海外小説を端から読んでみる
私の本棚には海外小説がいろいろとあるが、実際に読まれたものは一部だけで、多くの本はいやゆる積読だったりお飾りのようだったりする。
学生時代に外国文学を囓っていた関係で買った本、面白そうだと思って買った本、話題なっていた本、格好つけて買った本など集めた理由は様々だが、読もう読もうと思っているうちに気がつけば何年も経った。
そしてその間にも本は増え続け、「ああ、読んでいない」という後ろめたさも積み重なっていった。
このままだと読まない本に侵食されるだけでなく、「外国の小説もたくさんもってるワタシ」としてわかったふりして調子こきながら生きていってしまいそうなので、この辺でしょうもない鼻をへし折っておきたい。
棚にある外国の小説を片っ端から読む。内容が理解できない、面白さがわからない、そんなこともあるだろうし、「わからない!!」と潔く認めたいところだが、器の小ささに定評のある私なので、格好つけて「ここがこうで面白いんだよね、ふふん」とか言いそうだ。ちなみに最終的な目標は『失われた時を求めて』とか『ユリシーズ』の読破だが、その時点ですでにきな臭い。
でもとりあえず、やってみる。どこまで続けるかはその後考えよう。
なかなか読み進められないかもしれないし、飽きてしまうかもしれないし、面倒くさくなるかもしれないし、その全部かもしれない。
その時はなんとなくやめよう。そのくらいの気軽さで。