可能な支援活動ができる!」

しかし、ここでまことくんとれいくんは気づきます。

「この子たちが学校を卒業して働き出すとき、就職先がないので根本的な解決になってないのではないか?」と考えます。

ここで話が繋がります。

れいくんは飲食店を経営しながら服を作っています。

きっとこれから日本で有名なアパレルブランドになるでしょう。

アパレルの自社工場をネパールで作ってそこに孤児院の子どもたちを雇用して

高給を与えて「孤児革命」を起こそうと。

先天的に恵まれてない子どもたちの後天的なエネルギーは承知の通り。

10年後、自分たちの事業が大きくなってきたときに誰と働きたいのか。

先のビジョンまでを見据えてしっかり考えてみると

「このアイデアは根本解決になるな〜」とミルクボーイばりに思いました。

なのでここを目指していまれいくんは服作りを頑張っています。

きっとまことくんの相方なのでそこまでいってくれるでしょう。

まことくんはかたや人材紹介の仕事を頑張っています。

日本で働いて先進国の文化や考え方、生活スタイルは

きっと今後のネパールでの生活にいい影響をもたらします。

なので日本で働きたい人には

「日本に行く道もあるよ」とまことくんが教えます。

これが僕たちの考える「本当の持続可能な支援活動」です。

そりゃ大学生の子たちにこれをいったところで

「いや、興味があったからきただけなんで」と言われればぐうの音も出ません。

なので「ボランティア」と「支援活動」とは近い意味で使われる場面が多いと思いますが僕はしっかりとここを分けるべきだと思います。

しかしボランティアに批判を送るつもりはなくて、

「思っても行動してない人より何百倍もイイ」んですね。

なのでボランティアに腰を上げた人たちに

「ここまで考えればどうでしょうか?」というテーマを投げてみました。

キャッチするかどうかはあなたの心次第です。



もし1億円稼げるようになったらコンビニで100円のおにぎりじゃなくて200円のおにぎりが買いたい