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おいしいものは手間がかかります

GWもあと3日ですか。うちの店は高速道路のインターチェンジが近いということもあり、県外のお客様の来店頻度が高いのです。ドアツードアというわけです。コロナの影響で業態を変えざるを得ない方もいらっしゃると思いますが、うちの場合は、4つのチャンネルがありまして、飲食店向けの業務用卸、ネット通販、店舗販売、レストラン。このうち、業務用卸とレストランは半休状態、ネット通販と店舗販売は年末年始並みの忙しさ。チャンネルが4つあってよかったというのが正直なところですが、4つのチャンネルのうち、一番手間がかかるのはどれだと思いますか?

お分かりですよね、はい、ネット通販です。店頭でひとつの商品を販売するのにかかる時間は、せいぜい5分程度ですが、ネット通販は20分程度はかかってしまいます。包装だけではなく梱包もありますからね。その他にも受注したあとのメールでのやり取り、決済方法、宅配会社への受け渡しなどなど、書き始めたら延々と長くなるので割愛しますが、そのなかでも、お客様には好評、スタッフからは不評の近江牛懐石というめちゃくちゃ手間がかかる商品がありまして。

なんでこんなに手間のかかる商品を作ったのかとスタッフにもぶーぶー言われるのですが、こういうの貰うとうれしいじゃないですか。特別感があって。僕なんか単純なので理由なんてないんです。パッと閃いてババっとやっちゃう。周りからすれば迷惑な話ですが、手間暇かけなきゃおいしいものなんて作れないし、お客様にも響かないと思うんですよね。

幸い、あまり売れてないのでスタッフは安心してたと思うのですが、いま発売中の週刊文春GW特別号に掲載されたおかげで、この2日間で昨年発送した近江牛懐石と同じくらい売れてしまって、、あ、しまって、なんて言ったらご購入くださったみなさんに失礼ですよね。スタッフには任せず、すべて僕がカットして作りますので、見栄えも味もかなり自信があります。


仲良くさせていただいている春風亭小朝師匠が先頃、紫綬褒章を受章されました。お花はたくさん届いていると思うので、近江牛懐石のスペシャルバージョンを送らせていただいたのですが、お喜びいただいたようでよかったです。直接お祝したいのですが、こんな状況ですしね。終息したらパーっと行きましょうね。

ありがとうございます!